台湾に行っていた夫が帰ってきました。とりあえず、ほっとしました。
お土産はペンギン。
1932年日本人によって建てられ。その後放置されていたものを修復して昨年1月に再オープンした林百貨店で買ってきたそうです。
日本人が建てた建物で、台湾で売られるフレンチカントリー、メイド イン インドネシア。
ロッシーニ作曲の「ウィリアム・テル」は、ハプスブルグ家に支配されたスイスの話です。
横暴なハプスブルグの行政管の支配に苦しむ民衆が、革命を起こし、行政管を倒します。
その間、敵同士のハプスブルグの王女とスイスの民である長老の息子の恋愛があったり、行政管の帽子に挨拶しないものを逮捕させたり、ウィリアム・テルの息子の頭にりんごを乗せてそれを射させるというエピソードがあったりして、聴衆を惹きつけます。
ロッシーニの父は、イタリアにナポレオンが侵攻してきた時に喜んだことで、後にハプスブルグオーストリアが政権に復帰した時に投獄されました。後に解放されて家族のもとに帰りました。
ウィリアム・テルには、ロッシーニの父への尊敬と愛、理不尽な支配者への怒りが込められています。
ロッシーニは、38歳で歌劇「ウィリアム・テル」を書いた後、オペラを書くのはやめてしまい、後は年金で暮らしました。
7月革命で、政権が変わった時も、しっかり交渉して年金を新政府から受け取っています。
76歳で亡くなるまで、悠々自適で美食を好み、好きなことをして過ごしました。