松田直樹くん

今日で松田直樹くんが亡くなって二年…。

彼と初めて会ったのは、
前橋育英高時代にU17に選ばれた直後、県広報番組の取材で、３時間近く話をしました。

当時、活躍中だった井原選手に憧れて、ずっと横浜マリノスに入りたい
と言っていたこと・・・プロサッカー選手になることを目を輝かせながら
話していましたっけ。

１７歳だった当時の彼は、とてもおとなしくて恥ずかしがり屋で、
私のインタビューに一生懸命言葉を選びながら答えてくれました。

二回目に会ったのは敷島サッカー場(現・正田スタジアム)で、プロサッカーチームが
親善試合をするのを育成高校サッカー部の一員として観戦しに来ていた時。

松田君は私を見つけると笑顔で近づいて来て
「この前はどうも・・」と挨拶をしてくれました。

そして私と一緒にいた当時小学１年の次男を見て、

「この子っすか？」

と訊いたのを今でも鮮明に覚えています。

インタビュー時に、「うちの子にもサッカーやらせたいのよね。」
と雑談の中で私が言っていたのを覚えてくれていたんです。

１８０ｃｍある松田君が、当時まだ小さかった１００ｃｍくらいの次男を上から見下ろし、
次男が長身の彼を、頭を後ろに反らせるような姿勢で
見上げていた光景が浮かんできます。


直樹くん、今あなたは天国で何をしていますか？

そろそろ、生まれ変わりの準備をしなくては…ね。

楽しみにしていますよ、また逢える日を…。




清水由美