音楽の喜び フルートとともに

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練習、練習

2012-07-31 23:07:33 | 音楽

昨年、ヘルマンハープのIさんに頂いたサルビア・グアラ二ティカが、今年は花が咲きました。小さな挿し目を一本だけだったのが、鉢いっぱいに、育っています。「すごーく、増えるよ。」とIさんが言っていたのを思い出しました。
メドーセージと言う名前は日本だけの園芸名だそうで、別のものがあります。
同じシソ科の植物なので、いい香りがします。ただし、ハーブと違って食用には適さないそうです。


リサイタルまで、後少し。
最後のあがき。

ドヴィエンヌのコンチェルト第7番。
3楽章、17分にも及ぶ曲。
この曲を楽しんで聴いてもらえるためには、何をしたらいいんだろう?

メロディが美しく、変化があって。この曲のおもしろさを伝えるためには、何が必要なんだろう?

タンギングを変えたり、息の吹き込み方を変えたり、いろいろ試しています。
音の方向性。
重さ、軽さ、肩さ、柔らかさ、早い、遅い。
細かく違いをみようとすれば、いろいろな角度から、どこまでも、掘り下げることが出来ます。

これで、OKなんてことは一生無いと思うけれど、後、もう少し、もう少しと届く範囲を広げたいと思います。

 


ヘルマンハープとギター、ハンマーダルシマーのコンサート

2012-07-30 22:50:33 | コンサート

土曜日、母と一緒に、ヘルマンハープのTさん、Kさんが、出演するヘルマンハープ「紬」とギター、ハンマーダルシマー「亀工房」のコンサートに行ってきました。
開場がここ。京都の法然院。
蹴上の駅から、急にうっそうとした森に入ってきたかと思うと、お寺の境内に。鎌倉時代、1206年法然が弟子たちと修行した場所だそうで、後鳥羽上皇の怒りを買って廃寺になっていたのを、1680年になって今の形に再興されましたそうです。窓の作りも美しいこの庭は、3種の銘椿の庭だそうです。見ごろは4.5月。


中庭も美しい。コンサートは方丈で、後ろは、お庭です。


夕暮れから始まったコンサートでは、初めはヒグラシのバックミュージック、後半は蛙の声、鹿威し(ししおどし)が合いの手で入るという、野趣たっぷりでハープや、ダルシマーのやさしい音がぴったりのいい風情でした。



ダルシマーはペルシャが起源で、ヨーロッパを経由し、中国にも、派生楽器があり。現在のダルシマーはアイルランド移民を通じてアメリカに伝わったものだそうです。88弦の弦を、木の棒に、皮を貼ったもので叩きます。

ヒーリングミュージック。こういう場所でのコンサートは特別な意味があります。
3.11のことをどの音楽家も考えています。

この美しい音色が、何かの支えとなる。そう、信じたいです。


母帰宅

2012-07-27 22:00:36 | Weblog

実家の百日紅(さるすべり)が、満開。今年も良く咲いてくれました。

今日は、母退院の日。
午前中には退院できるということで、迎えに行くと、もう待っていて、「遅いなぁ。」
「先生が、説明してくれるって。」
「外来あるんでしょ。時間がないんじゃない?」
「だって、あんた聞いただけで、私は聞いてないもの。」

結局、ご挨拶に来られただけで、説明時間は取れなかった。
やっぱり、時間が無い。でも、本人は知りたいだろうに。

家に帰ると、父が出かける仕度をしています。
「あれ、帰ってきた。午後からって聞いていたから、迎えに行こうと思って、今用意したのに。」

うーん。本気みたいに見えます。
車を運転しなくなってもう一年以上経つのに。

まあ、いいか。

「午前中だったよ。」
「そうやったか。」

「そうか、もう、帰ってこれたんや。」
父は、上機嫌。

母は、帰ったら、すぐに台所を片付け始め、いつもの低位置に。

「じゃあね。」
「はい。ありがとう。」母、にっこり。ほっとしました。


父のお見舞い

2012-07-26 20:56:13 | Weblog

母が育てたカサブランカ。一輪さいたところで、ばっさり根元から切って切花に。
「いいの?」と聞いたら「大丈夫、全部咲くから。」ホント、母の留守に見事に咲いていました。


朝9時頃、まだ家にいると、私の実家で暮らしている長男から電話。
「おじいちゃんが、おばあちゃんのお見舞いに行くって、言ってるけど、僕夜勤明けでしんどいし、ママなんとかして。」
「わかった。病院行く時に乗せていくわ。食事はちゃんとつくってや。」
「朝と晩は作るから。昼間は寝ないと。」
「わかった。昼は何とかするから、朝と夜はまかせたよ。」
「うん。」

幼稚園前からはじめた夕飯作りの役割分担は、こういう時、役に立ちます。カレーにスープ、パスタ、サラダ。長男のレパートリーは結構あります。

実家に着いて、父に「病院に行こうか?」というと、「え?僕もいくの?」
「長男から、お父さんがお見舞いに行きたがってるからって聞いたけど。」
「誰が入院してるの?」
「お母さん。」
「えー。どこが悪いんや。」
「心臓。」
「行く?」
「行くわ。」

