今日の中之条町にある伊参スタジオは、特にイベントもないためなのか
日曜日だと言うのに訪れる人も少なく、幼児を連れた母親と、若いカップル、そして私たち夫婦のみの三組。
逆に、その静けさがこの場所に似合っているようで、
( これ以上、賑やかになりません様に…)
と心の中で願っていました。
映画の中で使われたセットも、そのままで…、
眠る男の寝床を月が照らしていたシーンを彷彿とさせます。
17年前…私は、群馬県の広報番組をラジオで担当していました。
当時のO企画部長や故小寺知事へのインタビュー、その後の小栗監督との出会い…、様々な御縁が生まれた映画でした。
私にとって、やはりここは感慨深い特別な場所…。
同時に、この映画が自治体が初めて制作した映画として注目され、
モントリオール国際映画祭をはじめとする国際的な映画祭で数々の賞に輝いたことで、
あの当時、群馬のイメージを少なからずUPさせた事が、今となっては、とても懐かしく思い出されるのでした。