音楽の喜び フルートとともに

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年度始め

2010-03-31 22:45:23 | 子ども
春の花の花壇です。チューリップ、パンジー、ストック。花壇はすっかり春なのに、暖かさは今ひとつ。

せっかく送った楽譜が読めないらしいです。今、電話でやり取り、ちょっと中断して、別のパソコンでトライしなおしです。おかしいなぁ?
カワイのスコアメーカーのフリーソフトを入れるところで立ち往生です。
今電話待ち。

今日は新年度の顔ぶれが集まって会議。3人入れ替わりですが、上司は異動なく、一人管理職が増えました。さあ、これで、うまくいくのやら。いろいろ制度も変って、正職員の人たちも戸惑っているようです。
子ども達は明日からやってくるのに、だいじょうぶかなぁ?
しかし、やるしかない。
急に、加配が二人減ったので、毎日シフトが入っています…私は周1回か、2回と言う約束で入ったのに。全く無視。しかも今日はじめて聞いたシフト。たくさんごめんなさいしてきました。
私は変らないのに、状況が変って、すごい罪悪感です。
なんだか、気が重くなってきました。入ってくる子ども達も大変みたいなのに。

私のように半身でやるような仕事ではない、と言う感覚はますます強まってきました。
しかし、後のことを考えると、こんな私でも放り出すわけにも行かない。重たい年度始めになりました。

打合せ

2010-03-30 21:29:20 | 音楽

クリスマスローズは、我が庭では、今が満開です。この花は降り積もる雪から身を守るためか、全部うつむいて咲いています。上から見ると奥ゆかしく見える花は、下から覗いて見ると、結構大胆です。


今日は珍しく夜まで予定がなかったので、ギターとの楽譜を完成しました。今日は久しぶりに早く眠れそうです。練習もたっぷりできました。

夜、コンサートの打合せ。6月28日メセナ枚方のホールで、ピアノ、声楽の先生3人と私、生徒さんたちと一緒にコンサートを開きます。

寄り合い所帯なので、ミーティングが大切です。子ども達もたくさんいるので、勉強になって、楽しい催しになるように心を配ります。
他にもお花や、プログラム、舞台設営、ホールとの打合せ、お楽しみの合唱、会費。いろいろ検討して、アウトラインを決めてきました。わくわくしてきました。
今回も楽しいコンサートになりそうです。


2010-03-29 21:32:31 | 子ども

植えっぱなしのスノーフレーク。今年も花を咲かせました。
今日は、晴れ時々曇り時々雨時々雪。運動場は寒かった。

明け方、夢を見ました。
引率者の女性に連れられて、団体旅行に来ています。何処に着たのか、何処へいくのかは、わかりません。親から預かられた子ども達を、女性達何人かできています。男の子を私は見ているようです。
そのうち、ホテルに着いて、泊まる事になりました。まだまだ、先は長いようです。
疲れた子どもは私の腕の中で眠ってしまいました。
大広間のような部屋に雑魚寝するようですが、あっという間に他の子ども達や、大人たちで埋まってしまいました。私は子どもを寝かせてくれるように頼んで歩きましたが、子どもはもとより、大人達も自分の担当の子どもでないと、関係ないと寝かせてくれません。

引率の女性をつかまえて、「寝る場所はここだけなのですか?子どもはこれで終わりですか?」と聞きました。その女性は、応えないであちこち動き回って、忙しそうです。
むっとしましたが、今、忙しいから相手はできないのだろうと、子どもを抱いたまましばらくついて歩いていました。
いろいろ世話を焼いていますが、全然私達の番はまわってきません。

