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昨夕の空を見ながら
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(いったい何が起こったのだろう…)
と恐怖に似た感情が湧き起こった。
コレは自然の現象なのか?
それとも、
午前中に戦闘機が上空を飛んでいたが、そのせいだろうか?
知識の乏しいアタマであれこれ考える。
世の中が平穏なら違う見方をするのだろうが、
現状のように世の中が不穏だと自然現象も不気味に思えてくる。
かつて盛んに使われていた《安心安全》のフレーズは、私の中では、もうとっくに過去のものになった。(~_~;)
上空から身を守るには、
地下に潜る事だと言うが地下鉄のない田舎ではムリだ。
露大統領がポセイドンを使ったら500mの津波が来るらしい。
南海トラフを想定した高所避難だって役に立たないだろう…
逃げ場はないのだ。
その昔、
私がまだ小学生だった頃、隕石が地球に衝突するかもしれない…という騒ぎがあった。
その時の母の言葉が忘れられない。
「ジタバタしても仕方ないよ、みんな一瞬で死ぬんだから」
世の中には自分の力ではどうにもできない事がある、
どうなるかわからない事を考えたって仕方がない…
そんな事を母から教えられた。
いわゆる、ケセラセラだ。
昨夜、オンラインで様々なフリーランスの生き方を取り上げる出版社主催のセミナーに参加したが、
夕方の雲に《世界の終わり》感を抱いて不安になっていた自分が
前向きで充実した生き方を実践している人の話を聞いて、
少しだけ前向きな気分になれた。
趣味でも遊びでもささやかな愉しみを見つけて日々、生きていければいいのだ。
私も健康でいる時間をなるべく長く維持できるよう気をつけたい…
最期のその日まで。
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北原白秋「邪宗門」より、十月の顔