英国は ファンタジーの宝庫である。
正月休みも 残りわずか
今日は 久しぶりに ブリジンガメンの魔法の宝石
と ゴムラスの月 を 読んでみました。
アラン.ガーナーの四部作のうちの 二作 です
今から 51年前の出版で 当時は スイスイ 物語
の中に入り込めたのだが 描写が 細かくて
まどろこしさも感じた。 呪術廻戦 なんか 早読み
してるからかも 読書が 雑になった気がします。
ケルトの伝説をモチーフにしているので 銀の額のキャデラン
という 魔法使いや 湖の精霊や 魔女や 悪そのもの
が出てくるのだが 実際のところ 偉大な魔法使いは
ほぼほぼ 役立たずである。 世界の滅びを救うのは
子ども コリンとスージーの兄弟 と 小人なのだ。
指輪物語も 世界を救うのは ホビット だった……
翻って 世界の神話 昔話に 思いを馳せたとき
一寸法師 五分たろう のような 日本の昔話もそうだし
ならなしとり のように 末っ子が 親を救うものがたり
の多いこと。
アフリカの スズメの雨降らし は 一番小さいスズメが
乾き切った 旱魃の大地に 雨を 降らし
カナダのネイティブの創世神話では ちいさな海ネズミの
マスクリートの献身で 大地が生まれる。
神は 小さきものを 愛し 祝福なさる。
これからの地獄の世を 救うのも 小さきモノであろうか
小さき 心もとなき存在である人間であろうか。