音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

キャベツ変奏曲

2021-01-30 00:38:29 | 音楽
今週は、訳あってキャベツが三個。

まずはお好み焼き。
ケチャップとマヨネーズとからしで食べるのがマイブーム。

昨日はキャベツ鍋。
トマト缶と、ケチャップ、ソースで味をつけて、後はしゃぶしゃぶ用豚肉や、野菜を入れながら食べます。
キャベツいっぱい食べられます。
そして、今夜は

王道ロールキャベツ。
鍋で残ったスープに入れて煮込むだけ

付け合わせのサラダは、FB友だちに聞いた。
某酔っ払いユーチューバーシェフの動画見て作ったマヨネーズ、ゴマ、めんつゆの美味しいドレッシング。
まだまだ、キャベツは続きます。

キャベツと言えば、バッハのゴルドベルク変奏曲。
「キャベツとかぶ」というクオドリベット(お好きなものをなんでも)という一年に一度羽目を外して歌ったり食べたりする宴会で歌われた歌の一つ。
クオドリベット「キャベツとかぶ」
「キャベツとかぶがぼくを追い出した。
母さんが、肉鍋にしてくれたらもっといられたのに」

こちらはゴルドベルク変奏曲の最後の変奏です。

「キャベツとかぶ」はその頃大変流行ったようで、フレスコバルディ、ビーバー、サルバトーレなどなどが取り入れた曲を書いています。

ドイツでは冬が長く、寒く、葉物野菜はザワークラウトというキャベツを酢漬けにした保存食だけが延々と出てくるという時代がありました。

もうキャベツにうんざりしたこどもの歌だったのかもしれません。




自ら聴く

2021-01-28 23:38:41 | フルートレッスン
こどものレッスン。
一曲吹いたら、シール1枚もらえます。

ずっと貯めるばかりで、使わないのかな?と思っていたら、レッスンバッグ入れが昆虫王国になっていました。



裏側は恐竜王国。
ランダムに見えて、ストーリーがあるそうです。

わかるかな?

今日はリズムカードで神経衰弱。
間違いやすいのは、2分休符と全休符。

このカードには小さな犬が描いてあって、どちらかを教えてくれます。

犬にはちゃんと名前があります。
「フレディ。」
どちらかわからなくなったら、「フレディはどこにいるのかな?」と言うと「2分休符だった。」とすぐにわかります。

一勝一敗。
ハンディはありません。

「この曲吹いて見て欲しい。よくわからないねん。」
バッハ メヌエット。
「いいですよ。」
内心うれしいです。

毎回吹いて見せて、真似させるやり方もありますが、自分で何度もやってみて、「どうしたらうまくできるんだろう?」「聞いてみたい。」と言う気持ちが大切。

だから、こちらが聞いて欲しい時は「吹いてみてもいいですか?」と聞いてから、「いいよ。」ということで吹きます。

そんな時は、一回聞いただけで、子どもは全く変わります。

受け入れる気持ちになっていない時に、いくら吹いても無駄です。
ありがたいことに、その子に合わせて、個人レッスンはゆったりと時間をとることができます。

そして急がば回れ。

その方が結局は、成長が速いのです。




イベールのフルート協奏曲

2021-01-28 00:05:30 | 名曲
暮れに母にプレゼントした葉牡丹に雨露がついてきれいだったので、映しました。


今日は母の術後検診。
今回はレントゲンを撮るだけなのでゆっくり…といってもうちを出たのは9:00ですが。

経過は良好。前より血流がよくなったのに、流れない弁で頑張っていた頃のように心臓が動くので血圧高めになっているそうです。
気をつけながら
適度な運動はした方がいいらしいです。4月頃には元に戻れそうです。

といっても、今月からうちでのお琴のお稽古は再開しています。
もう仕方ないです。
元気の元なんです。私も一緒だからよくわかります。

昨日イベールのフルート協奏曲について書こうと思ったのに、書きはじめるとイベールの話しになって、1940年の祝典序曲になってしまいました。

といっても、情報として加えることはありません。
名曲であるということは間違いありません。
なぜ名曲なのでしょう?
この1楽章。

撥弦では有りがちなスタカートの並んだ曲。
40~50人編成のオーケストラ。
ティンパニが響き、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペット各2、弦楽器が嵐のように動きまわります。

まず大音量。
そこにフルート独奏。
しかも旋律らしくない、変わった配列のスタカート。
猛烈なスピード感。

1935年。
フルートにこんなことをさせようとした人はいませんでした。

結構な力業。

それなのに、終わりは

p pp pppで、ジャン!

