ウィリアム・ベネット80歳記念 世界ツアー
兵庫県立芸術文化センター神戸女学院小ホールでのコンサートに行ってきました。
須磨に引越した生徒さんのAさんと一緒に聴きました。お久しぶりです。元気そうでよかった。フルートも頑張っているみたいで、嬉しかった。
全国を回られますが、ここでは、ウィリアム・ベネット&ローナ・マギーフルートデュオコンサート。
Aさんは、紀尾井ホール東京公演も行ってきたらしいです。ブリアコフの追っかけです。
パガニーニの鐘がよかったそうです。
バッハのトリオソナタは、マギーさんとベネットさんピアニストの水野久美さんのトリオ。
マギーさんの音に、80歳を迎えたベネットさんの音が寄り添って優しい演奏でした。
マルティヌーのソナタはマギーさんのソロ。
色の変化が大きな曲とマギーさんの柔軟な音色があっていました。
ドボルジャークのスラブ舞曲は、伊藤公一先生と、マギーさんと、ベネットさんとピアノ。
2ndが大変なんですと、ベネットさんが断られてから始まりましたが、伊藤先生の息のスピード、音程がぴったりと二人の間に入っていてびっくりしました。
ボニスのフルートソナタ これはベネットさんのソロとピアノ。
ロマンティックなラブソング、「I love you・・」と歌を交えた解説。二楽章はバス停で彼氏に、とか、とっても情熱的になどと。
演奏の方も、情景が見えるようでした。
ショパンの夜想曲8番をマギーさんとベネットさんで演奏。
これが今夜の一番かな。叙情的で、よく合わせられるなぁ。
ブラームスのワルツ集
マギーさん、中務晴之さんと、ベネットさんのトリオ。
いろいろな曲想の短い曲集。おもしろかった。特に、リズミカルな曲がよく合っていてよかったです。
セルバンテスのロス・トレス・ゴルペスはベネットさんとマギーさんとピアノ。途中でマラカスが入ってリズムを取ります。
初めて聞いた曲ですが、キューバの音楽。おもしろかった。
アコスタ、セビリアの踊り 伊藤公一さんと、ベネットさん、マギーさんとピアノ。
これも初めてですが、伊藤先生すごい音程感覚。うなってしまいました。
最後は神保江美さんが加わり5本のフルートと、ピアノのドップラーのハンガリー田園幻想曲・・・!?
そんなバカな…と思っていましたが、旋律を交互に受け持ち、ピッコロ、アルトとバスフルートが入り、音が厚くなり旋律を支えている感じで、最後までクリアに聞こえました。
ハンガリーの民族音楽よろしく、声でリズムを取るところもあり、変化があって面白い編曲でした。
フルートの楽しさを伝える楽しいコンサートでした。
暑くなってきたら、ガーベラもお疲れ気味です。それでも、つぼみがまだまだあります。
フランネルフラワーは、5月頃に咲いているはずですが、葉が黄色くなって、その頃は咲きませんでした。ホームセンターの園芸相談のおじさまに相談したら、「栄養過多。土を変えるしかないよ。」と言われました。しかし、寄植えで隣に植わっている魚柳梅が、、満開でとりあえず時期を待つしかなくて放置。
すると、咲き出しました。
葉はやっぱり変な色ですが、次から次へと結構な花数です。
花が咲き終わるまで、またまた植え替えは延期です。
土曜日のお昼にセルフうどんのKさんに行って、風邪をもらってきたらしく、帰宅後すぐ喉が痛い。
喉の奥の方だけでなく、上あごの方まで腫れてるみたいで、舌で触ってみたら、しょっぱい。
熱などは出ませんが、身体が重くて、関節痛が少しあって、練習していてもすぐ疲れます。
大体弱いところ、無理しているところに来るようです。
先週の土曜日にI先生に指摘された右手の運指を、替えようと、いろいろ実験していたのですが、そこが痛い。無理しているつもりはなかったですが、いつもと違う筋肉や筋をつかっていたのでしょう。
それでも、あきらめきれず、何度か休み休み吹いて。
だらだら練習をして、早めに寝ました。
日曜日は早寝のおかげか、喉は痛かったけれど、熱もでず、レッスンをしました。
午後も、やはりだらだら練習をして、早寝。
今朝はもっと良くなっていました。
午前中は掃除したり、洗濯したりしながら、ぼつぼつ練習し、夕方はガンガンと反復練習。
夜になってやっぱり疲れたので、今日も早く寝ます。
ラベンダーは、咲き終わる直前に収穫します。
本当は咲き始めたら切ってしまったほうが、香りも高いし、株にもいいらしいのですが、庭を楽しみたくて、いつも遅れてしまいます。
収穫したラベンダーは、昨年のと付け替えて、台所にぶら下げます。
いい香り。
○年前のニース音楽院の向かい側のシャガール美術館の庭にラベンダーの花がたくさん咲いていました。
空港に降りた時から、ラベンダーの香りがして、石鹸の香りだと思ったものです。
私にとってはラベンダーはフランスの香り。
泡立たないシャワー、個性的な先生や、懐かしい友達、まずい寮の食事、歩きすぎてパンパンの足、みんなで夜通し語り明かしたこと、厳しいレッスン、僧院でのコンサート。
いろんなことを思い出します。
身に付いたこと、つかないこといろいろありますが、この香りだけは、いつも同じ。
うちの夫はペンキを塗るときに、養生シートや、養生テープをほとんど使いません。
うまいから、というわけではなく、思い立ったらすぐ取り掛かりたいタイプ。
おかげさまで、いろんなものがペンキの犠牲になってきました。
今回はこれ。中身を植え替えて空いていたプラの植木鉢。
使いかけなので、汚れているとしても、このペンキはないよなぁ。まるで血痕!
