4時前に息苦しさで目が覚めた。
片方の鼻が詰まっている…どうやら、花粉が飛び始めたらしい。
(いよいよ来たか…)
昨晩は寝入りばなに、
梯久美子さんのノンフィクションを読んだ。
有名作家のスキャンダルをテーマにした短編集だが、
若い頃、永井路子の《歴史を騒がせた…》シリーズや歴史小説にハマっていた時期もあって、
教科書には載っていない史実に基づいたテーマで書かれた本を読むのが好きだ。
タイトルは女性週刊誌風だが、
内容は至って客観的かつ誠実な文章で読み手を惹きつける。
昨夜は小林多喜二の行を読み終えたが、
今から90年前のプロレタリア文学の作家の最期はとても悲惨だ。
これを読んだ後に『蟹工船』を読めば、また違った解釈ができたのかもしれない。
間もなく読み終わる山崎光夫さんの森鴎外の軍医時代の事を書いた本も、とても面白い。
日本の《医学の父》と呼ばれた偉人たちのドイツ留学中のエピソードや、
例の《舞姫》に関する鴎外のスキャンダルの行も描かれている。
主に森林太郎時代のドイツ留学中の話だが
同じく、
コレを読んでから《舞姫》を読めば、また違う見方をしたのではないか…と。
最近の自分は以前、読んだ小説の内容を思い出せないことが多い。
読んだ本はblogに記録しておこうと思うが、
それさえも忘れていることが増えた。
映画やドラマも然りだ。
東野圭吾の《真夏の方程式》は映画の後で原作を読んだが、
このモヤモヤは、なんだろうなぁ…と思った。
三浦しおんの《舟を編む》は原作を読んでから映画を観たので、とても楽しめた。
原作を映画で忠実に描くのは、困難だ。
登場人物の心情描写を端折ると別人物になってしまう。
映像作品もそうだが、寝入りばなに読む本は選ばねばならぬ…
三浦しおんの《天国旅行》も短編でちょうどよかったのだが、
樹海の行は少しグロい箇所もあったなぁ。
できれば、
よい夢をみたいものだ。
YouTube最新作は、40秒の超短編。
都市伝説がテーマです。
まだ、誰も見てくれません。
(−_−;)