「予定どおりお願いできませんか?」
と連絡が来たのが前日のこと、
10年以上前から請け負っている大手の生命保険会社の電話研修の仕事だ。
この時期、どのクライアントもギリギリまで調整をしてくださっている…
昨日の仕事も、決定したのが前日の深夜だった。
10人以内の少人数で、受講者も講師もマスク着用。
出入りの際には手指の殺菌消毒、
換気の良い会場で、短時間などの縛りはあるけれど、
昨日、研修を終えて帰ってくる車の中で思ったのは、
( やっぱり仕事っていいな…)
(人と会うのって楽しいな…)
…だった。
約20年の講師の仕事で、
マスク着用で電話研修を経験したのは初めてだったが、
電話でのコミュニケーションのポイントを身につけて頂くことはできたのかな?
研修後の受講生からのアンケートを読みながら、
昨日の研修を振り返っているところだ…。
飛沫感染を予防するため、
いつも行なっている大声での発声練習や滑舌練習は軽めに済ませ、
その分、イントネーション練習に時間を費やした。
マスク着用は心理面にも大きく作用するものだ。
自然に表情が乏しくなる。
特に私のようにメガネをしてマスクしている者は、なおのこと表情に悩む。
途中でコンタクトレンズにしてくればよかったと後悔した。
(ー ー;)
ただ、ガーゼなど布製のマスクに比べて
思ったより市販の不織布マスクは声がこもらない。
小さな声の受講者がいても、そこは問題ない印象だ。
いろいろ勉強になった。
来月もマスク着用の研修が予定されている…
この経験は、講師にとっても貴重だ。