なんだこりゃあ!
と、驚いたまま2楽章。

ゆらゆらと揺らぐオーケストラに、フルートのイベール音階のメロディが幻のように浮かんでいきます。

クリスチャン ラルデによれば
1楽章と3楽章を書いた後に、イベールの父が亡くなり2ヶ月何も書けずにいたそうです。

悲しい、けれどピースフルとフィリップ ベルナルドは言っていました。
穏やか、でも悲しい…
とも。

アンダンテと書いてありますが、ゆっくりとそんなに速くないとイベールが言っていたとマクサンス ラリューは言っていました。

涙がでる美しさです。

涙で終わるかと思ったら最後の3楽章。

スペインの田舎のお祭りの狂想が待っていたという感じ。

しかも、乾いた狂想。
クールです。

紹介と言うより感想ですね。
演奏するには、超難曲ですがおもしろい!












ジャック イベール

2021-01-26 23:45:31 | 名曲
母のラナンキュラス。
寒いのによく咲いています。蕾もたくさんついていました。
週一回の父の面会に行くと、熱が出てタンを吸引されていました。先週より弱った感じでした。
目ヤニをとろうと目を押さえると、それでも声をあげました。

帰ってイベールのフルート協奏曲を練習しました。
フルートの神様マルセル モイーズに献呈され、1932年~33年に作曲された曲です。

初演は1934年パリ音楽院管弦楽団。
独奏はもちろんモイーズ。
指揮はフィリップ ゴーベール。

フレンチスクールのドリームチームです。

ジャック フランソワ アントワーヌ イベール(1890年~1962年)
パリに生まれ、パリで亡くなりました。
母はピアニストで父は輸出業者でしたが趣味でピアノを弾いていました。
4歳からヴァイオリンを学んでいます。途中でピアノのレッスンを受け、伴奏の仕事を経て21歳で音楽院に入学しています。
ジェダルジェの対位法のクラスで後の「フランス6人組」と呼ばれるダリウス ミヨー、アルチュール オネゲル、ジェルメーヌ タイユフェールと親交を深めました。

イベール自身は1914年、第一次世界大戦に海軍士官として従軍。フランスを離れていた時期があったことや、1919年ローマ大賞を受賞してイタリアに3年滞在。

その間に作曲家としてのキャリアを初めたことなどから、6人組には入れられなかったと思われます。

実際に彼の代表作と言われている「寄港地」は1924年ローマ留学中に作曲されています。

1930年代は、オーケストラ作品、映画音楽、室内楽曲を作曲し、そのうちの一曲がフルート協奏曲です。
37年にはオネゲルと共作で喜歌劇「鷲の子」を作曲しています。

パリとローマを文化交流で繋ぐ仕事についていましたが、第二次世界大戦で難しい立場に追いやられます。

1940年にはフランスがナチスの傀儡ヴィシー政権になると、イベールの音楽は禁止されてしまいます。

1944年ナチスからパリがシャルル ドゴールによって解放されると彼の希望によってパリに呼び戻されます。

イベールは1940年に日本政府から依頼されフランス政府を通して、皇紀2600年「祝典序曲」を作曲していたそうです。12月に東京歌舞伎座で山田耕作の指揮によって初演されました。

録音見つけました。
歴史的にギリギリ…。
これより遅かったらこの曲は存在しなかったかも。







たこ焼きパーティー

2021-01-25 23:33:52 | 日記
実家でたこ焼きを作りました。
大阪で生まれ育った息子たちですが、ひどいアレルギーがあったため、たこ焼きを家で作らないで来たのでした。

母に、海産物好きな次男も食べたことがないと話すと「たこ焼きしよう。」と言い出し。

タコ
天かす
ネギ
青のり
を買って行きました。

実家につくと、たこ焼き器が待っていました。
お母さんやる気満々。
油をひいて

溶いた小麦粉。

はみ出さないと丸くなりません。
タコ、ネギ、天かす、母が漬けた刻み紅生姜をパラパラっと巻きます。
タコだけは適当にしてはいけません。
一個ずつ当たるように。

タコが入ってないと揉めます。

少し焼けたなと思ったら、竹串で(昔は専用の小さな千枚遠しのような道具がありました。)周りの羽を入れるようにしてクルリとひっくり返します。

後はコロコロ焼き色がつくまで転がします。
私は楊枝でもできます。
作っているうちに、こどもの頃にやった楽しいたこ焼きパーティーを思いだしました。

次男も初めこそ「あちっ!」とか、言ってましたが、何度も作るうちにマスターして。
「もうちょっとやこう。」とか、言い出し美味しいコツも口にするように。

そんなに思い入れはないと思っていましたが、意外にほっとしていい気分に。

伝統と言うと肩肘張った感じに思いがちですが、たこ焼きは、ワイワイ言いながら作るのが楽しい。こどもにもできて楽しいから続いて来たのでした。

伝統音楽も、もともとそう言うものじゃないかな。
楽しめればOK!














