DVDでは、初公開時より51分・60カットが追加されているらしいのですが…
どの辺りなのか、映画館で観ていない私にはよくわかりません。(^^;;
実は長男が、川崎駅前のシネコンで映写技師のアルバイトをしていた頃、
夫が、ニューシネマパラダイスだなぁ…と言ってからかっていた事を思い出します。
その折に、
「好きな映画が観られていいね~、ピッタシのバイトじゃないの」
と言うと、
「いや、独りで全ての操作をやるし、何度も同じ映画を観るんで退屈だよ」
と言っていた事がありましたが、
この映画の中でも、
映写技師のアルフレードが同じ事を言っている場面がありまして…
思わず、笑ってしまいました。(^^;;
主人公トトは、少年期、青年期、中年期と3人の俳優が演じていますが
子役のサルバトーレ君は最高の演技ですね!
「禁じられた遊び」に出ていたブリジット・フォッセーも30年後に再会する元恋人を好演していて大人の女性の切ない想いが伝わって来ました。
エンニオ・モリコーネのテーマ曲も映画そのものの情感を盛り上げるのにぴったりですが
作中の投影映画で「マンマ」が流れたのにビックリ!
カンツォーネは有名ですが元は映画の主題歌だったんですね。
ちなみに「マンマ」は私の自衛官時代の十八番です。(^^;;
映画の中は1955年前後のシチリアの小さな町並みがパノラマのように描かれていますが、
ふと私の育った田舎の昭和30年代の風景を思い出しました。
町の中心にあった小さな映画館も…同じくらいの規模だったかと思います。
二階の後ろの方から映像の光がスクリーンに投影される時、
光線の中にたくさんの空気に飛び交うホコリのようなものが観えました。
私は、いつもソレが気になって物珍しくて仕方がない…子供でした。
忘れもしない生まれて初めて観て印象に残っているのは“天然色”の「安寿と厨子王」と「四谷怪談」の二本立て…。
お岩さんの目の青いコブは強烈なインパクトを残し、
「安寿と厨子王」で母親との再会のシーンで唄われていた…
あんじゅ恋しや ホウヤレホウ~♪
ずしおう恋しやホウヤレホウ~♪
という映画の中で唄われた歌も耳に焼きついています。
4、5歳だったと思います。
洋画では、ウィーン少年合唱団の「野ばら」も良かったですね。
こっちはもっと大きな街中の映画館でしたが、父に連れられて、私、妹との3人で観に行った覚えがあります。
帰りにレストランでお子様ランチを食べました。
映画館で観た映画はTVで観るより、何倍も記憶に留まる時間が長いように思います。
あら、いつの間にか自分の子供の頃の話に飛んでしまいました。(^^;;
ニューシネマパラダイスでは
主人公トトがシチリアを出て行く時、
「ぜったいに帰ってくるな、何をするにもベストを尽くせ」
というアルフレードの餞の言葉が印象的でした。
トトの才能を早くに見出していたからでしょう。
いつでも帰ってこい、なんて私のように迂闊に言ってはいけないのですねぇ…。(~_~;)
イタリア映画が日本人に受け容れられやすいのは人情の描き方が巧みだからだと思いますが、
心に残るイタリア映画の名作、
このニューシネマパラダイスは、その最たるものだと改めて思いました。
清水 由美
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/b3/0d6255ce96b6ac01d9fdaeadb2642679.jpg)
どの辺りなのか、映画館で観ていない私にはよくわかりません。(^^;;
実は長男が、川崎駅前のシネコンで映写技師のアルバイトをしていた頃、
夫が、ニューシネマパラダイスだなぁ…と言ってからかっていた事を思い出します。
その折に、
「好きな映画が観られていいね~、ピッタシのバイトじゃないの」
と言うと、
「いや、独りで全ての操作をやるし、何度も同じ映画を観るんで退屈だよ」
と言っていた事がありましたが、
この映画の中でも、
映写技師のアルフレードが同じ事を言っている場面がありまして…
思わず、笑ってしまいました。(^^;;
主人公トトは、少年期、青年期、中年期と3人の俳優が演じていますが
子役のサルバトーレ君は最高の演技ですね!
「禁じられた遊び」に出ていたブリジット・フォッセーも30年後に再会する元恋人を好演していて大人の女性の切ない想いが伝わって来ました。
エンニオ・モリコーネのテーマ曲も映画そのものの情感を盛り上げるのにぴったりですが
作中の投影映画で「マンマ」が流れたのにビックリ!
カンツォーネは有名ですが元は映画の主題歌だったんですね。
ちなみに「マンマ」は私の自衛官時代の十八番です。(^^;;
映画の中は1955年前後のシチリアの小さな町並みがパノラマのように描かれていますが、
ふと私の育った田舎の昭和30年代の風景を思い出しました。
町の中心にあった小さな映画館も…同じくらいの規模だったかと思います。
二階の後ろの方から映像の光がスクリーンに投影される時、
光線の中にたくさんの空気に飛び交うホコリのようなものが観えました。
私は、いつもソレが気になって物珍しくて仕方がない…子供でした。
忘れもしない生まれて初めて観て印象に残っているのは“天然色”の「安寿と厨子王」と「四谷怪談」の二本立て…。
お岩さんの目の青いコブは強烈なインパクトを残し、
「安寿と厨子王」で母親との再会のシーンで唄われていた…
あんじゅ恋しや ホウヤレホウ~♪
ずしおう恋しやホウヤレホウ~♪
という映画の中で唄われた歌も耳に焼きついています。
4、5歳だったと思います。
洋画では、ウィーン少年合唱団の「野ばら」も良かったですね。
こっちはもっと大きな街中の映画館でしたが、父に連れられて、私、妹との3人で観に行った覚えがあります。
帰りにレストランでお子様ランチを食べました。
映画館で観た映画はTVで観るより、何倍も記憶に留まる時間が長いように思います。
あら、いつの間にか自分の子供の頃の話に飛んでしまいました。(^^;;
ニューシネマパラダイスでは
主人公トトがシチリアを出て行く時、
「ぜったいに帰ってくるな、何をするにもベストを尽くせ」
というアルフレードの餞の言葉が印象的でした。
トトの才能を早くに見出していたからでしょう。
いつでも帰ってこい、なんて私のように迂闊に言ってはいけないのですねぇ…。(~_~;)
イタリア映画が日本人に受け容れられやすいのは人情の描き方が巧みだからだと思いますが、
心に残るイタリア映画の名作、
このニューシネマパラダイスは、その最たるものだと改めて思いました。
清水 由美
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/b3/0d6255ce96b6ac01d9fdaeadb2642679.jpg)