総理の記者会見の席で、
8月7日のひたち海浜公園で開かれる予定だったロックフェス中止についての質問の後で、
ロックフェスのWebサイトに載せられたプロデューサーの《お知らせ》文章を読んだ。
1年以上かけて準備してきた…
中止は無念で仕方ない…
その思いは、よくわかる。
12日からの4度目の緊急事態宣言で
どうやら8月に予定されている私の県外出張もキャンセルの色が濃くなってきた。
昨年の今頃は休講や出張セミナーのキャンセルで、
電話がかかってくるたびに、
(またか…)
との思いが続いたせいで、
仕事へのモチベーションが完全に下がってしまっていた。
半年間、自粛生活が続き、
話す事や声に出して読む事が少なくなって
声も出しづらくなった。
模索を続け、
オンライン講座やハイブリッド研修の依頼が来始め、
ようやく慣れた頃に、
少しずつリアルの仕事が戻ってきた…
やはりリアルは楽しい。
そんな矢先の
緊急事態宣言である。
県内は今のところ休講や中止の連絡はないが、
あってもなくても準備はしておこうと思う。
費用をかけて時間をかけて打合せを経て、
ようやく形が見えて来た…と思った時に、
イベントやセミナーが中止になる事は確かに無念ではあるが、
そんな悔しさは、
当たり前のように仕事の依頼があって、
当たり前のように仕事を受注していた頃には感じなかった事だ。
準備の時間は、
決して無駄にはならないと…
そう思いたい。
7月の朗読教材は、小山内薫作の「因果」だが、
この作品は、短編ながら詠み手の解釈によって様々な読み方があって面白い。
試しに、
いつものようにスマホアプリの
GarageBandとiMovieで朗読の動画を作ってみた。
ノイズが多いのが気になるが、
緊張感を持って読んでみると、いい勉強になる。
練習は無駄にはならない。
