声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

お国訛り

2013-05-23 06:42:12 | ナレーション ボイストレーニング
自宅にいると、よく保険の勧誘の電話がかかってきます。

ずいぶん前になりますが、

今でも印象に残っているのが

あのアヒルで有名な保険会社のオペレーターさんからの電話です。


言葉に特徴があったので

「あの、どちらから、お架けですか?」

と訊いてみました。

「本社は東京ですがぁ、こちらは青森ぃですぅ」

「あっ、それで少し訛りがあるんですね」

「あ~っ、はははっはっ(爆笑する声)」

なんと明るいオペレーターさんでしょう。

大手企業の中には、地方でコールセンターを持っているところもあるのですね。

地元採用で地域の雇用促進にも一役買っているようです。

お国訛りには独特の温かみがありますね。
私は、好感を持ちました。

ただ、訛りが強すぎると誤解される事もあるようです。

先だっても、ある受講生から

「お客さんから、タメ口で話さないでください、と言われたが、自分の訛りのせいではないか」

という相談を受けました。

その相談者の言葉には確かに独特のイントネーションがありました。
でも、言葉遣い自体はとても丁寧な敬語だったのです。

この誤解は、

タメ口→普段使いの言葉(方言)

という発想から生まれているものなのかもしれません。

もう一つ、相談者の話し方がタメ口だと誤解される原因に、やや早口で話していた事が考えられます。

ゆっくり目に話すことを心掛けると、より温かな、お国訛り独特のニュアンスが伝わりやすくなりますね。


清水由美 

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