
今朝の《エール》には、
久々に志村けんさんが出ていた。
(このシーンは、ずいぶん前に撮ったのだなぁ…)
と思いつつ、
(今映っている人は、この世にいない…)
と思うのは、
いつものことだが、とても不思議な感覚だ。
《琴座のはなし》は、
黄泉の国へ行き、
亡き妻を生き返らせようとするオルフェウスの哀しい話。
グルックのオペラ
《オルフェオとエウリディーチェ》
でもお馴染みのストーリーだが、
子ども向けプラネタリウムの題材としては、
難しくて深いテーマだと、今さらながらに思う。
同じ題材を扱った神話でも、
中国版は生々しい。
黄泉の国に妻を迎えに行った夫は
恐ろしい姿に変わってしまった妻をみて慌てて逃げ帰ってくる。
(ー ー;)
神話や伝説に出てくる“あの世”は、
国や人種、宗教によって死生観の違いを感じるものだが、
多くの物語は、
迎えにいった“あの世”は何故か、天国ではなく地獄だ。
そこに大きな矛盾を感じるが
天国では物語が成立しないと言うことだろう…。
私の場合、
逢いたい人は誰だろう…
生き返らせて、この世に連れ帰りたい人は…
と、問いかけてみる…
秋の彼岸。
亡き人を思う日…