音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

リサイタル終了お礼

2014-10-20 21:11:00 | リサイタルのお知らせ

おかげさまでリサイタル、無事終了しました。


これだけのプログラムに挑戦したのは初めて。
大失敗して笑われるのでは?とか、こんな演奏で?!とか言われるのではと湧き上がってくる暗い妄想と戦いながら、孤独に練習する日々。

「頑張ってね。」
「楽しみにしてるからね。」
「行けないけれど、応援してるから。」
チケットを黙って何枚も売ってくれた人もいました。
病気、仕事、忙しい中、時間を割いてきてくれた人。
家族の助けもありました。先生も長い時間を割いて教えてくれました。

「よかったわ。ありがとう。」
「楽しかった。」

と、口々に言ってくれて、
妄想とは全く違って、現実のみんなはとてもとても優しかった。
こんな素晴らしい人たちの期待に値する演奏を、自分はできたのだろうか?

そう思うと、申し訳なくて二度とたつことなんかできない。
反省と自罰の気持ちが湧き上がってくるけれど、自分が一番わかっている。そんなものは役に立たない。みんなにも自分にも。

「次、案内ちょうだいね。」
「次はいつするの?」
「次は行くからね。」
「生涯学習だよ。がんばろうね。」

一人でもそんな言葉を聞いたら、前をむいて立ち上がってしまいます。
次は、もっといい演奏をする。
そんなことで、死ぬまでずっと行きそうです。

多くの人々に支えられ、みんながいるこそ私がここで立てる。そんなことを、強く実感した時間でした。
こちらこそ、元気が出ました。ありがとうございました。



最後のピアノ合わせ

2014-10-17 21:31:32 | リサイタルのお知らせ

今日は最後のピアノ合わせです。
甲東園にススキを庭に植えている家があります。フッサフッサ。


直前になってなんですが、やればやる程おかしくなってしまう時てありませんか?
ひと回りしてもとに戻るというか・・・。
確かに克服したはずのところが、はまってしまい何度やっても戻らない。

確かにちゃんと譜読みをして正確に吹いているつもりなのに、気がついたら、違うリズムとメロディで吹いていて、それは音楽的に無理ではなく、なんだかこっちのほうが良いような気がして覚え込んでしまっていること。

会っている時は誤解も解けていくのに、会わないでいるとどんどん悪い方に解釈していき、もうそれが確かめないとわからないことなのに、そうに違いないと決め付けてしまうように。

人間の脳は妄想したり、よくわからないことを繋げて考え、全体を類推し断定してしまうものだそうです。

それを防ぐことは不可能。なぜなら、それは情報の少ない中、判断して動くため、身を守るためにどうしても必要な要素だから。

しかし、必要のないときに動いてしまうその機能を修正するためには、情報を入れるしかない。
情報は直接あったり、人からの現実の情報を入れることです。

年を重ねて、気難しい大人になりたくなかったら、人と会って、ちゃんと現実の情報を入れることです。

良いことばっかりではないけれど、悪いことばっかりでもない。

今日も中田さんに会って合わせてみたら、妄想音楽が発覚して、修正修正。
私を妄想の世界から連れ出して、現実の世界に戻してくれたのでした。

さて、コンサートの主題は「妄想」・・・ではなく、「ファンタジー」
楽しい幻想の世界を繰り広げられるように、二人でがんばります。
どうぞ、楽しんで聴いてくださいね。


午後のファンタジー

2014-09-26 23:04:50 | リサイタルのお知らせ

第二回久米素子リサイタル 「午後のフルートファンタジー」のお知らせです。


2014年10月19日(日) 午後14:00開演 (開場13:30)開場

♪プログラム♪
ゴーベール ファンタジー

タファネル ウェーバーの歌劇「魔弾の射手」の主題によるグランドファンタジー

タファネル トマの歌劇「ミニョン」の主題によるファンタジー

ドニゼッテイ ソナタ C-dur

ブリチャルディ ワーグナーの歌劇「ローエングリン」の主題によるファンタジー

ブリチャルディ ヴェニスの謝肉祭


ファンタジーは、幻想曲という意味です。
夢、幻、想いというような現実を離れた世界をイメージした曲という意味と、有名なオペラの中の名曲を集め、変奏したり繋いだりして、そのオペラの世界を彷彿とするような曲という意味があります。

一曲は1912年に作曲されたゴーベールによる近代のファンタジー。
睡蓮が水や風にゆれるモネの絵のように、幻想的な色彩の変化を楽しめる一曲。

タファネルの2曲は、流行の最先端で、大きなイベントであるオペラをフルートでも楽しめるようにした曲です。
ブリチャルディはイタリアの作曲家で、オペラのファンタジーを200曲近く作曲しました。
体力、知力の限界挑戦プログラムです。
楽しんでいただけるように、一生懸命努めさせていただきます。
ぜひおいでください。

会場 よしゅうホール 大阪市営地下鉄 長堀鶴見緑地線 松屋町駅 1番出口より徒歩5分
大阪市中央区1-4-11 モリビル2階

チケット前売2500円当日3000円
申込みはmoto-fl-angel@nifty.com 久米素子までご連絡ください。