雨音で目覚めたのが6:00…
カーテンを開けると一面が霧だった。
こんな日は、術跡が引き攣り、圧迫骨折の古傷がズキズキ痛む。
とは言え、寝ているわけにはいかない…
夫は今週初めに体調を崩してダウン、
M嬢の散歩と世話は私が一手に引き受けざるを得ない。
14日の邦楽協会定演のナレーション原稿を下読みしたり、
企業研修の資料作成をしたり、
やる事は山ほどあるのに、
2階から大音量で聞こえてくるTVの音がじゃまして集中できない。
夫の難聴は家系らしく、
この頃は一段と聞こえが悪くなっているようだ。
その度に大きな音が苦手な私は、この家の構造上の欠陥を思い知ることになる…
もともと別荘だから、部屋数が少ない。
おまけに1階から2階への階段は吹き抜けで
ドアがなく上下の音が筒抜けだ。
1階に増築した離れに行けば2階の音は聞こえないはずだが、Wi-Fiが不安定でネットは使えない。
深夜になって辺りが静かになると、
読書でもしようと思った途端に
夫のいる2階から聞こえてくる動画の妙な加工音声が気になって仕方がない…
しかも木造なので、よく響く。
体調を崩している人にうるさいとも言えず…
この騒音が、私のストレスを増大させている。
そのせいだろうか…
この頃、ネガティヴな思考に陥りやすい。
環境や天気に影響を受けるのは当然だが…
今日のような霧の日は世間から孤立している自分を強く感じる。
コロナ禍以降、
出不精に拍車がかかった…
会議はリモートが定着しているし、仕事以外は他人と会わない生活が普通になった。
ラクではあるが、
やっぱりコレではいけないのではなかろうか?
そう思ってシャンソンコンクールにも挑戦してみたが、
やはり自分には異次元の世界だと思った…
のめり込むほど1つの事に集中できる人が羨ましい…
私の場合、何事に対しても諦めるのが早い…
ダメだと思ったら、もうそれ以上は進む努力をしない。
もっと若い頃に気がついていれば、
別の生き方があったのかもしれないが、
今さら遅い。
ちなみに今の仕事にも、しがみついているワケではない。
その証拠に時々、
「年齢不問」「仕事」で検索して世の中のシニア転職のニーズを探っている…
転職サイトのindeedにも登録している。
しかし、私の経歴にピッタリだといって来るのは《介護》《保育》《警備》だけだ。
残念ながら、どれも腰痛持ちの私にはムリだ。
(-。-;
なぜゆえに、こんな体力が必要な仕事しかないのだろうか?
私には、若者がハード過ぎて嫌がる仕事を中高年に押し付けているようにしか思えない!
ヒガミっぽい私には、そう思えて仕方ないのだ。
そんなわけで
現状では、今の仕事を続けるしかない。
とは言え、
いつまでも続けられるワケはない。
引き際は常に考えている。
そのタイミングだが、
名指しでの仕事依頼がなくなった時が引き際だと思っている。
いくらマイペースの私でも、
《老害の人》とは、言われたくはない。