Halはすっかりテントが気に入った様子で
寛いでいる。
昼間は暑さのせいで息が荒くなったので
一度、家の中に戻って夕方の散歩まで過ごしていたが
夫が庭にいるのが余程気になるらしく家の中を行ったり来たりと落ち着きがない。
夕方になって日が翳ると、
一気に気温が下がってきて、虫の音が近くで聞こえ始めてきた…
この黄昏時から宵にかけてが一番、快適だ。
テーブルの上のBluetoothスピーカーから聞き覚えのあるメロディが流れてきた…
♫You’d Be So Nice to Come Home To…♪
ふと亡き父母のことを考えた。
郷里にはもう家がない。
きっと今頃は二人とも広島の妹宅に行っているかな…
その後はココにも来るだろうか…
仲が悪い両親のために一階と二階に別々の小さな祭壇を用意してある。
庭でBBQをしていると夫が私の帽子を指差して
「チョウチョがとまってるよ」と言ってシャッターを押した。
蛾のようにも見える…が、
(ー ー;)
もしかして両親のどちらかの霊を乗せて飛んできたのかもしれない…
私たちはしばらくテントの中で休むことにしよう。
Halは大はしゃぎだ。