この1、2ヵ月は
夕方、Halと近くの野山や人の少ない公園を1時間以上かけて散歩するのが日課になった。
近所だと30分で終わるような、すでにHalのテリトリーになってしまっているコースでは
他の犬に出会ったりすると、対抗意識が芽生えるのか
たまに威嚇したりするHalである…
いろいろな犬に出会うのは、
Halのように室内で飼われている犬にとっては大事なことで、
夫は「マイサン!社会勉強だよ」
と毎回のようにHalに声をかけてはドライブがてら、ちょっとだけ遠出をする…。
昨日は五種混合ワクチンを受けにかかりつけ獣医に行く予定だったが、
思いのほか獣医が混んでいたため、
近くの公園で時間つぶしの散歩。
1年ちょっと前に、
Halと初めて《お見合い》をした公園だ。
5時前ということもあって犬連れや
夫婦、家族でジョギングしている人たちはいるが
やはり、以前に比べると格段に人が少ない。
テリトリー意識が強くなっているHalを連れて歩くには安心だ。
松林を抜けて池の淵に出ると
そこはカモやアヒルの憩いの場だ。
淵沿いを散歩していると中高年カップルが石のベンチに座って寛いでいる…
静かな光景を見ているとこちらも和んでくる。
淵に一羽の白い鳥が休んでいるのが見えた…
最初はハクチョウかと思ったが、よく見ればアヒルだ。
ジッとして動かない。
Halが近づいても全く逃げる様子もない…
Halの方が2度見して、すごすごと引き返した…
いったい、
このアヒルは何様?
この池の主か?王様か?
Halのテリトリー意識が一気に覆された瞬間をご覧あれ!