音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

民主的な方法

2011-04-29 21:58:11 | 哲学

山口県に嫁いだ生徒さんに、コンサートのご案内をしたら、当日はいけないけれどと頂いたアレンジメント。とついでからも、フルートを続けてくれていて、本当にありがたいです。

今日からゴールデンウィーク。
私は、本当に久しぶり。3日連続のSTEP TEEN講座に参加します。
講師のDさんが「もうこれをするのは、今年9月で最後。」と言われるので、参加を決めました。

STEPは、アドラー心理学を基礎とした民主的な親になるための組織的なトレーニングで、ドン・ディンクメイヤーとD K マッケイによって開発されました。
子育て法と一口に言っても、HOW TOではなく、心理学をベースにした人間関係の哲学。

日本に民主主義の法律は入ったけれど、それを家庭や個々の人間関係に応用する方法は、誰も良く知らないままにきています。

暴君となって指導するか、放任して過保護をするか。アメとムチによる指導を、ほとんどの人が教育だと思っています。

何を教えるか?ではなく、民主的なふるまいを親がする。プロセスを見直すプログラムです。

責任感ある親になる。自立的であること、自立すると言うことは、選択の権利を保障され、選んだ結果を引き受ける。責任をとるということとセットです。

ではどのように?モデルはほとんどいません。民主主義は新しい考え方だから。

なんだ子育て法かと思われるかもしれませんが、音楽にも、とても役に立ちます。
音楽はプロセスの芸術です。
どう生まれて、どこをどう通って、どう行き着くか?
心や身体、思考など、全て影響します。
お茶の作法、演劇。芸術はプロセスをどうするか?ということのみ。
この講座は不思議ですが音にでます。


不審者情報

2011-04-28 21:43:43 | 子ども

オレンジの薔薇も、とっても素敵です。

今日昼から、児童会勤務。晴れたかと思ったら急に豪雨になったり、おかげで、びしょぬれの子どもが大勢出現。お着替えで大忙し。
そんな中、校内放送で「不審者が出たので、学校の中で過ごして下さい。」とありました。
「どうしたん?」「包丁持ったおばさんだって!」
「えー、なんだって。」「先生、どうなってんの?」
口々にまわりにいた子どもが、騒ぎ出します。
「今、先生が聞きに言ってくれてるから、大丈夫、ここで待ってよう。」
10分ほどしたらまた放送で「先ほどの事案は解決しましたので、下校してください。」
パトカーを見たと言う子どももいて、しばらく、ざわついていましたが、その後はいつもどおりの児童会でした。

大人の全てがひどいわけではないですが、子どもの世界は小さい。学校と、家族と、住んでいる家の周りが世界のほとんど全てです。

大人にとっても、毎日起きるいろいろな出来事の中で、ぶれないでいることは難しいですが、情報の少ない子どもはもっと難しいです。

大人がぶれるとすぐに子どもに影響してしまいます。子どもに安心を与える大人でありたいと思っています。


交流(ラポール)

2011-04-27 22:17:10 | 音楽

これは、不思議なご縁の方からのアレンジメント。話せば長いので、また、そのうち書くかもしれません。案内したものの、まさか、来ていただけるとは思わなかった。3年ぶり。こういう人とも再会でき、コンサートは私の人生の美しい一ページになりました。

しかし、現実は続く。お礼状もまだ、出せていないのに、児童会は毎日あります。
先送りにした仕事も・・・。

コンサートの後は、基本に帰れが心情ですが、時間が無く、次なる曲に取り掛かってしまっています。
しかし、解決した演奏上の問題。を、全ての曲に適用できるように、見直しながら、演奏していると、以前より慎重に、音の意味一つ一つを考えるようになっている自分に気付きます。

Kさんが奏法を言語化してくれたのと、私の演奏がどうなっているのか?をずばりと言ってくれたおかげです。

自分の演奏に、新しい色が何色か加わっている感じがします。
これが、一緒に演奏することの醍醐味だと思います。

誰かと会って、全く自分が変らないなら、それは、誰かと出会ったということになるのでしょうか?

