選手たちの入場では、生まれつきや病気、事故だけでなく、戦争や紛争で傷を負った人たちも参加していて、
世界で起こっている争いの現実を思わずにはいられなかったが、
ミュージカルの舞台を観ているような色彩豊かな照明といい、舞台のセットと言い、
現実のゴタゴタを全て忘れさせてくれる…
パラリンピックの開会式は、まさにファンタジーワールドだった。
あの片翼の飛行機を見た時に「どこかで見たことがある…」と思ったら
「紅の豚」で出ていたプロペラ機にも似ていた。
多くの人がジブリを思い浮かべたらしい…
あの片翼の飛行機に乗っている女の子は、どこかの劇団員だろうか?と思っていたが、
普通の中学生とのことで驚いた。
あの一途な目の表情がいい… 不思議な魅力を持った子だ。
前日の番組で、
東ちづるさんが、
「パフォーマーたちの仕事のステージが拡がればいい」と言っていたが、
スポーツの世界以上に、
文化芸術の分野では可能性があるのではないかと思わせた。
歌だって、器楽だって、ダンスだって…。
才能豊かな人たちがいる事を最大限にアピールしたパラの開会式だった。