音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

ラムサール条約

2008-07-30 23:32:59 | Weblog

ラムサール条約によって、保護された湿地、那覇の漫湖を、見てきました。マングローブが茂った、湿地にはサギやシギ、チドリ、かもめが見えました。那覇港の国場川、饒波川の合流地点から河口近くまでで、蟹やフナムシもたくさんいました。潮の香りもします。しっかり保護されているように見えましたが、最近では、生活排水の流入による水質汚染や、土砂体積が問題になっているようです。訪れたときも土砂排除作業中で一部入れませんでした。

ラムサール条約は1980年に締結された国際条約で、世界中の湿地や湖が1700箇所あまり登録されています。日本では釧路湿原が有名ですが、現在全国33箇所が登録されています。
近畿では琵琶湖。

私は以前から石鹸を使っています。子どもがひどいアレルギーだったことをきっかけに、生活を見直しました。水質汚染を少しでも減らせないかと思っています。
石鹸一個で髪の毛から爪の先まで、換気扇、台所の天井まで洗います。髪の毛は石鹸になれるまで、1年くらいかかりましたが、今では全く問題なし。顔も石鹸一個。独身の時は、各3000円のシャンプー、リンス、洗顔石鹸、クレンジングクリーム、お風呂用洗剤、トイレ用洗剤。マジックリンまだまだたくさんつかっていましたが、いまでは、人肌用に500円のオリーブオイル石鹸と、掃除用に3個300円の純石鹸、洗濯石鹸で終わり。

石鹸はエデト酸塩が入っていない、純石鹸なら、顔を洗っても化粧水もいりません。花粉症と、日焼け対策でファウンデーションと、日焼け止めを塗るくらい。
しみ、しわは加齢とともに増えましたが、つっぱったりしません。
以前、ボトル3000円の水質を汚染しない良く落ちる台所洗剤というのを売りに来られた方がいましたが、プレートに塗った油を落とす実験を実演されました。市販合成洗剤、その洗剤、そして「おうちで使っておられる洗剤があれば、持ってきてください。」と言われたので、台所の石鹸を持っていって一緒に実験してみたら、真っ先に汚れが落ちてしまいました。その洗剤、合成洗剤は全く。その方は困ったような顔をされましたが、「本当はこれの方がいいですよね。」と言いおいて帰ってしまわれました。

私はつい「本当なの?」と疑ってしまう性格なので、メーカーはころころ替わりますが、17年間毎日使いつづけた感触では、純石鹸なら、大体肌にトラブルは起こらないと思っています。
息子は年頃で、市販のシャンプーを自分で買ってきて使っていましたが、時々、ゴキブリが出たときにそのシャンプーをかけ、ほとんど一瞬で死ぬのを見て、「おかあさん、石鹸シャンプー買ってきて。」

家庭用排水をなんとかするだけでは、もう追いつかないのかもしれませんが、仕方ない、自分がやれるところからやるしかない。飛行機や、車に乗っちゃったら、それどころでない環境汚染に手を貸しちゃうんだし。エコロジカルな生活をしてるだなんてとってもいえないけれど、せめてもの石鹸生活。


プレミアム

2008-07-29 23:36:45 | Weblog

夫が出張に行きまくってマイレージをためたおかげで、家族旅行にいけました。猛烈自営業、名ばかり管理職の夫は一日置いて今日も、出張です 働いても、働いても暮らしは楽にはなりません。飛行機はプレミアム会員になってしまいましたが、ちっとも中身はプレミアムではないです
そういうプレミアムではなく。心はプレミアムでありたいとはおもっていますが。

飛行機は長い列を追い抜いて、プレミアム会員の皆さんだけ、先に手続きしてもらえます。夫は良いとしても、私や、まして14歳の息子まで、並んでいるおばあちゃんや、赤ちゃんを追い抜くのは、心痛む経験でした。特に息子にはこれが当たり前だなんて思って欲しくない。いや息子のことではなくて、ここで、「いや、私はいいわ。」とまで言えないのが、私の業の深さ…かっこ悪い。こうやってどっちつかずで鬱々と生きていくんだろうなぁ。

