音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

アルルの女は出てこない。

2019-10-31 22:56:08 | 名曲
嵐山から流れる桂川と琵琶湖瀬田川から流れてくる宇治川、三重県青山高原から流れてくる木津川。
この三川が並ぶの八幡の御幸橋です。
三つの 橋の 真ん中を 曲がると 桂川の東岸を走ると、 京阪の 踏切を渡ることになります。
この赤い鉄橋が 鉄オタさんの 絶好のスポットです。

私も つい撮ってしまいます。


巨大な鉄橋と


取り巻く川と野原の のどか具合が 何とも言えません。

これはゴッホのアルルの跳ね橋。
橋って なんだか 写真撮ったり書いたりしたくなるんですよね。
アルルと言うと フルートの代表作ビゼーのアルルの女のメヌエット。
1872年ドーデーの戯曲をもとに書かれました。
舞台はアルルの農村。
裕福な農家の息子フレデリが闘牛場で見かけたアルルの女に恋をしたことで起きる悲劇。
アルルの女は一度も登場しません。

のどかな農村の若者が告白もせず、会いもせず、悶々と思いを募らせ、母親や婚約者の思いも踏みにじり。

アルルの女が他の男 と 逃げると聞いて 勝手に嫉妬して勝手に絶望して 機織り小屋から身を投げて死んでしまうと言う お話です。
若きウェルテルの悩みや、 シューベルトの 夏の名残のバラ など初恋、 恋というより恋未満の失敗で 自殺すると言う 物語がその頃流行っていたようです。

豊かな 働かない でも生きていける 中産階級が
革命によって それを良しとしない空気が 生まれ といって どうしたらいいのか? 目的を見失った 人たちがたくさん生まれました。
トーマス マンが 魔の山で そういう人たちの答えが戦争に 参加する ことと示唆していましたが、 現代の 引きこもり 60万人の行き先が 幸福な未来であることを祈ります。

アルルの跳ね橋は1888年に描かれたので、 こののどかな感じ が アルル の 空気だったと思います。



病院日記

2019-10-30 21:40:51 | 日記
おっ❗ガリガリくん、卵焼き味と 珍しがって写真に撮ったら 横にチェリオ、クリーミーマヨネーズ。

ガリガリくんは醤油フレーバーつき、クリーミーマヨネーズは濃厚で300キロカロリーあるそうです。
健康志向からあえて離れた「おいしいものが食べたい」という層を狙ったそうです。

時間があったら買って食べたかったです。

父の具合が悪く 歩けなくなってしまいました。

火曜日に 病院に行こうと車で 出かけましたが 母と二人で なんとか玄関に連れ出して 車椅子で 車の入り口まで来ましたが どうしても 車に乗ることができません。
結局無理だと思って また 家に戻りました。
立てないというのは大変なことです。
玄関から車までの往復で1時間。しかも雨が降っていました。
どうしてもその日に 行かないといけないってことはなかったなぁ。 小雨でしたが 背中もびしょ濡れです。

ケアマネージャーさんに電話してどうしたらいいか聞いたら 、すぐ来てくれて 抱えて車に乗せてくれました。

母は79歳 私は この前腰をやったばかり 足の関節症で重いものは持たないように言われています。
帰りはどうしよう?
「介護タクシーがありますよ。」 ケアマネさんが リストをくれました。

急には対応できない。
予約でいっぱいで駄目な所が多いので 病院で 電話をかけまくりました。

5件目で 来てくれることが見つかったので 仕事があったので帰りました

介護タクシーを頼むと 家の中まで入れてくれます。

とっても助かりました 運賃プラス1000円 介護費 片道3000円 。
往復となると6000円です 。
これではなかなか使えないでしょう。

結局検査だけして また来なさいということになりました 。
私がいたら 何とかならないか聞いたところですが母だけなので 素直に聞いてきました 。 どうしたものかな?


大体病院に5時間もいたのに 薬も出さず 診断もつかないとは…。
病院ってそんな所だって諦めてるけど 一体誰が 担えるのか?
ため息が出ました。
暗い話で、ごめんなさい…。






11/4イベールの間奏曲

2019-10-29 23:46:29 | コンサート
11/4(祝)西宮ギター練習会
発表コンサート 夙川公民館ホール 11:00開演
いよいよ近づいて来ました。

市川珠代さんのオーダーはイベールの「間奏曲」
1935年の作曲です。
1890年フランス生まれのイベールは、パリ6人組とも親交がありましたが、 6人組に数えられなかったのは 3年間のイタリア留学とその後のイタリアとの関係によると言われています。

第二次世界大戦で敵国であった イタリアとの親交は 微妙にイベールの 作曲家としてのキャリアに影響を与えています。

1940年ナチスドイツの傀儡政権である ヴィシー政権下で、彼の音楽は禁止されました。

反面 同じ頃 ドイツと友好国であった日本の委嘱で皇紀2600年奉祝典序曲を作曲しています。

南仏に逃れ、 作曲活動をしていましたが、戦後ドゴールに請われて パリに帰りました。
この時代の作曲家は 政局により 誰もが翻弄されていました。

間奏曲の他に ギターとフルートの 小品として 寓話、物語を書いています。

さて、どう演奏しましょうか?