変ったからといって自分はなくならないし、以前の自分を否定することも無い。かつての自分の色に、新しい色を塗り重ね、混ぜ合わせることで、より豊かに、深みをました人生や音楽が待っているのです。



感謝

2011-04-26 21:51:33 | コンサート

昨夜は、「音信」トリオコンサート。
朝、洗濯機を回しながら、おそうじ。一人レッスンした後、受付グッズを買って、つり銭用のお金を引き出し、お昼ご飯を食べ損なったので、スーパーでパンを買って、自販機で缶コーヒーを買い、梅田の楽器屋さんに貸し部屋代を支払って、3人で練習。4時まで2時間練習の後、天満橋プチエルに。

会場に着いたら、「宅急便が着いています。」と言われて受け取ったのが、この花束。すごい、量の薔薇。高校時代の友人二人からでした。びっくり!

高校の同じクラブの友人、恩師、クラスメート、クラスメートの娘さん、大学の時の先輩。後輩。そして同輩。門下の友人、生徒さんたち、そのご友人。一緒に演奏した事のある声楽家、ケーナの奏者、地域の友人、両親、夫。

私の大切な大切な人たちが、集まってくれました。

悩みに悩んだテレマンも、長い、ながーいクーラウも、やたらと元気なドップラーも、なんとか無事に乗り切り。
後半の楽しい小品は、私も本当に楽しかった。

終演後、「涙が出たわ。」「感動したわ。」「これからも、ずっと続けてね。やめたらだめだよ。」と声をかけてもらって、私も本当に感動しました。

直前まで悩んだおかげか、数年来苦悩していた演奏上の問題が解決。
これも、パートナーのKさんのおかげです。
「本番が一番よかったです。すごい、努力の跡が、わかった。すごい変りましたね。」というKさんの言葉が、今回の私の勲章です。

ピアニストのTさん。譜めくりや、受付を手伝ってくれた人たち。大勢の人に支えられた演奏会でした。

自分がどんなに愛されているのか、わかった演奏会でもありました。
本当にありがとうございました。


スプリングコンサート ファミリーポート

2011-04-22 21:20:14 | 音楽

モクセイ科、連翹(レンギョウ)は6種類あります。これは支那連翹というそうです。
この黄色、いかにも春が来たと言う感じがします。

今日は、ファミリーポートひらかたでの「スプリングコンサート」本番でした。

10時30分開演。9時半に集まってリハをしていると、地元ケーブルテレビのKcatさんが、取材に来られて、「演奏会に向けてお話を聞かせてください。」
「子育て中のお母さんは、自分のしたいことややりたいこと、楽しみを脇に置いといて子育てに集中していることが多いです。子どもたちが楽しむことも大切ですが、今日は、子ども達が多少動いても遠慮せずに、コンサートに参加してもらい、おかあさんたちに音楽をゆったりと楽しんでもらいたいと思います。」
っていったら、「今いいこといいはったから、もう一回カメラの前で言ってください。」
って、そんなん再現できる?大きいマイクは前にあるし。
もぞもぞ言って、あれ?さっきと何か違う・・・でも、まあ、いいか。

イレギュラーで始まったコンサート。

お天気が悪くなるということで、心配でしたが、元気な子ども達とお母さん達が集まってくれました。

来るたびに思うことですが、ここの空気はポートのスタッフが、普段から作り上げてくれているので、いつも暖かく、安心です。お母さんや子ども達にもそのことが伝わるみたい。

お母さん達がリラックスして、聞いてくれるので、子ども達も安心。
3歳以下の子ども達が多かったようですが、のびのびと、しかし、音には集中して聴いてくれているように見えました。
ずっと手拍子してくれている子どももいました。
うろうろしながら、足が、音楽のリズムと一緒。

終わってからも、みんな、なかなか去ろうとせずに、一緒に写真を撮ったり、「よかった」「癒されました」などと声をかけてくれたりしました。

Kcatさんも、全部は撮らないといっておられたのに、最後の曲まで、いらしてて、楽しかったのかな?