根っこが同じだなぁと思うことが、もうひとつ。
インド亡命のチベット人6人が中国五輪に反対してハンガーストライキをはじめたそうです。つくづく、私って、ひどいと思う。もう無かったことにしてスピード社の水着の威力を見てみたい。福原愛ちゃんや、星野野球をみてみたい。この問題に関してゆとりがあって、金持ちの貴族のようなもんです。安全な位置から評論家のように。アーダコーダ。命ぎりぎりで生きている彼らと、あまりに遠い。



雨宿り

2008-07-28 23:20:00 | Weblog

沖縄の街路樹 ホウオウボクです。この色、この名前、花の豊かさ、亜熱帯を感じます。
沖縄ではスコールが降りましたが、今日は大阪でもすごい雨でしたね。レッスンにバイクできていた生徒さんが帰れなくなって次のレッスンにきた生徒さんのレッスンを聴講し、その後も、雷がやむまで、待っていたけど、なかなか止まない。結局レッスン終わってからも、2時間、3人で世間話しをしてしまいました。

一人はサウンドオブミュージックを、もう一人はアルルの女を、勉強中です。
二人とも、頼りない私の話を本当によく聴いてくれる真面目な生徒さんたちです。

サウンドオブミュージックは、「私の好きなもの」のジャズアレンジ。スタッカート、クロマティック、3連符、シンコペーションなど、盛りだくさんの楽しい曲です。

こういう曲をするときには、クラッシックをやる時のような優雅なタンギングではなく、アクセント気味のタンギングを使い、音のメリハリをつける必要があります。音量で解決するのではなく、音の頭をしっかり作ること、音の入りだしよりも吹き込まない。レガートの部分との対比を考えて。毎日の練習としてスケールを3音づつ区切り、スラーとスタッカートを使って、あがったり降りたりするのがよいでしょう。

アルルの女は、メヌエット。有名な曲です。
始めのフルートの吹き出しから2小節が、音程良く吹くのが大変。特に2小節目の中音Gの音を吹くときに行きつ、戻りつしないためには、必ず次の拍頭に向かってG、Bを吹くことが大切です。
後は、ソノリテ最後の課題の高音ESと、高音Gの段を下の音から2音づつスラーで練習すると、かなり解決できます。
同じ形がつづきますので、気を抜かないで、同じ要領で練習してください。

曲の度に基礎を練習しておくと、余計な労力が増えて遠回りのような気がしますが、この曲だけでなく、いろんな曲に使えるフレーズを作ることになるので、かえって最短距離で実力がつきます。
がんばって


ただいま!

2008-07-27 21:38:27 | Weblog
ただいま!って言えるってなんて幸せなんだろう。顔も知らない、誰が見てくれているのか知らない…でも、誰かが見ていてくれて、こうして書けるのがうれしいです。また、読んでくれて、本当にありがとうどこに行っていたかというと、こんな夾竹桃やimages
ブーゲンビリアimagesこんなおぜんざいimages
ゴーヤチャンプルimages
もうわかっちゃったよね。沖縄の海で泳いできましたimages
くまのみさんにソーセージをあげたりimagesグルクンのからあげimages
島らっきょうの塩漬けimages市場で活きた伊勢海老を買ったらすぐ調理、二階の食堂でimages頭はお味噌汁images
沖縄タイムズには沖縄の女性が全国一働いていて、男性は全国平均ほど働かないけれど、健康で長寿。沖縄を見習ったら?と出ていました。私の会った沖縄のおばあは86歳をすぎて一人暮らし、畑仕事をし、紬を織って稼いでいる。現金はなくても、野菜は畑から、魚は土地の人が交換してくれる。家には誰かがいつもやってきて世間話をしていく。屈強のおばあは笑顔。誰かが三線を弾くと踊リ出せる。
沖縄大好き
ハイビスカスimages

傍観者

2008-07-23 23:20:55 | Weblog

小さな川を見つけました。最近土手のある川が少なくなってさびしいです。ダンボールをお尻にひいて、土手を滑り降ります。毎日、毎回変化する土手の溝を全身で味わいました。

明日から、4日間旅行に行きます。日曜の夜に帰ってきます。根性があったら、日曜日に更新します。
今日は、早く寝ますが、少しだけ。

14歳の女の子が、父殺し、33歳の男が八王子で、無差別殺人。評論家になるのは簡単。
この私たちの生きている社会が大きな器だとして、テレビ、マスコミ、家庭で、学校で、地域で暴力性の薬を毎日毎日、投与していって、一番端っこにいた人があふれ出しただけ。