アルティーティのくちづけ

2021-01-22 22:50:25 | 名曲
今日は朝から雨でした。
洗濯をしてしまいました。
でも、大丈夫。冬はエアコンで乾きます。

LINEレッスンは60代後半の方です。
先週からルイージ アルティーティの「くちづけ」をレッスンしています。
アルティーティは
1822年~1903年
現在のイタリアピエモンテ州で生まれ、ヴァイオリン奏者として活動を初め、ミラノで勉強し、イタリア各地でオペラを上演した後、アメリカ各地で上演。
ロンドンに定住。そこからアメリカ、ヨーロッパ各国で活動を行いました。

詳しいことはわかりませんが、彼の故国ピエモンテ州はサルデーニャ公国で、1802年にフランス共和国に編入され、1816年ウィーン会議で公国を回復。
ジェノヴァ共和国を併合。1861年イタリア王国になりました。

彼が生まれた時はイタリアではなくサルデーニャ王国でした。

この曲は声楽曲として作曲されました。

華やかで軽妙なワルツで、イタリアのものというより、ウィーン会議の頃に流行ったシュトラウスのワルツのようです。


ただ唇にさえできれば、
甘い口づけを君に与えることが、すべて、すべて君に告げたい愛の甘さを。

いつも君の側に座り、
無数の愉悦を君に語りたい、
そしてときめきを聞きたい
私の心に答える。

宝石も真珠もいらない、
私は他の感情の何もいらない
君のまなざしは私の喜び、
君の口づけは私の宝。

あぁ!来ておくれ!さらに遅れないで、私のほうに来ておくれ、側に来ておくれ
あぁ 来ておくれ!
抱擁の陶酔の中に、私がただ愛だけに生きるために。





ブロッコリーご飯と子どものレッスン

2021-01-21 22:42:32 | フルートレッスン
昨日次男と「ホンマでっか」を見ていると「食べたい。作って。」と言うので、今日スーパーでブロッコリーを買って来ました。

「作って。」と言っていたけれど、休暇だったので作ってもらいました。

①炊飯器の洗ったお米の中にブロッコリーをぶったてて、

②バターと塩少々とコンソメキューブを1つ。

③普通に炊飯したら、ほろほろに崩れるのでしゃもじで混ぜたら

出来上がり。

味付けは塩だけなのに、びっくり甘い❗

簡単にできて美味しい。
自粛ストレス、少し解消しました。


夕方、こどもの教育は待った無し。

小三生。
先週吹き足りないから、「もう一曲吹くまで帰らない。!」とふくれてしまいました。
「車の中で、家に着くまでずっと泣いてた。」と報告してくれました。

「ここが、一番好き。」と言ってくれます。

そして、今日は先にいとまき、山のポルカなどを吹いてくれました。

驚いたのは荒城の月。
ゆっくり、情感を込めて吹いてくれました。
「すごい!しっとりといい感じだったよ。」と言うと
「先生の真似して、吹いて見たら、お母さんが上手になったって誉めてくれた。」
今までマイペースで吹くばかりだったのに…。
感動しました。

後半は今日は音価の勉強。
8分音符から全音符まで並べます。

16分音符1つにマジック音符1つ。
4つで4分音符。
4分音符は金貨一枚に置き換わります。

集中して勉強して
今日は笑顔で帰りました。



1602年頃に

2021-01-21 00:26:15 | 音楽
今年のえべっさんは密を避けて、17日に行って来ました。

歩いて10分の地元片埜神社。

笹をお返しして

お参り。
垂仁天皇の頃に土師氏の鎮守としたのが草創。

と書いてありました。
ふーんと思ってウィキを見たら、BC69年生まれ、AD80年没。
諸説あるそうです。

応仁の乱などで、何度か焼き打ちにあい、今ある本殿は桃山時代のものです。
豊臣秀吉が、1602年大阪城からみて鬼門。
方余けの神社としたらしい。


結構力のあったお社のようです。残ったお社は豪華です。

1602年は麒麟がくるの後、本能寺の変、清洲会議を経て秀吉が大阪城を建てた頃です。

ヨーロッパはルネサンス全盛。
モンティヴェルディがサン・マルコ寺院の楽長で「聖母マリアの夕べの祈り」などオペラを数曲書いて、ルネサンスからバロック音楽へ移行期に活躍していました。また、フレスコバルディが生まれています。

