声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

EVが気になる理由

2021-03-21 09:52:00 | 報道 ニュース ワイドショー
ビルの7階で仕事の準備中、

スマホからのアラームもなく、いきなり横揺れが来た。

時計を見ると6時11分…

一瞬、
16年前の新潟中越地震を思い出した。

あの時も私は、このラジオ局の6階のコピー機の前にいた。

近くにあったPCが大きく揺れて、

それらが、
落ちてこないように、咄嗟にPC机を抑えていた。

そして思った…

(エレベーターに閉じ込められた人はいないか?)

と。

若い頃、
日テレ系列の局アナ時代に先輩アナから、

ニュース前や生放送前は、

『どんな事があってもエレベーターを使うな』

と言われた。

16年前も、それを思い出し、

揺れが治ってから直ぐに行ってみると、
エレベーターは既に停まっていた。

慌てて階段を走り降り、1階に行くと
営業部の男性社員とニュース勤の女性アナが右往左往していた。

共同通信から地震の第一報が入り、

原稿の下読みをする女性アナから
地名の読み方などを訊かれたのを今でも思い出す。

エレベーターに閉じ込められた人がいないのを確認してから、ホッとしたのも束の間、


柏崎から通ってきていた受講者から、
関越自動車道が通行止めで行けなくなった…と連絡を受けたのが、その直後だった。

16年前の10月23日の18時前に起きた新潟中越地震の被害は相当なものだった。


昨夕の揺れは、あの時ほどではないが、
ビルの最上階ということもあって、妙な横揺れが数秒間続いた。

エレベーターは通常通り動いていたが、

誰かが慌ただしく6階から1階に駆け降りて行く音が聞こえた。

リアルタイムで放送中のアイドル歌手の声をBGMに、

男性アナの声で、
「番組の途中ですが…」と前置きして、地震速報が流れた。

彼もまだ入社して数年で、
16年前当時の女性アナとキャリアは、ほぼ同じだが、

違っていたのは、

昨日は、たまたま特番前で、
放送関係者が近くに何人もいた事だ。

きっと心強かったに違いない。


開講ギリギリになって到着した受講生によれば、
駐車場や信号待ちの車内でも波打つような揺れを感じたとのことで、

平地でも、けっこう揺れたらしい。


今回も、揺れている最中に思ったのは、

エレベーターは動いているか?
誰か閉じ込められていないか…?

という事だった。


そして、

コレは歳のせいで判断力が鈍っているのかもしれないが、

(バッグを持って1階まで降りるか、それとも、バッグを持たずに降りるか)

と迷い、

やっぱり、

(このまま、ここで待ってみよう)

と、決めた。


地震への慣れだろうか…それとも、

いわゆる正常性バイアスが働いたのだろうか…

(ー ー;)



それにしても昨日の地震は、

土曜日、仕事前の時間、同じ場所という、

16年前と同じ偶然が重なった。

帰り際、

万が一に備えてガソリンを満タンにした。

念のため、防災グッズも点検しておこう。



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