特殊な能力を持っていることが
他人とコミュニケーションを邪魔させる…
と苦悩するアメリカ人の霊能者と
リゾート地での津波に遭遇した際に臨死体験をしたフランス人女性ジャーナリスト、
そして、交通事故で双子の兄を亡くしたイギリス人の少年…
住んでいる国も違うし、立場や年齢も異なる三人が、いったいどこで出逢うことになるのだろうと思いながら、
途中まで観ていました。
ストーリーは、三者が出逢うまでの様々な出来事を描きながらも、
「死んだ後、人間はどうなるのか」
「死後の世界は存在するのか」
「死者と話すことが実際にできるのか」
…などの疑問にも、答えてくれているように思えます。
この映画で一番印象に残ったのは、
冒頭の津波のシーンで、
女性ジャーナリストが、
流れてきた鉄の塊で頭を打つシーンは、とても生々しく、
5年前の震災直後には上映が中止になったというのも頷けます。
そのシーン以外では
ラストの、マット・デイモン扮する霊能者とフランス人女性ジャーナリストがカフェテラスで待ち合わせするシーン…
想像なのか、未来の予感なのか…と観るものに思わせつつも
終わるシーンは、
「後は、皆さんの想像におまかせします」
と言われているようで
強い強いインパクトを残しました。
双子の少年役はホンモノの双子の子役が演じているのですね!
死んだ兄の霊を呼び出してもらうシーンは
涙なしには観られません。😢
クリント・イーストウッド監督作品では
『マディソン郡の橋』が、私の中ではNo.1
ですが、
観終わった後、
心が穏やかになる良い映画だと思います。
しみずゆみ 🌿