どこまでが真実なのだろうか…
12億円を賄賂で貰ったという中国共産党の女性幹部が逮捕された。
愛人58人を持ち、やりたい放題という
その所業に《現代の則天武后》と書かれていたが、
則天武后が怒るよ!
あの西太后だって、
最近は優れた政治家だったと評する向きもあるくらい、
どこまでが史実なのか、なんて誰もわからないのだ。
少なくとも
今回逮捕された女性幹部は則天武后ほどの大物ではない。
まぁ、58人もの男性を愛人にするほどパワフルな女性と言う点では共通点があるのかもしれないが、
則天武后が定位についたのは67歳だと言うのを何かで読んだ。
その歳で、愛人??
老いて益々盛んな人もいるけれど、
フツーは、ムリだな。
(^◇^;)
史実なんて、どこまでが真実なのか…
だいたい、誇張されているものが殆どだ。
最近みた映画でも、似たような事を感じたばかり…
リチャード三世をテーマにした映画は幾つかあるらしいが、
シェークスピアの影響もあって、どれも極悪人のように描かれてきた…
だけど、
この《ロスト・キング500年越しの運命》は、ちょっと違う…
リチャード三世の遺骨を探し当てた当時の実話に基づいた映画だ。
こんなに共感できる映画だとは思わなかった…
ネタバレになるので内容は書かないが、
この主人公の女性は、私と思考が似て
いるタイプだ…
違うのは、私には彼女ほどの行動力がない。
二十数年前、
私もある人物の本を読み漁り、その人物の墓がどこにあるのかを調べた事があった…
彼女は史実では、阿片中毒で亡くなったとあったが、
近代の中国の歴史上の記述では、ほんの短い期間だけ皇后となった…
旅順あたりに葬られているのではないかとも思うが、
関連書物が少ないため、定かではない。
もし、映画《ロスト・キング…》のように、自分の目の前に現れて導いてくれたら、
墓を見つけることができるだろうか?
いや、私はそこまで動くことはない…
第一、中国でそんなことをやれば、
スパイ容疑で逮捕されるのがオチだ。
しかし、
この《ロスト・キング…》の主人公の執念は見習うべきものがある。
今で言う【推し活】の最たる姿でもある。
打ち込めるものがあるのは幸せだ。
トップ画像は、
AIに描いてもらった西太后。
手に桃を持っている…
桃は子孫繁栄の象徴だったような…