コロナ対策についてTV局のインタビューに答えた後で、
台湾のIT担当大臣のオードリー・タン氏は
「皆さんに長寿と繁栄を」と言って
指で特徴的な形を作って見せた…。
一緒に観ていた夫が、
「やっぱり政治家のレベルが違うね」
と強く反応した。
夫のようなスタートレックファンなら誰でも知っている挨拶らしい。
タン氏の《バルカン・サリュート》は、
コロナ感染を抑え込むための政策でさえも常にウィットに富んだ発想で、
人々の心を動かし続けたと伝えるメディアの言葉を裏付けていた。
台湾のIT担当大臣のような個性の強い天才的頭脳を持つ人材を登用して欲しいと言うつもりはないが、
なぜだろう…と考える。
ニュージーランドのアーダーン首相のように、子育てしながら毎日オンラインで国民に自分の言葉を伝え続けている政治家や、
ドイツのメルケル首相のように、東西ドイツ時代の自身の経験をエンパシーにして強い言葉で移動制限を呼びかける政治家、
それぞれ皆、強烈な個性を持ちつつも
共通しているのは、
《力のある言葉》を持っている政治家だという事だ。
日本には、何故いないのだろう…。
なぜ、日本の政治家は
選挙の事や保身ばかりを考えているのだろう…
私たちは、
そんな人たちを自分たちの代表として選んだつもりはないのに…。
なんだかなぁ…。
それより、
最近、気になって仕方ないのが日本の政治家の
『夜8時以降は、おさけください』
という紛らわしい表現。
「避けてください」のほうが伝わると思うけれど。
(ー ー;)