6年前に越してきたときに植えた白樺が
いつ倒れるかとハラハラしながら見守ってきたけれど、
とうとう根っこから腐り始めグラグラするのを見かねた夫が、
倒れる前に伐ってしまおうと処分したのが先々週。
無くなってしまうと、
見慣れた景色の中で、
あるべきはずの白樺がないのは何とも寂しい。
(ー ー;)
何か植えよう…とアレコレ考えてみるが、
なかなか、これといった樹が見つからない。
「果樹がいいなぁ…」
という私の希望に応えて
夫が買ってきたのは無花果だった…
が、
「イチジクは葉がキレイじゃないんだよ」
とのこと。
「果樹でも花が咲くのがイイね」
というリクエストに応じて次に買ってきたのが、林檎だった。
白樺の後に植えるにはリスクが高いらしく
場所が決まらないのに、
いきなり地植えは無謀だという夫は
とりあえず鉢植えにするという…。
「いつになったら食べられるかなぁ?」
と訊けば、
「うまくいって3年後?」
だという…。
「その前に、もう一本買ってこないと…」
という夫に、
全く知識のない私は、わかったようなフリをして頷く。
穏やかな陽気が続いているが、
都内の感染者の拡がりが気になる…
この林檎が実るころ、
きっと私は、
感染拡大を心配して
都内の息子と毎晩、
電話で話している自分の日常を思い出すに違いない。