私も、フルートのKさん、ピアノのKさん。二人と演奏できて本当に勉強になったし、楽しかった。

次は、4月25日(月)19時から トリオコンサート 天満橋(プチエル・エルおおさか内) まだ、チケットあります。
お問合せ moto-fl-angel@nifty.com まで。


明日コンサートinファミリーポートひらかた

2011-04-21 21:24:53 | 音楽

この花も水仙です。リップヴァンウィンクルと言います。なんだか楽しい花です。

頭部管を抜いて、あごを出して、吹き出して2日目。
油断すると、内側に回って、音程が下がってしまいます。
慣れるまで、何度も繰り返し。

もう一つ、チャレンジしていること。
今度のパートナーフルートのKさんは、楽譜に書かれた音符を、追うのではなく、自分が音符になって演奏する。
例えば、迷路の中に入って、道を一つ選んだら、前は見えない、後ろの道はもう無い。
自分が音符になって、次の音符に飛び移る。と言うイメージを持って演奏しているそうです。
飛び移り方は、立体映像の3Dで、上に行ったり、下に行ったり、時には横からグルッと回ったり、音楽の流れによって変るそうです。

おもしろい!

私もやってみよう。というわけで、チャレンジ中。
明日は、枚方市の子育て支援の拠点 ファミリーポートひらかたで親子コンサートの本番。

10時半開演。残念ながら、明日は雨のようですが、コンサートはおもしろい曲をたくさん選びました。当日参加もOKだそうです。
どんな親子に会えるか楽しみです。



フルートデイ

2011-04-20 21:12:09 | 音楽

水仙シリーズはまだ続きます。これは、ディックウィルデンというそうです。八重咲きの水仙は、やっぱり華やかな感じがしますね。

今日は、朝、22日のコンサートのピアノ合わせ。牧野のピアノのKさん宅で、フルートのKさんと3人で練習しました。
音程の甘い所、曲想の一致していない所など、最後の合わせ。

昼には天満橋まで行って、25日の会場の確認。
照明セットを頼みました。

3時には梅田ドルチェ楽器で、フルートを調整してもらいました。
どこが、と言うのではないですが、何か音の出が悪い時があるので、Hさんに見てもらうと、やっぱり、タンポが二つ破れていて、変えてもらい、開き具合も調整してもらいました。

見違えるように、吹きやすくなってうれしい。Hさんに感謝。

4時からS先生のレッスン。
音程が低いことを悩んでいると相談すると、私の下あごが引っ込んでいるので、普通の人より、下あごを出して吹いてみることを試すようにいわれました。

人によって骨格が違うので、一つにやり方に、とどまらず、いろんなことを自分で試してみたり、調べたり勉強すること。

気付いたら、また、ワンパターンに陥っています。
自分の癖なので、自分ではわからない。スーパーバイザーは誰にでも必要です。

そして、やっぱり、スケールと、自分の音を良く聴くこと。

どこまで、できるかわからないけれど、本番まであと少し、それまで少しでもいい演奏ができるように、自分を変えることにチャレンジし続けたいと思います。




トリオの練習

2011-04-19 20:36:08 | 音楽

良く見るこの水仙は、フォーサイトと言うそうです。

朝、寒いと思ったら雹が降ってきました。7㎜×5㎜、厚さ2㎜長方形をしていました。局地的なものかしら?茨木から来たKさんは知らないと言っていました。
晴れたり、風が吹いたり、雨が降ったり。
こういう時平安貴族なら、祭祀を執り行なったり、方違えをしたり、遷都したりしたのかも。

