ここ数日、
米アカデミー賞でのウィル・スミスの暴力沙汰が話題になっているが、
日を追うごとに事件として大きく取り上げられて行くことが、
当然の事とは言え、とても残念な気がしている。
何より、
誰もが注目する華々しい場所で起きた事だけに禍根が残る。
ウィル・スミスは好きな俳優だったが、
暴力は絶対に許されない。
妻の名誉を守るためとは言え、もっと大人の対応をすべきだった。
それ以上に、
事件の発端となった司会者のコメディアンの《容姿弄り》の言動も、
いくら、本人が悩んでいる事を知らなかった?とは言え、許される事ではない。
そもそも、
《容姿弄り》はマナー違反だ。
ハラスメントの原因にもなる。
人の外見や容姿をネタにする場合、
本人の了解があったとしても、
同様の外見にコンプレックスを持っている人にとっては嫌なものだ。
世の中には冗談として受け取る人ばかりではない。
冗談の通じない“人種”もいるのだ。
昔、夕食後に家族でTVを見ていると某有名コメディアンが、
ゲストの芸人さんの外見について取り上げて揶揄していたのを見ながら
父が
「自分の容姿を棚に上げて、よく人の欠点を笑うもんだ」と憤慨していたが、
その父に似たせいか、
私も人の容姿をネタにして笑いをとる、やり方に抵抗がある。
何より下品であり、
その“笑い”の取り方自体が幼稚な発想のように思える。
本来の《笑い》とは、
人を傷つけないものであるべきだ。
県内もようやく桜が満開…
車で通り過ぎる一瞬でも、
満開の桜を見ると心が和む。
ありがたい…。