一昨日のこと、
いつものように窓辺で寝ているHalの目を盗むかのように
庭に面したウッドデッキの上を、
小さな仔猫が、恐る恐る歩いていた。
体調わずか15cmほどの痩せた生後1、2ヵ月くらいだろうか…
床下の住猫“シン・ユキちゃん”とそっくりのキジ猫だ。
どうやら、
シン・ユキちゃんが産んだらしい…。
父猫はタカハシさんちに入り浸っているシロクロちゃんか?
自然環境の厳しい、
我が家の周辺で見かける猫といえば、
シロクロちゃんとシン・ユキちゃんくらいだ。
そういえば、
最近のシン・ユキちゃんは、
1日に何度も来て、玄関の前でミャーミャー鳴いて餌の催促をする。
近づくとシャーッと私を威嚇し、
たまに引っ掻くくせに、
餌をねだる時だけ甘えた声を出してくる…。
先代のユキちゃんが交通事故で死んでから、1匹で生きてきたシン・ユキちゃんは警戒心が強く、
先代のユキちゃんのように懐いてくれない。
小さなキジ猫だったユキちゃんが産んだのは、
このシン・ユキちゃん1匹だったのか、
それとも産んだものの育たずに死んでしまったのか…
トンビやカラスに拐われてしまったのか、
理由はわからない。
なぜか、
我が家の床下には代々、猫が1、2匹ずつ棲みついているらしく、
今は二代目のシン・ユキちゃんと、
夏の終わりに生まれたらしい仔猫がいる。
この仔猫を
私は、“こゆきちゃん”と名付けた…
こゆきちゃんを初めて見つけたのは、先週の日曜日だが、
ここ数日、外に出て来て我が家の周辺を歩き回っているようだ。
夫は見かけたら写真を撮っておいて欲しいと言っていたが、
こゆきちゃんは私の姿を見ると、素早く逃げる。
この前は、ベランダの奥から下の空き地に飛び降りるのを見たが、
万が一、道に出て交通事故にでも遭ったら大変だ。
まだ母猫のお乳を飲んでいるのだろうか?
昨夜も、母猫のシン・ユキちゃんがどこかへ出かけていたのだろうか?
夜通し床下からミーミーという鳴き声が聞こえていた。
Halの散歩の時は、
「Halちゃんが出るよ〜!」
と、床下の住猫に大声で言ってから玄関を開ける。
Halに出会わせないように気をつけながら、
今は、そっと見守ってやるしかない。
無事に育ってくれれば良いが…