静かな週末

2019-10-28 23:09:18 | 日記
ブルータスの彫刻のレプリカ。
バブル崩壊前夜、粗大ゴミ置き場から救出してきました。
久しぶりに静かな週末かと思ったら、金曜日朝に母からメール
「 明日 お父さんを病院に 連れて行ってください。」
「 明日って土曜日のこと?」
そうです。
土曜日に病院やってないでしょう。




金曜日は 実家で 父は見る日なので 帰ってきたら話を聞こう と思って待っていたら 夜10時前になって 帰ってきました。

「お父さん急に立ち上がれなくなったから 病院に連れて行きたい。」
連れて行っても 何もできることないし一緒でしょう と思ったけれど、 土曜日に診察があるか 聞いてから電話してくれるというので 段取りだけして帰りました。

土曜日の朝 連絡ないので寝ていたら 10時頃 メールが来ているのに気が付きました。
11時から受信できます…って もう間に合わない。

電話したら 仕方ないなあ 次の火曜日に連れて行こう となりました。

すると長男から LINE が来ました

東近江に就職して 初めての冬。
スタッドレスタイヤ をつけたので 古いのを預かってくれ。
狭いアパートでは 置いとくところがないらしいです。

そこでブルータスが置いてある旧宅に タイヤを運んで行くことになりました。
東近江から かえってきてお昼を食べて。


もうスタッドレスは履いています。




普通タイヤを よっこらしょっと運んで、




クワガタ屋敷と化している旧宅に運び入れました。

終わったら 野良猫が珍しそうに覗いていました。

キジバトも 逃げません。
いよいよ旧宅は 野生の 生物に 占領されているようです。

原田の森美術館コンサート

2019-10-28 22:08:14 | コンサート
土曜日は、兵庫県立美術館原田の森ギャラリーで西宮ギター練習会発表コンサートでした。

朝ドルチェ楽器でI先生 マスタークラスの後 王子公園まで 移動 コンサートの後すぐに梅田に戻り ボロボロの楽器を調整してもらい 今度は梅田の グラナダで ライブでした。

朝先生に絞られた後、 王子公園へ移動 途中のコンビニでサンドイッチと プリンを買って 会場で お昼ご飯を 食べました。

12時半に着いたら川原さんが待っていて 開演までに一回だけブルクハルト を合わせることができました。

今日は重吉さんともジュリアーニをするので、 その後 3楽章を一度だけ 彼とも合わせることができました。

すぐに本番です。
皆さん いつもながらすごい 熱演です 。

ギター コンクールで 何人かこの会から金賞銀賞入賞 出ています。

私もしっかり演奏しなくちゃ!

川原さんの オーダーは ピアソラの オブリビオンとアヴェマリア。
そしてブルクハルトのセレナーデの3楽章です。

オブリビオンと アヴェマリアは エンリコ4世と言う 映画の中で 使われた 曲です。

オブリヴィオンは 忘却 という意味で アヴェマリアは 昔々 という副題がついていて 、同じような息の長いロpングトーンの多い似たような曲ですが、その音楽の持っている意味は違います。

二つ並べて演奏することでで 明確になるといいのですが…。

ブルクハルトは 現代曲。
しかも 第3楽章は 行進曲です。
全く違った肌あいの曲を 演奏することになりました。
でとてもおもしろかったです。

休憩を挟んで 今度は重吉さんと ジュリアーニ デュオコンチェルタント OP85です。
ほとんど20分吹き続けの長丁場、 ピアノの曲でよくある 休む時間もほとんどありません。よく聞いてくださったと思います。

本当に暖かい弾き合い会です。
いつもは最後までいるのですが、 今回は調整があるので すぐに 梅田に戻りました。
タンポがへこんで EやF#の音が まともにならなくなっていました。

気合いで乗りきりました!



クーラントとブーレ

2019-10-26 00:23:43 | レクチャー、マスタークラス
エリカ シュトローブル先生のバロックダンス講習会第2回目

まずは前回の復習から


🌗左足、🌓右足、🌕両足揃える。
アルマンドと言えばバッハの無伴奏フルートソナタの1楽章。


アルマンドは フランス語でドイツという意味です。
ドイツ人は昔ゆったりと動くと思われていて、 ゆっくりした リズムを意味します。

今日の課題。
クーラント。
クーラントは走ると言う意味です。
実際には、 クーラントはいろいろ種類があって リズムも複雑だそうです。
ジャンプ と言うかスキップ する感じで。


ダウランド、Hくんのギターで。

それからブーレ。


ブーレは有名なバッハの無伴奏チェロソナタ、フルートで吹きました。




薩摩つげの頭部管。
バッハに合います。


途中でバランス というポーズを取るところがあります。
踊れます。
踊りに合わせて演奏するととても気持ちがいいです。

復習で無伴奏フルートソナタでサラバンド。


次回、最終回は11/26
ジーグとガボットです。



弘法市

2019-10-24 21:40:39 | 紀行
毎月21日は東寺の弘法市です。
mさんの仕事のお休み を狙って 二人で 弘法市に行きました。

薄曇り ちょうど良かったです。



琵琶湖から繋がった疎水には いつものサギちゃんがいました。

門前にいつも店を出している おじさんのところで 今日は A#管を買いました。




お琴を弾きながら 雑貨を売っている人がいました。
短琴というものかな?と思いましたが 、より短い 最近 普及用に 作られたミニ和琴というものではないかと思います。
案外いい音してました。
おばちゃんやるなぁ!