音楽はそういう祭祀の、祈りの中で発展して来たことを考えると、今こそ音楽。

今日は、Tさん宅で、25日のピアノ合わせ。
S先生のアドバイスを受け、テレマンの速度を見直し、スラーを合わせました。

クーラウも、ドップラーも一筋縄ではいかない。

音色の作り方、音程の取り方、息のスピード、方向性、音の始末の仕方、体の使い方。

Kさんは、本当に良く考えていて、関心してしまいます。

私はまだまだ勉強しないと。どこまで、できるかわからないけれど、最後まで練習しよう。


マンドリン アンサンブル プレイアディ

2011-04-18 21:31:07 | 音楽

この水仙はフラワーレコードと言うそうです。レコード盤の真中のラベルのような、オレンジの花芯のせいかしら?

土曜日にマンドリン アンサンブル プレイアディの演奏会に行ってきました。
谷町4丁目の日本福音ルーテル教会を使っての演奏会でした。
指揮は平田昭浩さん。大学のマンドリンオーケストラの先輩がメンバーのほとんどを締めています。

前半は、マンドリンのオリジナルの小品。
ブレスゲンの舞曲、アマディの憂愁、セレナード風ガボット、クライドラーのピチカート ボッサ、ファルボの間奏曲、ステルザーティの夏の夜、マンドニコのチェチリアーナ。
マンドリンならではの、ピックを使った繊細なニュアンスを平田さんは良く理解されていて、メンバーはそれに良く応えて非常に感度の良い演奏をされていたと思います。

後半は、イタリアのラグ、アメリカの曲、アルゼンチン、スペインと前半とは違
った表現に挑戦されました。
ピアンタドーシのイタリアンラグ、ジョプリンのエンターティナー、佐藤允彦編曲ショーロインディゴ、ピアソラのオブリビオン、タンゴの歴史よりナイトクラブ。

どれも、小品ながら、良くまとまっていて良かったです。特に、オブリビオンは震災被災者へのレクイエムとして演奏され、メンバーの気持ちのこもった演奏でした。

アンコールのリベルタンゴは、前回にも演奏されたものを、平田さんがもう一度、編曲しなおしての演奏だけあって、こなれていて、楽しかった。

プログラムの表紙は米島末次さんの絵で、このアンサンブルの持っている質へのこだわりが表れているような気がしました。
繊細で緻密。

教会は、天井の下がっている位置から外は、音の響きが悪く、途中で位置を変えました。次は、ホールで聞きたいものです。


TWV

2011-04-15 22:48:17 | 楽譜

昨日、資料が無いとぼやいていたら、見つけました。ネットの水仙図鑑。
これは、房咲きの水仙で、シルバーチャームと言う品種だそうです。昨日アップしたのは、キングアルフレッド。花の名前がわからないと、ずっと気になって仕方ない。図鑑の主に感謝です。

25日のコンサートで、演奏する曲のテレマンのD-dur Sonata TWV42 D4は、フルートトラヴェルソと、ヴァイオリン、通奏低音のためのソナタです。

TWVは研究家1980年代にヴェルナー・メンケが作ったテレマンの作品組織的分類(Thematisch-Systematisches Verzeichnis seiner Werke)の頭文字をとったものです。
TWV42は、二つの旋律楽器と通奏低音のために作られた作品群に与えられた番号で、約150曲あります。
作品番号の後の文字は、大文字は長調、小文字は短調で表記されていて、これは、Ddur ニ長調の曲と言う意味です。

通常の作品番号と違うのは作曲年代別ではなく、楽器編成別、カテゴリー別、調性別の分類になっていることです。

トリオは、150数曲あるだけに、ほとんど全ての調性の曲が複数あります。最後の4は、複数ある曲に適当に、番号をつけたものだそうです。

86歳と言う長寿で、多作だったテレマンは、3000曲位残していますが、演奏し終わった途端に、グシュグシュッと丸めて、ゴミ箱に捨ててしまった曲もあったそうで、本当は、もっとたくさん作曲していたのではないかと言われています。