使いたい。グーグル先生に聞いてみたら、
木工ボンドで取れるそう。
ホントかな?
染み込んでたらだめだよね。
しかし、木工ボンドを塗って
乾かしたら、はがすだけ。
嘘みたいにきれいに剥がれました。
しかも、取る時の感触が、きもちいい。
全部取り終わった後も、他に取るところがないか探してしまいました。
すごいなぁ。グーグル先生。
日曜日に久御山イオンに買い物。
府道13号線は旧1号線です。
牧野から、13号線を京都へ走り、御幸橋へ。
宇治川、桂川、木津川がここで合流して淀川になります。
橋の真ん中で右折して、上流側、宇治川の堤防を走ります。緑が深くなってきました。
第二京阪の下をくぐると、
京阪鉄道の赤い鉄橋が見えてきました。
踏切や電車を見ると、幼かった息子たちは大喜び。
何がそんなに嬉しいのか?と初めは思っていましたが、いつのまにか、子どものように一緒に楽しむようになりました。
踏切だ!くるよ、くるよ。
ほら、京阪特急!
通過。ガタンゴトン、ガタンゴトン・・・。
ガタンゴトン、ガタンゴトン。まだまだ、長い。
通過!
バイバイ!
・・・行っちゃった。
子どもの心になってみれば、世界は不思議と喜びに満ちています。
今日は、子育てサロンのお母さんたちに体験してもらう「うちわ作り」の下ごしらえの日でした。
朝から、S・Yさん、Oさん、Tさん、Mさんと製作。
そして、少し後からGさんも来て、彼女はいつものように壁紙作りをしてくれます。
みんな子ども立ち、お母さん達の笑顔のために、一肌脱ごうというメンバーが集まりました。
本当にいいメンバーに恵まれました。
この地域は夏祭りの多いところです。お母さんと子どもたちが作ったうちわを持ったり、浴衣の帯にさして、盆踊りや、商店街のお祭りに出てくれる姿を想像すると、わくわくします。
年度末に買っておいた布が役に立ちます。
うちわの型をとって、布に置いて型をとります。
今年は100円均一の製作用うちわが手に入りました。100円で2本の骨と、裏にのりをつけた紙が二枚入っています。
普通は、骨が響かないように絵を描いてから、骨に紙をはるのですが、今回は上から布を貼るので、まずくっつけてしまいます。広告用のうちわだと、いろいろ描いてあるので、布を貼っても映るので、前回は上から白い紙を貼りましたが、そうなると重たい。
はがしてから貼るのはもっと大変。
貼れました。↓
木工用ボンドで布を貼り、
前回はレースを挟みましたが、レースがどんどん高く、短く、幅が狭くなってきたので、今回は細めのレーステープとチロリアンテープを貼ることにしました。
それに、卒業アルバムの時にGさんが作ってくれたヨーヨーキルトと、100均の造花をばらしてセットしました。新しい布でつくると、明るくってきれいです。
これを、次回のサロンで、お母さんたちに仕上げてもらいます。
うふふ、楽しくなりそうです。
実家のバラ。名前がわかりません。
バラの品種は多すぎて、買った時にタグ付けしておかないと、ほとんど、写真で突き止めるのは無理です。
今日は、Tさんと合わせ。
いいプログラムができました。
しかし、中身を詰めるのはこれから。
曲が良くても、演奏が悪くてはどうしようもありません。
場を作っている方たち、呼んでくださった方のご苦労を思うと、責任重大です。
プレッシャーを感じながら、演奏するということにはなかなか慣れませんが、
せっかく頂いた機会。
私では役不足かもしれませんが、感謝して、音楽の楽しさを伝えることができたらと願っています。
場を頂いた喜び、伝えられる喜び、一人で音楽に向き合い練習する喜び、練習してすこしずつ変化する喜び、人といっしょに演奏する喜び、同じ方向を向いて進む喜び、相手によって自分が変わる喜び、私によって相手が変わる喜び、言葉によって変わる喜び、言葉によって伝える喜び、言葉以外のもので通じ合う喜び。