子どもは私の腕の中で安心した顔で眠っていますが、重たくつらくなってきましたが、何処にもおくわけにもいきません。仕方なく女性の後をついて歩きました。

もう限界かと思った時、女性がやっと私達の方を向いたので、「何処で眠ればいいのですか?」と聞いたら、黙ったまま女性は、先に立って歩き出しました。

一生懸命歩いてついていきましたが、子どもが重いのですぐ遅れてしまいます。見失ったかと思ったら、女性が次の階段や角でまっていて、手招きします。
決して私に声をかけません。
腕は限界に近づいてきました。女性はどんどん歩いて行って建物の中に入っていきました。
見失ってはいけないと、最後の力を振り絞ってその後を着いてはいると、役所のカウンターの様な所で女性が待っていました。何人か、私のような女性が「やっときたね。私達も待っているんですよ。子どもの寝る場所を都合してもらえるのを。たいへんだったでしょう。」
「で、子どもはいつ安心なところで寝られるのでしょう?」と聞いたら、「あの人たちが全部都合ついたらね。ほら」
というので、見たら、建物は、ずっと、果てが見えないくらいあって、ここから、ずっと雲霞のように見えなくなるまで、私のような子どもを抱えた女性達がそこに並んでいました。」

「私達のできることをしながら待とうよ。」そこにいた女性達は、長い列にもめげた様子も無く、暖かく頼もしく私を迎えてくれました。
「こういう事情だったんですね。」引率の女性も困っていて、一生懸命なんとかしようとしてくれていたのだと、わかって感謝が沸き起こってきました。

不思議な夢でした。


子育てサロン年間計画

2010-03-28 20:14:32 | 子ども
ホトケノザ。しそ科の植物。春の七草のホトケノザと呼ばれているのは、『コオニタビラコ』と言う黄色い花をつける似ても似つかない花の方だそうで、本当のホトケノザは食べられないそうです。それでも、花を取ってすえば、蜜がでます。

午前中、子育てサロンの打合せ。年度替りなので、年間予定を立てました。校区ごとにある、福祉委員会の一部会で、これは全くボランティア。社会福祉協議会と赤十字が、経費を出してくれていますが、人件費は全くありません。社協はもともとは、税金の一部と、年末にまわってくるみなさんの募金によって運営されています。社協はお金を福祉事業や団体、コミュニティ、福祉協議会に、もう一度分配しなおしているのです。
福祉委員会は高齢者向け、子ども向け、防災時の炊き出しや、パトロール。献血のお手伝いなどいろいろな部会があり、私達は子どもと家族中心の部会です。といっても、お祭りや、献血の時などはお手伝いにも駆り出されます。

ボランティアというと、どうしても運営が甘くなり勝ち、本当に必要なことかどうか?無駄使いはないかどうか?厳しくチェックが必要です。そして、それは参加者だけでなく、スタッフが継続してやっていけるかどうか?ということにも繋がってきます。

お金が発生しないとい事業は、スタッフの、やりがいや、貢献感だけが頼り。
厳しく締めるだけでなく、やりたいとか、やってみたい活動には、労力もお金も惜しまないいうこともあります。

子育てサロンは自由参加。いつきても来なくても良いということは、日は固定されているし、当日暴風雨でも、あけなくてはいけませんし、インフルエンザが流行った時もやっていました。
参加者3組ということもありました。

少なくても、インフルエンザ騒ぎや、暴風雨の中、子どもを連れて出て来なくてはならないお母さんの気持ちを考えると開いていて本当によかった。

スタッフのみんなも、パネルシアターの研修に行ったり、手遊びを覚えたり、絵本の読み聞かせの研修にいったりと、いろいろ勉強しています。仕事を始めて、当日手伝えなくなっても、ポスターだけは作れると手伝い続けてくれている人もいます。こういう人たちと出会うことで私も以前より少しは成長したかも。

また、来年度も同じメンバーでがんばることになりました。新しいメンバーも募集中です。
楽しい一年にしようと思います。



保育サポーター

2010-03-27 22:11:07 | 子ども

庭の馬酔木が咲きました。庭木の定番で、家を買った時に、きれいに剪定されていたのをそのまま、引き継ぎました。剪定をしたりしなかったりで、我が家のものになってからは、ほぼ野生化しています。釣鐘状の形の花がいくつもついてかわいらしいです。

子ども保育サポーターというのを知っていますか?厚生労働省が子育て支援と、婦人の労働支援の目的で、はじめた有償ボランティア制度。
財団法人21世紀職業財団が管轄でした。