日本にもローマ教会から派遣された宣教師が、教育した子どもたちをつれて、大友宗麟の前で、ヴィオラ ダ アルコと歌を披露したという記録が残っています。

少年使節がローマに送られたのもその頃。
ここでも聖歌を披露しています。

なんと❗
日本でもヨーロッパの弦楽器が製造されていたそうです。

箏曲「六段の調べ」は1600年代の八橋検校の作曲ですが、この曲の主題にグレゴリオ聖歌が隠されているという説も真実味を帯びてくるでしょう。









リモート演奏会

2021-01-20 00:03:07 | コンサート
土曜日のオンラインコンサート。写真を撮り忘れました。

11:00から、高井さんとリハーサル。
ヴィラ=ロボスのブラジル風バッハは初めてですが、なんとかうまくいきそうです。
が、最後にもう一回合わせて見たら、途中でギターの音が全く聞こえなくなりました。

こんな症状は初めてです。
高井さんと「もし本番で切れたら、とりあえずフルートは最後まで吹き続けよう。」と申し合わせてリハ終了。

お昼ご飯を食べた後、
12:30から古橋さんとリハーサル。
ピアソラのアヴェマリア。
zoomに入ってから、syncroomに入室。すると古橋さんの音声がsyncroomから、聞こえません。
二人でいろいろな設定を試してみましたがダメです。

一度も合わせられないうちに開始時間になりました。

困った…。

第一奏者が演奏している間に、ミュートをかけて、IT巧者の太田さんにメッセンジャーで連絡。
症状を説明すると古橋さんに電話してくれました。

ミュート画面の向こうで電話をとった古橋さんが操作しているのが見えています。

大丈夫かな?
ドキドキ。

一曲目が終わる前に古橋さんから電話があり、「解決しました。」
よかった~。

さて、古橋さんと本番。

合わせ無し。

syncroom調子よかったです。
音量が大きく聞こえましたが、みんなに聴いてみるとその方がいいと言われました。

聴こえている音量と、zoomに流した音量が違うところが難しいところです。

二曲目、高井さんとブラジル風バッハ。
こちらは聞こえていますが、syncroomだけだと大丈夫ですが、zoomに流したらsyncroomの音に加えて
zoomからの音が一拍遅れで聞こえて来ます。

これはつらい!
エコーの方が音が小さいので、まだ耐えらると、初めました。
が、途中でみんなが「ちょっと待って!」と声をかけるので止めたら、音声が切れたらしいです。

通信が安定していません。
もう一度吹きなおしてなんとか終えました。

合奏できたのは嬉しかったですが、まだまだオンライン合奏は課題があることがわかった演奏会でした。







検診とRadiotalk

2021-01-18 22:36:31 | 音楽
今日は母の検診日。
京都まで行き、血液検査、心電図、エコーを撮ってから診察。
経過は良好。
安心しました。
コロナで通常より減っているとはいえ、人が多いです。
10時から来て13時半までかかりました。

お腹が空いたのか母が 「伊藤軒でランチしたい 。」と言うので 行ってみました。
さすがに空いています。
最初にアップしたのは 蒸し野菜ランチ。
赤飯ときんつばもついていて 野菜だけでもお腹いっぱい。

感染が怖いので さっさと食べて さっさと出ました。

それなのに 外に出れない母は 溜まっていた買い物を済ませたいみたいです。

「平和堂でお茶買いたい。」 と言うので 京田辺の平和堂に寄って帰りました。

紙本さんのRadio talkに1ヶ月ぶりにでました。
電波状態が悪いので LINE で話しながら ラジオトークで 音楽は流すというやり方でやってみました。
曲は前にも 流した一人多重録音アンダンテカンタービレです。
お話の方はあっちへ行ったりこっちへ行ったり まとまりがありません。ごめんなさい。12分の番組です。
お忙しい方は倍速でも、聴いて頂けます。
聴いて頂けるとうれしいです。
#Radiotalk #トクトクトーク! つながる つなげる Radio https://radiotalk.jp/talk/458221
#Radiotalk #トクトクトーク! つながる つなげる Radio https://radiotalk.jp/talk/458221