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夫が注文していたスーパーカブがようやく入荷したらしく、
嬉々として乗って帰ってきた。
風を切る…久々の経験だったらしく機嫌が良い。
「オマエも乗っていいよ」
と言うけれど、
やはり、私は遠慮しておこう。
さっきから車いすバスケットを観ているが
バイク事故の怪我が原因で脚が不自由になったという代表選手のコメントに
若い頃、バイクに乗っている時に、
漠然と抱えていた事故への不安を思い出した。
怪我で突然失った体の自由に深い絶望を感じながらも、
そこから車いすバスケットを始めようと前向きになるまで、
どれ程の葛藤や挫折を乗り越えねばならなかったか…。
怪我だけではなく、骨肉腫などの重い病気を経験した選手もいる。
我が息子たちと年齢も近い…
彼らを観ながら、
これは子供に見せるべきと言うより、
観るべきは大人…ではないか?と思った。
パラリンピックが始まってからというもの、
選手たちの言葉を試合の前後に見聞きするにつけ、
殆どの選手たちが前向きで明るいことに、救われる自分がいる。
日常の些細な事で苛ついたり落ち込んだりする自分が、恥ずかしい。
何より、
パラリンピックに出られる事を素直に喜び、家族に感謝する言葉を口にする選手たちの姿に心が和らぐ…。
選手ではないが、
開会式で片翼の飛行機に乗った少女が、
TV番組でインタビューに答えているのを見て、
その話のうまさに、驚いた。
生徒会役員だと言っていたが、
人前で話すのに慣れているようだ。
いや、それ以上に、驚いたのは
話しの着地の仕方、まとめ方が上手いことだ。
将来が楽しみだ。
大人の…
特にカンペがないと話せない政治家には、
ぜひ、見習ってもらいたいものだ。