これまで随分と損をしてきたなぁ…と思う。
この歳になってようやく気がついた時は、もう遅かった。
(^_^;)
代講のオンライン研修の仕事を受けておきながら、
私を推薦してくれた先輩講師に
「自信ないんですよね」と、
漏らした一言で仕事が無くなった。
代講という性格上、先輩講師に気を遣ったつもりで言ったのだが、
それがどうやら上に伝わって、打合せを済ませた後になってから他の講師に変更された。
別にやりたい仕事ではなかったが、1週間前のドタキャンは痛かった。
苦い経験だった…
(~_~;)
だが、よくよく考えると原因は自分にある。
私はこれまで自分を売り込むことをしなかった。
官公庁の仕事では過去にどれだけの仕事をやったかを書いて提出させられる事があるが、
公表できるものとできないものがある。
民間企業については、公表できない事が多い。
講師の守秘義務に関わってくるからだ。
20年もやっていれば、
住宅、車、保険、運送、IT、医療介護関係、冠婚葬祭業、教育業界、製造業、観光業…
ほぼ全業種のマナーやコミュニケーション研修を担当してきたが、
自分の得意分野は何かと訊かれて胸を張って言えるものは、
《講師自身の失敗経験を活かした肩の凝らないセミナー》という事ぐらいか。
とは言え、目まぐるしく変わっていく昨今において、
コミュニケーションの仕方は常にフレキシブルな対応が求められる。
そのため、過去に使った資料なんて役に立たないし、
同じ受講者だって時が変われば、内容も変えていくのが当たり前、
常に新しいネタを仕入れておかねばならない。
このブログに記している失敗談も実は仕事のネタである。
仕事に対する真摯な姿勢だけは貫きたいが、
代講を受けていながらドタキャンされたように、
時として、私のようなタイプの日本人は、この時代には生きづらい…。
(−_−;)
思えば、
幼少期から明治生まれの祖母に
「能ある鷹は爪を隠す」
「武士は食わねど高楊枝」
「謙遜は美徳」
と叩き込まれて育った。
そのせいか他人から褒められても、
(コレはお世辞だ)
(褒め癖がある人だな)
と思って素直に喜べない…。
ずっと、そう思って生きてきた。
だから当然、自己肯定感は低くなる。
自己PRが苦手なのも、そのせいだ。
長男は今勤めているIT企業の面接試験を受けたとき、
「オレ、自己PRができなかったんだよなぁ」
とボヤいていたが、それは間違いなく私のせいだ。
そろそろ変わらなきゃなぁ…
たまには自分を誉めてやろう。
昨日のブログに、クライアントから言われて嬉しかった事を久々に書いた。
(読んで不快になった人はいないだろうか…
自慢話に思えたとしたらイヤだなぁ)
書きながら、そう思ったが
素直に嬉しかったし、
(もしクライアントが読んでくれたら嬉しいなぁ…)
と言う思いもあった。
素直に喜ぶ気持ちも持っていたいと思った。
そして、
(別に炎上したっていいではないか。
炎上するほどSNSのフォロワーもいないし…)
と思ってFacebookにもLINKした。
(どうせ、みんな読まないし…)
そう思いつつ…
今日は、とりあえず自分へのご褒美のアップルパイを食べよう。