ユーミンのニューアルバムの一曲目のタイトル。
偶然、今読んでいる本に書かれている時代と重なっている。
100年前に流行ったスペイン風邪のパンデミックは、
1918年の1期から1921年の3期までの間に
日本では、45万人の命を奪ったとされている。
そして、
悪性の流行性感冒と言われた、ウィルス性の病は、
身分や階級など関係なく、
その当時12あった宮家の当主でもあった竹田宮をはじめ、
皇族や関係者までもの命を奪った…。
一時期には、
軍隊に入隊されていた秩父宮様、
そして、昭和天皇も罹患されていたという…。
日本画家の安田靫彦も罹患していたというから、
物凄い勢いで感染が拡がっていったのは昔も今も同じと言うことだ。
そして、
いつの間にかパンデミックが終息したのは、ワクチンや薬ができたわけではなく、
ほぼ世界中の人間が感染して抗体を持ったからではないかと言う説…。
歴史は繰り返すとは言うが、
本当に、そうだと思う…。
もう一つ気になるのは、
スペイン風邪のパンデミックが忘れられた理由だ。
終息後の1923年9月1日に起きた関東大震災がその理由に挙げられていることだ。
大きな天災が起こると、
その直前に起こっていた流行り病の事を人々はすっかり忘れてしまう…
今もし、
同じような直下型地震が起きたら…
どうなるのだろう。
今夜も眠れなくなりそうだ…。
(ー ー;)
そういえば、
先だってのNHKの特番で
《深海の街》は、“今”を象徴している…
のだと、ユーミン自身が話していた。
私自身、あと何年生きるかわからないが、
このアルバムを聴くたびに、きっと今を思い出すに違いない。
《深海の街》は、
ドラムとベースのアレンジがメチャクチャかっこいい。
久々にドラムを完コピしたくなった。
ムリか…な。