市民が5日間、9時から6時までみっちり、子育て支援の研修を受け、保育園での実習を経て、子どもを預かります。保育園への送り迎え、病児の預かり、自宅での預かり、依頼者宅での預かり、自家用車を使った送り迎えなど、行政ができないところの支援を行っています。有償なのは、保険が適用されるためにどうしても必要だからです。時給800円は取ってくださいといわれていますが、送迎などは、距離、徒歩か自家用車をつかうかなどで、値段はそれぞれに決めていいことになっています。

枚方市では2年前に養成され、50人以上が保育サポーターとして働いています。

私もその時、受講し、財団から、市からの紹介で何人かのお子さんを預かったり、送り迎えしたりしました。
行政ができないところということで、看護士さんから、「明日急な手術がはいったので、閉園時刻までにかえれないので、迎えに行って、30分ほど預かってもらえないか?」というものや、母子家庭で、土日の夜勤が入ったので、保育園児と小学生の兄妹を、朝、家から兄を小学校のふれあいへ妹を保育園へ、夜は、園と小学校から子どもを迎えに行って市の支援施設へ宿泊するために車で回り、次の日はその逆に送り届ける。というもの。
また、児童会に6時に子どもを迎えに行き、夕食を食べて、仕事が遅くなった母親を自宅で待つ。といったものです。

車は自分の自賠責保険を使わないといけませんが、他は、財団で加入している保険でカバーされていました。
過去形なのは、あの皆さんご存知の事業仕分けで、21世紀職業財団は解散。中味の審査も無く、この事業も廃止。後1年で、地方自治体に引き継いでもらえるところは、やってもらう。とか、いうことになってしまいました。

枚方市の場合は、社会福祉協議会がやっているサポーターと合体するとか言うことになりそうですが、そのサポーターでは、自宅預かりに対して保険がおりません。それなら、そもそもこの事業が必要なのかどうか?というところで、難航しているそうです。

大きな箱物と違い、自治体の支援室の電話を間借りするだけで、ほとんど経費が掛からない事業なのに、一律に廃止というのはどういうことでしょう?今まで、養成した資金をほとんど社会資源として活用することなく捨てるようなことが、どうして、赦されるのでしょう?

政府が、子育てを本当に支援する気があるのかどうか?わからなくなってきました。

今日も、3年生の男の子を4時間預かりましたが、お昼を食べさせて、サッカーを1時間、おやつを出して、キャッチボールを2時間。おもちゃの車を乗り回したり、一時もじっとしていないです。怪我をしたり、自分が事故にあったり、いくら気をつけていても、いつ何時何があるかわかりません。保険があろうが無かろうが「困っているんです。」というお母さんの電話があると、何とかしてあげなくては。と言う気持ちになってしまいますが、本当に先行き不安です。


穏やかな時間

2010-03-26 20:34:34 | 子ども

紫のかわいい花、名前がわかりません。デュランタのようですが、花の形が蘭のようです。藤のような感じがしますが、藤ではありません。かなり調べたけれど、だめ。わからないなぁ。近所の鉢植えなんだけどなぁ。知っている人よかったらお教えください。

今日も、他児童会でお仕事。
今日は、今日は別のクラス。クラスによって空気が全く違います。

ダウン症の女の子の担当になりました。ダウン症はいろいろな症状がありますが、彼女は、言葉は出ないけれど、いわれていることはある程度理解しています。他の先生から「おとなしいんだけど、他の子どもと一緒に部屋に入る時には、他の子を殴ったり蹴ったり、髪を引っ張ったりするので、気をつけて。」
と言われました。

子ども達も近づいてきて「Aちゃんは凶暴なんだ。」「そんなことないと思うけど。」「だって、髪をひっぱったり、蹴ったりするモン。」「そんなことしないで、やめってって教えてあげたらいいよ。」「教えたってわからへんもん。」「そんなことないよ、ちゃんとAちゃんはわかってくれるよ。」

お昼のあと、運動場の真中でずっと空を見上げて、何かブツブツ言っています。そのうち、パーカーについているボンボリを動かすので、どうしたのかな?と見ていると、リズムがあります。「トン、トン、トン。トン、トン、トン。」休みを入れて4拍子。それに合わせて手を叩いてみると、大喜び。体をゆすって、一緒にフシのある鼻歌みたいなものを歌いだしました。

