声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

4日前にも電話で話した…

2023-07-21 01:40:00 | Diary
郷里の従妹と話したのは17日

「Yの初盆には帰るからね」と言うと

「会えるのを楽しみにしてるよ!」
と声が弾んでいた。


あれから3日しか経っていない昨日、
着信に気づいたのは、出張帰りの電車内だった…

不吉な予感がした…


報せてくれた親戚とも前日に電話で長話をしたばかりだった。

新幹線ホームで、思わず絶句した私を
前に並んでいた女性客が驚いて振り返った…


それほど突然だった。

従妹が急死したという報せだった。

昨年末に、彼女の次兄Yが突然亡くなり、
様々な手続きを終えて、
「ようやく一段落ついた」と話していたのが17日の電話だった。

「旅行にでも行こうかな」と話していた矢先だった。


従妹は、関西のパティシエの学校を卒業して、
郷里に帰ってから両親と次兄と暮らしていた。

三人兄妹の末っ子で、親の介護を終えて両親を看取り、

ようやく自分のやりたかった洋菓子の受注販売したり、
地域のお菓子作り教室で講師をするなどで、少しずつ顧客を増やしていた。

甘味を抑えたボリュームタップリのシュークリームが特に好評で、

甘い物が苦手な我が夫でさえ、

「あのシュークリームだけは食べられるんだよ」
と言っていたほどだ。

そんな菓子作りが得意な従妹だったが、

昨年末に次兄が亡くなってからと言うもの、
心労や体調不良から、
半年間、洋菓子作りの仕事を休んでいた。

4日前に電話した時も
「これからの生き方を考えてみる」

と話していたが、
声が明るかっただけに、それほど衰弱しているとは思いもよらなかった。

「ちゃんと食べなきゃダメだよ」

私は何度もそう言ったが、
心配していた事が現実になった…


私と妹、そして伯母の子供である従兄妹たちは、
子供の頃から祖母のもとで兄弟姉妹同然に育てられた。
夏休みの宿題も、セミ取りもいつも一緒だった。

特に私より4つ年下の従妹は、
上が兄2人だった事もあって、
小さい頃から、いつも私と妹の後を着いてきた。


昨年9月の甥っ子の結婚式には次兄と一緒に来てくれて、
遅れて到着した私と夫に、会場出口で行きあって
「またね!」と元気に笑顔で手を振って別れた。

あの時の満面の笑顔と明るい声が忘れられない。

あの兄妹2人が、この7ヶ月の間に亡くなった…


この現実をどう受け止めればいいのか…
混乱している。







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