フルートも売っていました 。美空ひばりさんのプロマイド、多分お豆腐屋さんのカランカラン。 その他よくわからない 諸々。


バイオリンとマンドリン。

音が鳴るかどうかわからないアコーディオン…でも美しかった。


大工道具も売っています。
いろいろ欲しいものはあったけれど きなこや ちりめん山椒 食べるものを買って、


京都駅まで歩いて ぶぶ漬け定食 頂いて帰りました。



おてらいぶ 光明寺

2019-10-23 22:44:34 | コンサート
日曜日は 枚方光明寺でのおてライブでした。

ピアノの舘山由美子さんと肩のこらない小品を演奏しました。

住職の羽田雅峰さんに誘って頂きました。



エルガーの愛の挨拶、メンデルスゾーン歌の翼、ドビュッシーの小さなくろんぼ、フォーレのシチリアーナ。

ドボルザークのユーモレスクだけは 薩摩つげの 頭部管で演奏しました。

繊細で柔らかい音が故郷を思うドボルザークの気持ちに合うと思いました。

この頭部管は日本のメーカーTtuneの 高村さん が今年の5月に 制作してくれたものです。
この曲を特に台風被害に遭われた方々に捧げました。

月の沙漠、赤とんぼをみんなで歌いました。


本堂の仏様にお尻を向けて演奏…ごめんなさい。

最後にお参りして帰りました。



ギターの聖地グラナダライブ

2019-10-22 23:18:44 | コンサート
10/19(土)の夜はギターの聖地 スペイン居酒屋「グラナダライブ」でした。

ドルチェ楽器でフルートの調整をしてもらったら、本体がそこはかとなく曲がっていて、足部管に軽くへこみ。
タンポが一個破れていて交換。…はぁ。毎回いろいろつらいです。

が、今日はそんなことはいってられません。
2回目のグラナダライブ。


昭和47年 創業の グラナダは 居酒屋ですが ライブの時は マスターが「 私語厳禁 お酒も出しません。」 と決めていて 真っ暗な中で スポットライトで演奏させていただきます。

さっきまで歓談して いたお客様も 目をつぶって手を組んで聞いてくださっています。
オーディオもギターがよく響く 最高のものを入れて下さっています。

お店は小さいですが こんなに音楽への愛が溢れたところはありません。

70代のマスターの頭の中には 日本の ギターの歴史が びっしりと詰まっています。

こういう所での演奏は背筋がピンと伸びて 心が改まります。

お客様も ギタリストや 音楽家が多いです。

重吉圭一郎さんが、 8時から ギター ソロ曲で ヴィラロボスやバッハを弾いた後、休憩をはさみ9:00からジュリアーニのデュオコンチェルタントOP85
全4楽章 25分。

しわぶきもせずという言葉がありますが、「咳き」と書くそうです。
咳払い1つしないと言う意味だそうです。

文字通りそうでした。
こんなに奏者として幸せなことはありません。

そして、プホールの「ブエノスアイレス組曲」から、Palermo。

ピアソラへの深い尊敬。
ブエノスアイレスという土地とその地に根差し生まれたリズム、音楽をクラッシックの技法に取り入れ存分に尽くしたプホールの美しいメロディ。

演奏後も、含蓄のあるマスターとお客様とのやり取りに懐かれて夜は更けていくのでした。











11月4日の打合せ

2019-10-18 23:14:27 | コンサート
11/4(祝)西宮練習会の発表コンサート 11:00~、夙川公民館ホールで市川珠代さんと演奏します。


カルリのプティ デュオop191からデュエット3
デュポアの古典的なあなたより、
1Dialogue「対話」
3Moquerie「あざけり」
4Les Reverences「尊敬」
最後に
イベールの「間奏曲」

カルリは一度やったことがありますが、古典をきちんと演奏するのは簡単そうで難しいです。

スタカートの長さ、音の始まりと音の始末。
よく考えて演奏しなくては。

デュポアはギターとの掛け合いが大切です。
ギターは伴奏という枠を越えてきます。
フルートとの対話がおもしろい!
「いつか全曲やりたいです。」という市川さんに「異義無し!」



イベールはフルートが駆け抜けていきますが、実はギターがめちゃくちゃカッコいい❗
シビレます❣️
ホントに。
11/4が楽しみです。