暴力の定義は「人の心と体を傷つけること」

私たちがやっていることの先に彼らがいると思います。
恵まれているということは無関心でいられるということ。無邪気に、悪意がないからと、自分に赦していることたくさんあるような気がします。

ネグレクト=放任=傍観者の暴力。

今の日本はほとんどこれのような気がします。全知の存在になれるわけないし、この世から暴力がなくなるわけでもない。

でも、こんな事件を繰り返す社会はおかしい。この社会で平気でなにごともなく生きている私はおかしい。
小さくて無力なただの人だけど、それでも、何か出来るはず。隣の人にやさしくするだけでもいい。知らない人に挨拶をかえすだけでもいい、レジのお姉さんに笑顔で感謝をつたえるだけでもいい。
暖かいつながりのある社会をつくらないと。


地域の仲間

2008-07-22 20:45:45 | Weblog

imagesimagesナナフシをみつけました。

枯れ枝のフリをして敵から身を守ります。手の上に乗せても、ゆっくりとしか動きません。
児童会の子どもたちは虫が大好き。運動場には草が少なく、畑は立ち入り禁止。フェンスのすぐ隣は田んぼなので、側溝に蛙が卵を産んだりします。今は小さな蛙をいっぱい捕まえて、男の子も女の子も一人一枚赦されたビニール袋に入れて靴箱に大切にしまっています。セミの幼虫もそろそろ孵りだして、6年も土の中にいたのに、子どもにつかまって触られ放題。ごめんなさい。てんとう虫の幼虫でも、ごみ虫でも、ガガンボでもためつすがめつ…。こんな大きなナナフシがいたら、大騒ぎするだろうな。見せてあげたい。

今日夕方、子育て仲間3人と久しぶりにお茶をしました。子どもたちが公園のお砂場や、幼稚園からの付合いです。子どもが小さなときは子どもを遊ばせながら、一緒に集まっていろんなことをしてきました。PTA活動、ガレージセール、手作り品の作成、地域活動などなど。

今は特に何をするということはありませんが、子どもの悩み、人間関係の悩み、趣味の話し、地域の情報交換など、時々集まってお茶をします。大変だったとき支えあい、今も支えてもらえる大切な仲間です。

裁縫もうまいスーパー主婦と名づけたいSさんは、手作りの大きなプリンをたくさんと、漫画持参。
現在3人目がまだ2歳の素敵な茶髪のMさんは自作のフルーツ白玉とゆでたとうもろこし持参。
いつも素晴らしい手腕でPTAや、地域活動をこなすGさんは山ほどの情報を持って。
女たちの集まりは豊かです。

Mさんの三兄弟が久しぶりに来て息子もうれしそう。2歳の子どもが珍しい息子は、「Rくんが、唐辛子のビン持って来たよ。なんであんなもん、持ってくるんやろ。」と、やることなすことおもしろいみたい。
子どもの集団がなくなった今は、年の違う子ども同士が交流するのも、人工的に作らないと、難しい。そういう意味でもありがたい仲間です。

私も小さな頃から知っている子どもの成長が、うれしいです。パートを始めたり、なかなか会えなかったりしますが、地域に仲間がいるって本当に安心です。これからも、末永くよろしくね。


暑気払い

2008-07-21 20:48:16 | Weblog

百日紅(サルスベリ)は、暑すぎても、元気です。夏空に良く似合います。
連休中は、本当に暑かったですね。調子を崩してはいませんか?

暑いときは、サウナ、うなぎ、宿題、スケール。っていうことで、(無理やり?!)