ひとしきり歌ったら、また、空を眺めてじっとしています。「今日は、雲が多いねぇ、風が強いねぇ。」

しばらくすると、手を自分の口に入れだしたので、「ごはん、食べる?じゃあ、私が作るから食べてね。」手のひらをまな板にしてきる真似をして、おにぎりを作って、菜っ葉を入れて、「はい、どうぞ。」
と言うと、受け取る真似をして、口に入れて、「おいしかった?」と聞くと、両手を合わせて「・・・った。」
『ごちそうさまでした。』です。「ありがとう。」というと、また口に入れる真似。
それから、何度も何度もご馳走様ごっこをしました。

また空を見るので、「青空が見えてきたねぇ。ふしぎだねぇ。」と一緒に流れる雲をみていました。

しばらくすると、手を縦にまわしだしました。・・・どっかで見た。ああ、そうだ。
「糸まきまき、糸まきまき、ひいて、ひいてとんとんとん。」合わせて歌うと、またまた、大喜び。ジャンプしながら、手をぐるぐるまわします。そして、私に抱きついてきました。

大喜びの後は、また空を見ます。「太陽が見えたね。明るくなってきたね。まぶしいねぇ。ふしぎだねぇ。」

今度は、自分の手をじっと見だしました。科学者のように、じっと観察しているようだったので、「ふしぎだねぇ。どうしてこんな風に動くのかな?」と声をかけると、私の手を取って、今度は、私の手と、自分の手を見比べて観察しているようです。口に持ってきてなめようとするので、「なめるのは、いやだよ。やめてね。お鼻はいいよ、においをかぐのはいいよ。」というと、なめるのをやめて、鼻の方に持っていって匂いをかいでくれました。
「ありがとう。どう?どんなにおいがした?」というと、何度も見て、またにおいを嗅いだり。本当に科学者のようです。

それから、また空を見て、「寒くなってきたねぇ。」と手を合わせてこすると、私の手を取って、自分両頬にあてようとするので、「手が冷たいから。」と抜こうとすると、自分の両手で私の手を挟んでこすってくれました。それから、また頬にあてます。あっためようとしてくれているのです。
「ありがとう。」
この子達の優しさは本当に心に沁みます。

この子達の流れる時間は、私達の時間と全く違う。ゆっくりと、流れていて、その瞬間瞬間を、じっくりと五感で味わっているような気がします。
こういう五感を大切にした時間を過ごしているのを見ると、つられて自分の五感も呼び覚まされます。どんなリラクゼーションよりも癒されます。

それは、いつもは社会性のためにただただ、押し込めている五感に、感じていいんだよ。存在していいんだよ。と自分が目の前の子どもに言うように、自分にも言う時間だからだと思います。


この子どもと一緒に、空を見たり、耳を澄ましたり、においを嗅いだり、触ったり。

こんなに感覚の鋭い子どもは他の子ども達が、わっと押し寄せてくると、すごい情報量なので、防御反応が働いてパニックになってしまいます。
聞いていたように、部屋に入ろうとすると、突然目が釣りあがって、他の子の髪をつかんで蹴ろうとしました。すぐ離して、「いきなりちかよったら怖いから、こんな風になるの、静かに、ゆっくり近づいてね。」と他の子に頼んだら、それからはまた穏やかになりました。

障がいの子どもと共に暮らすと、世界の時は穏やかにゆっくりと流れるようになる、と思うのは私だけでしょうか?








応援

2010-03-25 21:13:18 | 子ども

沈丁花の花は、いい香り。雨でも香っています。
パソコンの調子は相変わらず、一度電源を落とすと、次は入るかどうかわからない。昨夜は、大事なデータをCDに移す作業で終わってしまいました。ドキドキする。

今日は、他の児童会に応援に行きました。雨のせいで、部屋でみんな遊んでいますが、みんなおとなしく静か、なんてやりやすい子ども達だろうと思っていると、「座り方が悪い!」「立たないで!」「横に寝ない!児童会は寝る所じゃない!」「集まって遊ばない!」管理職がずっと、子どもを怒鳴りっぱなし。

子ども達は、慣れているのかどんなに他の子どもが怒鳴られていても、知らない顔で遊んでいました。
お弁当も静まり返って、黙々と食べて、子どもは平気なのかもしれませんが、閉じ込められた空間でこれで、私がおかしくなりそうでした。子どもと遊んでいたら、「子どもとは遊ばないで、全体を見て!」
と、大声で言われました。

