声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

入校の目的

2013-01-15 16:40:02 | 自衛官時代の想い出
中部方面隊では、
当時、男子自衛官の陸曹候補生の教育訓練は、四国の松山で行われていましたが、
女子の場合は、朝霞だと聞いた事があります。

入校すれば、ほぼ三ヶ月間、
昔でいえば下士官( 軍曹クラス)になるための教育を受ける事になります。

私も辞めずに、二任期( 4年間 )くらい経って希望すれば、
陸曹候補生試験を受けて

あの朝霞で、再び教育隊生活を体験する事になったでしょう。


朝霞は古巣のような懐かしい場所では
ありましたが、
また、訓練を受けるのかと思うと、正直、ウンザリ…でした。(~_~;)


それとは逆に同じ「入校」でも
羨ましいと思ったのは、音楽隊の男子隊員の場合は朝霞にある
中央音楽隊への入校制度がある事でした。

これは、音楽の専門教育を受けるための訓練で、演奏レベルを
スキルアップさせるために必要な勉強ができるシステムのようでした。

オリンピックの時に世界の国歌を演奏したり、
国賓級の儀仗で演奏する機会が多い
中央音楽隊は自衛隊音楽隊の最高峰ですので、
入校すれば、音大レベルかそれ以上の教育を受けられるはずです。

私が中央音楽隊の建物の中に入ったのは、後にも先にも、
昭和53年春の朝霞駐屯地まつりの時だけでしたが、

練習室も充実していて、
伊丹駐屯地の中部方面音楽隊とは
比べものにならない程、立派な施設でした。

その折に知り合った幹部候補生に
よれば、
当時は、一般の大学や高校の吹奏楽部などから受験する志願者が多く、

音楽隊員となってから、武蔵野音大などに聴講生として通っている隊員もいるとの事でした。

今は、音大卒が多いと聞いていますので、教育内容やレベルも昔以上に高くなっているはずです。

音楽理論や和声学、編曲法、指揮法などを勉強したいと思っている隊員や、

本格的に演奏技術を磨きたいと思っている隊員にとって、

中央音楽隊への入校は、かなり恵まれた環境だと言えるのではないでしょうか。




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