声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

新大河の世界観

2020-01-20 08:15:00 | 映画・ドラマ・読書
なあるほど…

やはり、

そうでしたか。

冒頭の農民達が並んで畑仕事している場面で

黒澤明監督の『夢』の一場面を思い出しました。

黒沢監督のご長女が衣装を担当されているのですね!

鮮やかすぎる色彩に驚きましたが、

もう一つ驚いたのが

“美しすぎる言葉”です。


方言もなく現代の共通語で統一された脚本は

聞き取りやすさを意識されて、のことでしょう。


ついでに言わせていただくとオープニングの

文字が今までにないほどの大きな明朝体?だったことは

明らかに高齢の視聴者を意識してのことでしょう。


見やすさ、聞きやすさ重視で作り上げた印象を受けました。

…ですが、

何なのでしょうねぇ、この物足りなさは…。

時代考証などを考慮すると、

特に言葉に関しては、

1540年代なかば、東西の要衝たる美濃の地が舞台とあるけれど

今の岐阜ですね。

当時、あんなに滑舌の良い日本人はいなかったハズでは…??

普段、関西弁アクセントの岡村隆史さんまでが

明瞭な共通語アクセントだったのには

正直、違和感を通り過ぎて笑っちゃいました!

これも、

高齢の視聴者を意識してのことでしょうか。


言葉って、

時代劇には特に大事なものなんだなぁ…と

改めて思った新大河でした。

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