もう半世紀前のことだが、
私は試験勉強そっちのけで、毎晩のようにラジオの深夜放送を聴いていた…
当時は、オールナイトニッポンのヘビーリスナーで、
ラジオから聞こえてくるトークと音楽にのめり込み、
翌日、学校に行ってからも同級生たちと
深夜放送で流れた曲やDJのトークの話題で盛り上がったものだ。
我が家にあるEPレコードは、
1960年代から1970年代にかけて買い溜めた物だが、
最初は1枚370円だったのが、400円、500円、600円、そして700円と、
時代によって、年々値上げされていった事がよくわかる…
レコードを買い続けたのは、間違いなく深夜放送の影響だ。
アルバム発売されるLPレコードは高いし、自分のお小遣いではなかなか買えなかったため、
マメなエアチェックも欠かさなかった。
リクエスト葉書も送り続けたが、読まれたことは無かった…
それでも一度だけ、深夜放送ではないが、
山陽放送の夕方の音楽情報番組で男性パーソナリティが私のリクエストを読んでくれた事があった…
忘れもしない大学1年の時だ。
あの頃の私は、
音大という特殊な環境が合わず、講義を半年間サボった。
おまけに混声合唱サークルの先輩に片思いをした挙げ句、大失恋して落ち込んでいた。
今となっては笑い話だが、
引きこもった私にとって唯一の心の拠り所がラジオだったように思う。
それまで洋楽ばかり聴いていた私が、ユーミンを聴き始めた時期と重なる…
(^^;;
そんな他愛ない昔話を思い出したのは、
明日、FM GUNMAの16時台の番組に、
来年1月からスタートするワークショップの募集告知で生出演する事になったからだ。
募集告知のテーマは、
『なりきり!声遊ワークショップ、古き良き時代〜昭和のラジオDJに挑戦』である…
聞いただけでは意味不明だと思う。
今回のターゲットはズバリ中高年で、《大人のサードプレイス》で楽しんでもらおうという主旨だ。
来年1月スタートで月1回土曜日の午後開催なので、
ぜひ県外からも参加して貰いたい。
懐かしの洋楽談義に花を咲かせるのもよし、昭和の想い出とともに青春時代を振り返るのもよし…
最終回の6回目にはスタジオ収録も予定している。
振り返ってみると、
私自身が深夜放送族だった当時はラジオDJになりたいと思った記憶はないのだが、
自分の好きな音楽を自分の言葉で紹介したい…という思いが芽生えたのは、多分あの頃だ。
初めてラジオ番組を担当したのは四国の局アナ時代に遡るが、DJとは程遠い喋りで、
実際に、自身で選曲して好き勝手に喋らせてもらったのは、今から約四半世紀前、
ほかでもないFM GUNMAの午前の情報番組site9-11の中のコーナー《ミュージックサイト》だった。
あのコーナーでは、
イーグルスの《ホテルカリフォルニア》をフルでかけ、
番組卒業のラストの日にも
ツェッペリンの《天国への階段》を、フルでかけた。
ローカルFM局では前代未聞だと言われたが、
今、都内のFM局でディレクターをやっているOさんが、私のワガママを許してくれたから実現できた…
ラジオDJは、一度やるとクセになるほど面白いものなのだ!
『いかがでしょう?もし、よければ
あの古き良き時代を思い出して、
あなたも《ラジオDJに挑戦》してみませんか?』
明日の告知では、リスナーさんたちに、
ワークショップの楽しさを伝えたい。
日時:12月2日16時13分頃〜
FM GUNMA 【POTLUCK】内、
ぜひ聴いてください!
私が作成したPR用の告知動画はこちら↓
ナレーションは高橋のりこ講師です♪