「音階と分散和音」フルートのための480の技術練習をやります。
特に苦手なDes-DurとCis-Moll。
ギオー先生は一つの調で一週間、すべての課題を行うことを薦めておられました。リピートは全て4回繰り返す。大変そうに思えますが、1回1時間ぐらいで終わります。

どんな課題もゆっくりとやって、変な音が混じらないように音の連結を意識しながら行うこと。何より大切なのは機械的にしないこと、アーティキュレーション、表情など変化を自分なりに考えてすることで、脳が活性化する。というふうにおっしゃっていました。

調子の悪いときほど、基本に立ち返り、自分の中に一本筋を通しましょう。きっと、乗り切れるよ


ほおずきの日

2008-07-21 00:03:06 | Weblog
鬼灯(ほおずき)がもう色づいていました。実をつぶさないように少しずつ揉んで、柔らかくし、そうっと皮を破らないようにゆっくり種を抜くと、残った皮で鬼灯の笛ができます。皮を膨らませて口の中に入れ穴を唇の後ろにあてて、ゆっくり押しつぶします。いい音というわけではありませんが、おもしろい音がします。

せっかちでも、力を入れすぎてもこの笛はできません。皮が破れてしまうからです。笛になってからも、音を出すのは難しくて力を入れすぎると簡単に破れてしまいます。私はこの笛を作るのが好きで、良く作りました。膨らませて、そのままビンに入れておくと、丸く膨らんだまま乾燥して、ドライフラワーのようになりました。なんともいえない風情で勉強机の上に何年もずっとおいていました。

今日は、祖母のお墓参りに行ってきました。
祖母は生田流宮城会のお琴の師範で、大正の女学生。阪神大震災の前年に86歳で亡くなりました。健脚で歩いてどこにでも行っていました。80才過ぎには海外旅行もしていました。寝込んだのは2ヶ月、病院に見舞いにいくと、私たちと話しながら、手はお琴を弾くように動いていました。

私はずっと死が怖かったです。不慮の死や、病死突然に生を断たれることに思いめぐらしだすととまらなくなって、眠れなくなりました。それが、祖母の死に接して、怖いのは怖いけれど、気持ちは落ち着いた気がします。

祖母には、いろいろなことがありました。学友の病死、戦争、夫の戦死。両親を見送り、3人の子どもを出産、子育て、再婚、再婚相手の死、息子の家族との同居。思うようにならなかったこともたくさんあります。恵まれたこともありました。口に出せないようなこともあったと思います。私が知っている祖母はほんの一部だと思いますが、亡くなった後、お寺でお葬式をしたとき、祖母の教えてきた生徒さんたちの長蛇の列は途切れることなく、皆さんの話を聴いていると、音楽を愛し、生徒を育て、わけ隔てなくいろんな人と接し、子どもを育て、孫に愛され、本当にいい人生だったと思えてきました。

「人は生きてきたように死ぬんだ」そんなことが分かってきました。今日、この時死んだとしても、それも自分自身の人生だと考えるようになってきました。私らしく生きていれば、私らしく死ぬことができる。死はそれ以上でも以下でもないから、安心して今を生きていいんだよ。そんなことを祖母が死を通して教えてくれたような気がします。

また、音楽は祖母の経済を支え、家族を支え、人生を支え、自尊心を支え、死との戦いにおいても祖母を支え続けたということを感じます。そして、戦争も、貧しさも、病いも、祖母から音楽だけは奪えなかったと思います。

物質に恵まれ、豊かな時代に生まれ、結婚し、夫に経済を依存している私には、音楽をやることにそんな切迫感はないです。切迫感がないということは、簡単に自ら音楽やレッスンを続けることを放棄してしまえるということです。もし、自らの中にエンジンやガソリンを与え続けなければ。

祖母はそんな私に、モデルを提示し続けてくれます。私は死ぬ時に何を傍らにおいているのか?
それは、私の精神性や、文化度を示すと思います。そのときまで私らしく生きる。それはきっと、日々生きるために片付けなければならない仕事をいかに感謝をもってこなすか?そしてそれ以外の時間を何に費やすかということで、決まってくるような気がします。

プログラム

2008-07-19 22:23:18 | 音楽

7月15日に「未病」で掲載したピンクのかわいい花の名前が判明しました。百日草(ヒャクニチソウ)でした。くるみさんが教えてくれました。くるみさん、本当にありがとうございます。すっきり
調子に乗って、もう一つお教えくださいこの白い花の咲く木はなんでしょう?モクセイ科かな?葉がちがうんです。イボタの仲間?花が微妙にちがう。柑橘系かも。お教えください。小さいけれど気品がある花です。

依頼があって11月にお久しぶりのヘルマンハープ「星のパレット」さんと、コンサートをすることになりました。
今日は、その企画会議。

コンサートのプログラムは、いろんな作り方があると思いますが、みなさんはどうやってたてていますか?

