遠い森 遠い聲 ........語り部・ストーリーテラー lucaのことのは
語り部は いにしえを語り継ぎ いまを読み解き あしたを予言する。騙りかも!?内容はご自身の手で検証してください。
 



    BSで ヤマト 観ました。もしかして....とおそるおそるだったのですが 思ったよりずっとよかったです。宇宙戦艦ヤマトはかなり荒唐無稽なまんがです。戦艦大和は太平洋戦争末期 帰りの燃料もなく 轟沈を覚悟で一縷の希望だけを抱いて出航しました。 日本の誇る技術の粋 戦艦大和。先に沈んだ武蔵とともに 米軍に爆撃され大勢の乗組員とともに海の藻屑となった大和が復活することは 日本人にとって胸が熱くなるようなこと でもありえないことでした。それにコスモクリナーだって。

    漫画だからこそ通用したシチュエーションを実写化する それはたいへんだったと思います。でも大和の復活はサラリと流し 焦点を人間が生きてゆく希望にしぼって この映画はある意味成功したと思います。ちょっと 出演者の調和がとれてないところもありましたが.....山崎努さん演じた艦長 それからキムタクの声がよかった。CGも見ごたえありました。それにしても放射能除去装置 ほしいですね。

    アバターは三度目ですが 観客動員数や内容のよさがあっても アカデミー賞とれっこないね と思いました。それがアメリカの自由の限界 そして にもかかわらず 自国の植民地主義をさらけだせるのが強さでもあります。日本の映画界もエンターティンメントとして もっと熱くそして冷静に 日本の政治のこのぼろぼろのありさま 市井で懸命に生きるひとを描いてほしいと思います。ジェダイが時代劇のジダイからというのは有名な話ですが アバターのエイワも平和からではないかなと思いました。もうとっくに気づいた方がおいでと思いますが。......それからガンシップや魂の木にナウシカやもののけ姫の残影を見たような気もします。

    最後に 錦織くん おめでとう おつかれさなでした。フェデラと対戦したいという願いがかなってよかった。このつぎはフェデラに勝つという目標に向かって ぜひとも勝利を手にしてください。

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    きのう 原発のデモに行く予定でしたが 足のほうが耐えられそうにない状態だったので 急遽 千葉に向かいました。千葉のことが地震の関連で気がかりだったのと 天の日津久(月)神社にご参拝したかったからです。

    どんよりした曇り空 3.11以来 なぜか多くなったように思われる小ぬか雨.....
16号線 柏の葉あたりから線量上昇 車内 0.17μsv/h 北上とともに数値はぐんぐん上がり 若柴の信号で0.20 柏警察前で0.21 そして とうとう 0.22マイクロシーベルト。赤ちゃんも子どももふつうに街を歩いていました。(帰り 県道7号線で0.23μsv/hを計測しました)

    印旛沼の脇 0.19μsv/h うなぎを焼く香ばしい匂い どこのうなぎかな.....
やがて左にコンビニ 右に見事な枝ぶりの松の林 そこは甚兵衛渡しのあとでした。それでは義民佐倉惣五郎と老いた渡し守、甚兵衛のおはなし....

    木内惣五郎は苗字帯刀を許された村の名主でした。四代将軍家綱の時代、一帯が飢饉に苦しむ中、佐倉藩は藩財政優先で重税を課しつづけます。困窮した村々の名主たちの総代として、惣五郎藩の役人と交渉にあたりましたが 藩の役人たちは、農民の要請をかたくなに拒み続け、ついに惣五郎は将軍家綱への直訴を考えるまで追い込みます。

    直訴は多くの場合、訴状は預かるが、訴えた人間は法を犯した者として極刑というのが当時の常識でした。しかも訴える先が幕府ですから、これはもうとんでもない覚悟です。 江戸に出奔し、状況を調べた惣吾郎は、直訴の決意と手立てを決めた後に、一度木内村に戻っています。それは、後々累が及ばないよう、妻子を離縁するためでした。その時、惣五郎が藩に追われる身と知りながら、禁を犯し なたで鎖を断ち切って舟を出してやったのが、老渡し守の甚兵衛。牢に囚われ生きながらえるよりはと 甚兵衛は、凍った印旛沼に身を投げたのでした。囚われて佐倉藩に戻された惣五郎は、本人だけでなく幼い子供たちまで死罪に処されました。

    甚兵衛渡しの水神社にお参りし 麻賀多神社に向かいました。信号一つ目と二つ目の間 左に赤い柵が見えます。鬱蒼とした境内林  麻賀多神社は旧佐倉藩の総鎮守だったそうです。すぐ右側に祓戸三神 瀬織津姫 速秋津姫 などが祀られていました。ご祭神は和久産巣日神 豊受大神の親で天照大神 妹神だそうです。この地の守り 大麻が合法となるように 祈願しました。 摂社 末社 をご参拝したあと 樹齢1370年 東日本最古という大杉のもとへ......すばらしい木でした。伊豆の太郎杉より高くはないのですが 静かな凛とした気がありました。

    天の日津久(月)神社は麻賀多神社本殿のウラにありました。おそらく麻賀多神社より古い時代に祀られていたのでしょう。わたしはコンクリートの台座が気になったのです。お宮から感じる気は細いけれどもたしかにそこにありました。七五三のお宮参り 若い父親が ご参拝のあと赤い絞りの着物を着た幼い娘を抱きしめて「ミキは元気に育つんだよ」......日本中の幼い子たちが どうか 元気に育ちますように。

麻賀多神社 → コチラ

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