なあるほど…
やはり、
そうでしたか。
冒頭の農民達が並んで畑仕事している場面で
黒澤明監督の『夢』の一場面を思い出しました。
黒沢監督のご長女が衣装を担当されているのですね!
鮮やかすぎる色彩に驚きましたが、
もう一つ驚いたのが
“美しすぎる言葉”です。
方言もなく現代の共通語で統一された脚本は
聞き取りやすさを意識されて、のことでしょう。
ついでに言わせていただくとオープニングの
文字が今までにないほどの大きな明朝体?だったことは
明らかに高齢の視聴者を意識してのことでしょう。
見やすさ、聞きやすさ重視で作り上げた印象を受けました。
…ですが、
何なのでしょうねぇ、この物足りなさは…。
時代考証などを考慮すると、
特に言葉に関しては、
1540年代なかば、東西の要衝たる美濃の地が舞台とあるけれど
今の岐阜ですね。
当時、あんなに滑舌の良い日本人はいなかったハズでは…??
普段、関西弁アクセントの岡村隆史さんまでが
明瞭な共通語アクセントだったのには
正直、違和感を通り過ぎて笑っちゃいました!
これも、
高齢の視聴者を意識してのことでしょうか。
言葉って、
時代劇には特に大事なものなんだなぁ…と
改めて思った新大河でした。