プログラムを見てチケットを買う場合とは違って、招かれていく場合は、対象年齢、会場、季節。自分たちのやりたいことと、来てくださるお客様との要望をすり合わせていくことを考えます。

要望というのは、あまりはっきりとはわかりませんが、多分、この年齢層の方々だったら、聞いたことがあるだろう。という曲を並べたり、会場、自治会館、公民館、コンサートホール、サロンそれによって来場される気持ちも層も違います。気軽に楽しめるもの、少しおしゃれして出かけていくもの。いろいろです。
その中で楽器の特性もありますから、この楽器で演奏すれば、美しく聞こえるだろうというのも重要な要素です。

そして、コンサートに行く人たちには、もう一つの要素もあります。聴いたことのないもの、出会ったことのないものに出会いたい。刺激を受けたいという要素です。
聴いたことのあるものばかりだと、わかってうれしいと言う気持ちは満たされますが、この刺激を受けたいという気持ちは満たされません。プログラムの最上のものは、演奏する方が得意なものの中にあります。そういうものをここにもってくれば、スパークが起こる可能性があります。

そのバランスは微妙です。要望ばかりだと、満足感は返って少なくなってしまいます。といって、自分たちがやりたい曲ばかりになると、お客さんたちは食傷してしまいます。

大切なのは交流を起こすこと。刺激を受け、刺激を与える。心の中の何かが変化する。そんな風になればいいなと思います。


エコロジカル

2008-07-18 22:10:04 | Weblog

黄色い花は本当にたくさんあります。これは、メランポジューム…たぶん。黄色の花が多いのは、昆虫の好きな、花粉の色と関係あるのかな?花の形も同じような形の花が山ほど。これも子孫を残すための花の戦略?けなげです。

1992年に出版された「エコロジカル・ダイエット」生きのびるための食事法 角川書店は
ジョン・ロビンズによって書かれました。
巷にあふれているダイエット本かと思えば、牛はどうやって牛肉になるのか?にわとりはどんな風に育てられてトリ肉になるのか?豚は?卵は?綿密なリサーチによる情報提供の1部

2部は、「短命食、長命食」を、各国のデータをあげて検証していきます。
彼の結論は、ベジタリアンがもっとも長命食ですが、彼自身は31アイスクリームの社長の息子。卵も牛乳も食べない方が良いと説いています。

3部は世界はつながっている
「飢餓が起こるのは充分にいきわたる食糧がないからだと普通私たちは思っている。
しかし…世界中のウシが消費する食糧だけでも、八十七億人が必要とするカロリーを供給することができる。

…家畜の飼育に資源がかかりすぎるために、人間に食糧がいきわたらないと言う状況が生まれている。そういう状況では、誰もがそのうち自分が食べられなくなるのではないかという恐れを覚える。だから、地球上に飢える人間がいるかぎり、わたしたちはびくびくしながら生きなくてはならない。戦争を起こすのは、こうした恐れである。

・・・・恐れとはまさに病気である。核弾頭はその症状にすぎない。こんな恐ろしい武器を私たちにつくらせ、そなえさせるのは、恐れでなくて何であろう?恐れを減らすためのあらゆる努力が、戦争を起こりにくくする。日々の暮らしを変えることによって、世界に蔓延する恐れを本当に減らすことができるのだということに気づいたとき、私たちはすでにその努力をはじめている。」

92年当時と比べて世界の肉食人口は増え、トリインフルエンザはまさに、ブロイラー飼育法に対する自然の復讐ともいえます。コストを安く上げるため、狭いトリ小屋にたくさん詰め込み、病気が発生するので大量の抗生物質をえさに混ぜ食べさせる。耐性菌のあるウィルスが発生するのは、自然の成り行きだと思います。ロビンズの恐ろしい予想は、現実の物となりつつあります。

ベジタリアンになるならないはともかく、今の世界の食糧供給がいびつなことは確かです。
洞爺湖サミットは終わりましたが、自分のできること、なんでもやってみようと思っています。
また、音楽の出来ることはなんでしょう?

最後にロビンズはバーナード・ショーの言葉を引用しています。
「自由とは責任である。だから、ほとんどの人間が自由を恐れるのだ。」