音をきれいにやるとか、ちゃんと楽譜通りやるとか、立派にやるとか、っていうのは、目的ではありません。それは、喜びながらやっていれば、勝手についてくることだと思います。
そのことより、喜びを感じながら演奏することが大切。
そのためにも、自分のことをあきらめないで、張り切って最後の瞬間まで精進、精進。
実家のデュモルフォセカ ピンクブレーズ。
雨の切れ目に、今日もレッスンに来てくれました。
Gのロングトーン。
自由な長さで、
こんな実験をやってみることができます。
3m先の窓に音を吸い込ませてみます。
音は、口の先から、息に乗って少し孤を描いて昇っていき、緩やかな頂点を通った後、ゆっくり降りていきます。
降りてきた音は、少し加速度を持って転がっていき、窓の外に少し上を向いて吸い込まれ、息を残して消えていきます。
次の音は、息と共にでた後、自分を中心に、水平に大きな円を描いてから遠心力で部屋の中をぐるっと回って前方に飛んでいきます。
よくイメージして、吹き分けます。
それから、今度は、足の裏を意識して、一回目のイメージで、足のかかとから、先端に向かって、音とともに、重心を移動していきます。
足の裏の皮と床の接点が、だんだん動いていくのを感じてやってみます。
次は、水平に丸を画きます。その時も足の裏の接点が回っていくように。
さて、音はどうなりましたか?
二人で組んでやって、いろんな方向に向けて、いろんな動きでやってみて、音がどちらの方に曲がったかとか、当てあいっこをしてみましょう。
母が入院した京都医療センター。
1907年に明治政府のよって建てられた陸軍病院を1945年に国立京都病院として使うようになったそうです。
駐車場はこんな森?山の中。
中腹には、陸軍病院の碑があります。その横には、小さなお地蔵様。
陸軍病院時代給食棟の地下を掘った時に、土の中から出てきたそうです。
石だと思っていましたが、調べてもらったら鎌倉時代の天道大日如来だということがわかって,以来小さな祠にお祭りし、地蔵盆を行っているそうです。
もともとは鎮守の森?
病室の窓からは伏見桃山城が見えます。
指月城の遺跡が見つかったと、今日ニュースでやっていましたが、それは、1592年秀吉によって建てられたもので、1596年地震によって倒壊したそうです。
その後、もう一度秀吉によって再建され、秀吉の死後、徳川のものとなっていたものを石田三成によって落城させられ、関ヶ原の後、家康がまた再建。
しかし、1607年廃城になり、全国のお城に解体、移築されたそうです。
今建っているこのお城は、1964年に伏見桃山キャッスルランド、遊園地のシンボルとして建てられたものだそうです。が、遊園地ももう廃業。なんとかこのお城だけ残っていますが、予算がないので耐震基準を満たすように改築できず、中にも入れず、外側だけしか使えません。
今日はお天気が悪く、この不運なお城を象徴するような重い雲が取り巻いていました。
退院になりましたが、しばらくこの病院とのご縁は続きそうです。
母の心臓はとりあえず、大丈夫でした。ご心配かけてすみませんでした。
こんな不完全で、取るに足らないような私でも心配してくれる人がいるってわかって、温かく、照れくさくて、そしてありがたいです。
これは、母が育てているバジルの葉の裏についていた虫の卵。
入院する直前、両親との昼食で、ピザの上に乗せるために、「採ってきて。」と言われて、採ってみたら、そこにありました。
こんなに小さくても、繊細で、メカニカルで、パワーがあって、そして本当に美しいと思いました。
美しすぎて、写真を撮って、その後ちくっとした心の傷みとともに、卵をそっと取り除いて、葉を食べました。
葉っぱ一枚とって食べても、生命を頂いていることに、今更ながら驚異を感じた瞬間でした。
生命の時間を確かに共有したことを示す一枚です。
母の生命を支え、父の生命を支え、私の生命を支えた一枚。
このことを抱いていることが、「生きる」ということだと思うのです。
音楽もそのことと切り離しては、成り立たないと、感じます。