誰も危険な目にあっているわけではなく、大声で笑っても注意。後2日行くことになっていますが、もう体悪くなりそう。
これが優秀な監理のいきとどいた児童会とされているのが、現実の社会なのだ。と実感しました。

怖い。やっぱり、長くは働けない。
帰ったら辞令が出ていました。昨年と同じ児童会で引き続き働くことになりました。が、私を暴力を使わないで子どもに接してくれるからと言う理由で呼んでくれた人は定年退職。トップが替わると、空気が変ります。覚悟しないと。



レッスン

2010-03-24 21:39:41 | 音楽
昨夜、パソコンが起動しなくなって大慌て。DELLの後、XP画面がいくら待っても起動せず。どういう弾みか、今夜になって電源を入れたら、起動しました。危ないので、niftyのバックアップアシスタントに加入しましたが、一ヶ月3000円以上。データをCDにうつさなくちゃ。
パソコンは便利なものですが、一回バグッたらどうしようもありません。目の前が一瞬真っ暗になりました。

これは、乙女椿…完璧な美しさ。花を写真で取り出して2年。完璧と思えるような花は簡単に身近で見つかります。人の世界ではなかなか特別なことに思えてしまうのに、なぜかしら?

今日は梅田でレッスン。
「ちっとも、うまくなったような気がしないんですが。」

「それはね、わかるようになって、もっと自分が高いレベルを目指すようになったからだよ。近い目標だと、すぐに満足してしまう。これでいい。と満足してしまうと、成長は無いよ。成長すると言うことは変化し続けることだから。うまくなっていることがわからなくなっているんだったら、変るチャンスだよ。自分がうまくいかないこと、全部書き出してごらん。そして、こうしたら良いと思うことを自分で書いていくんだよ。」

解決の糸口が見えてきたような気がします。練習を良く考えて行わなくては。




テレマン ファンタジー

2010-03-22 20:47:35 | 名曲

菜の花は、春の原風景の一つです。
今日は一日こもって練習。コンサートで中断していた仕事がたまっています。CAPのニュースレターの原稿を作り直し、ギターとの楽譜も、もうつくらなくては。

テレマンのファンタジー12曲をおさらい。1671年~1767年
ドイツの作曲家でしたが、当時から人気が高く、ライプチヒの聖トマス教会の楽長の職をテレマンが断ったせいで、教会は仕方なくバッハを呼んだと言う有名なエピソードがあります。

7曲目はAlla francese フランス風に。と冒頭にあります。当時はバッハのような重厚な哲学的な音楽ではなく、テレマンの作ったターフェルムジーク(食卓の音楽)のような、軽い音楽が求められていたらしいです。この有名な曲もフランス語のmusique de tableと初めは書かれていたそうです。雅で軽やかなフランス宮廷文化が、ヨーロッパ中を席巻していた時代だそうです。

そう思ってもう一度、楽譜を追ってみると、ちょっと重く演奏しすぎていたかもしれない。
軽く優美に、心がけると以前よりテレマンらしさが出てきたような気がします。

忙しい毎日、練習を始めてしまうとガンガン進めてしまって、ついこういうことは置き去りになりやすいですが、やっぱり、ちゃんとバックボーンも調べてみなくちゃね。反省。


有馬富士

2010-03-21 20:46:51 | 音楽

今朝は、深い霧が出ていると思ったら、黄砂でした。有馬富士の近くの会場でコンサート。

カルテット初デビュー。
1stの楽譜が演奏途中で飛んだり、初めの礼をするのを忘れたり、いろいろアクシデントはありましたが、なかなか刺激的な経験でした。

仲間に恵まれて、練習も楽しかった。

演奏の後、一緒に聴きに来てくれた夫と次男とともに、花山の湯へ。
実は、「温泉に連れて行くから、おいで。」と次男に来てくれるように頼んだのでした。

有馬富士の見える露天風呂は、強風のおかげで、少し寒い目。それでも、風のおかげですっかり黄砂が去って、くっきり景色が見えてごきげんでした。