国際共同制作ドラマというのが、何なのかはよくわからないけれど、
大げさな主張はないのに、不思議と心に残るドラマだった。
( ドラマじゃなく映画みたい…)
と思いながら、劇中の世界に引き込まれた。
寺島しのぶと役所広司という名優コンビでなければ、こんなドラマは作れなかったのかもしれないなぁ…と、
観終わった後で余韻に浸りながら思った。
あの世界観は、
昔観たウォン・カーウァイの『恋する惑星』の雰囲気にも似ている…ようにも思う。
でも、それ以上に心情描写がよく伝わってくるのは、やはり役者のせいだ。
怪しい語学教室に
殺伐としたオフィス…
片付けられない独り暮らしの部屋
病んでるなぁ…
都会人は、大変だなぁ…と思わせてくれる。
特に、人の死が好奇の対象にされる冒頭のシーンは強烈だった。
日々、死の現場に遭遇すれば、何も感じなくなるのだ。
ふと、
TVの字幕スーパーで『◯◯線、人身事故のため…』が流れるのを思い浮かべた。
実際に、あのシーンに近いことがあるのかもしれない…
寺島しのぶの演技は気負いなく自然で
前半は共感させ、後半は軽蔑と同情を誘う…
最後に“トム”とハグするシーンは、自然に心が温かくなった。
ハグする習慣のない日本人には勇気のいる行為だが、たまにはハグも必要なのかも…。
この後、“ルーシーとトム”は、どうなるのだろう…続編が見てみたい…。
今日は、都内で独り暮らしする長男の誕生日、
今頃、何しているんだろう…。
生まれた時間の16時28分にメールしようかな…
温かいココアが飲みたくなる雨の朝…。
しみずゆみ ☕️
コメントありがとうございます。
ご安心ください。
ルーシーとトムのハグで終わる…
とても温かなラストシーンでした。
(このまま2人は付き合うのかな?)
などと、勝手に想像しました。😊
一口には言えない様々に入り混じる思い…でご覧になったのですね。
最後のハグのシーンですが、今後どうなるかは「想像におまかせします」ということにしたかった理由もわかるような気がします。
観る側によって、どう解釈するかは自由ですが、私はルーシーを救えるのは、かつて息子を自死させてしまったというトムなのだろう…と思いました。ハッピーエンドになればいいな、と願いました。
辛い思いをした人ほど、人に優しくなれるのだと…そんな気がします。
コメントありがとうございます。
有難うごさいました。
すばらしい俳優さんの演技だから心にのこるのですね。