車に乗ってしばらくすると「お母さん。入院してんのんか。」
「明日帰ってくるから。」
「今日帰られヘンのか。」
「どこが悪いんや。」
「心臓。」

「お昼買って行って、お母さんと一緒に食べよう。」
「お母さんの分はいらんのか?」
「お母さんのは病院で出るから。」
「そうなんか。なんで病院にいるんや。」
「心臓が悪いの。」

病室に行くと、母はベッドで本を読んでいました。顔色もよくて、結構元気。
「どうしたんや。どこが悪いんや。」
今度は母が「心臓。」
「わしより先に死ぬなよ。」

ピントはずれているけれど、母が心配で仕方ない父でした。


カテーテル

2012-07-25 21:55:51 | Weblog

昨日、うちの庭に植えた30本のひまわりが、初めて咲きました。ちょっと口をおさえてはにかんでいるよう。


密植で、成長不良のものも数本ありますが、他の29本もなんとか育っています。


これだけあると、緑のカーテンの半分位の効果はあります。ひまわりは頭が重いので、朝水遣りしただけでは、夕方首が曲がってしまいます。一日2回の水遣りは欠かせません。

今日は、母の心臓検査の日。朝、枚方から京田辺の実家へ行き8時半に病院に。
午前中には終わると聞いていましたが、朝2番目の手術。1番目の人が長引き、始まったのは11時半。

カテーテルを入れたところ、5月にステントを入れたところは改善したのですが、以前血管が細くなりかけていたところが、本来の7割の細さに、バルーンを入れて血管の中で膨らませ、血液をさらさらにする薬を入れ、後2箇所にはやっぱりステントを入れました。
2時間と聞いていた処置が、3時間。

延びたことについた、ナースステーションにも理由がわからず。
万一のことが起きたのかも。と、ちょっとドキドキしました。

とりあえず、無事でよかった。
それでも、母の心臓の血管はところどころ細いところが他にもあって、また11月頃には検査しなくてはいけいそうです。
「あら、そう。そんなにやったら、心臓はワイヤーだらけになるやんな。」と、笑っていましたが、私はちょっと憂鬱に。

予想外の薬をいれたことで、退院は一日延び、結局4時過ぎまで、病室でじっとしていただけでしたが、ぐったり疲れた一日でした。


盆踊り

2012-07-25 00:50:28 | Weblog

土曜日は、地元の小学校で盆踊りのお手伝いでした。
結束の強い地域で、これから、3週連続校区のどこかで盆踊りがあります。

私は江州音頭の、音頭取りさんたちの接待がお役目。いつものサロンの仲間3人と参加。
模擬店と、やぐらを組んだ盆踊りの校庭に隣接するコミュニティハウスで、音頭とりさんたちに、出す冷たいお茶を用意したり、カレーを出したり・・・おしゃべりしたり。


江州音頭は、仏教踊りなどを源流に、江戸時代末期西沢寅吉が、念仏踊りを取り入れた踊りを考え出し、地元近江、現在の滋賀県東近江地方で踊ったのが、始まりといわれています。
その後、近江商人によって、街道沿いに伝えられ、河内音頭にも影響を与えたそうです。
今日、こられたのも、その名は近江会さん。
9人で、2時間、ほとんど休み無く太鼓、ギター、囃子方と歌いきられました。

花火も、地域のおっちゃんたちが、自分たちであげてくれます。



私たちの今日の報酬。模擬店のカレー。今年もいい出来でした。


大体PTAなどを経て、お手伝いをしているので、同窓会のよう。
例年、とどこおりなく、お祭りが出来る幸せ。
子どもたちの歓声。
音楽の原点はこんなところにあります。


リゴレット日和

2012-07-23 22:25:58 | 音楽

マイクロアスター ステラブルー。暑くなってくると、花の種類が減ってきますが、キク科の植物は何かあります。そして、強い。

今日はドルチェ楽器で、S先生と、ピアノのSさんとトリオの合わせ。
リゴレット幻想曲は、ドップラーの書いたフルート2本と、ピアノのためのトリオです。
ドップラーは、カールと、フランツの兄弟で、フルートを演奏し、世界中で人気を博したそうです。
フランツはオペラもたくさん書いて、当時、一斉を風靡しました。

ハンガリー人だといわれていますが、彼ら自身は自身のことをハンガリー人と自称したことはないそうです。彼らが生きていて頃のオーストリアは、国境線は流動的で、ウィーンで成功した彼らは、ハンガリー人であるとは公言できなかったのかもしれません。
しかし、ハンガリー田園狂詩曲など、ハンガリー風の曲をたくさん残しました。

リゴレット幻想曲は、ヴェルディのオペラ「リゴレット」の中に出てくる曲を、モチーフに華麗な変奏が展開します。

2本のフルートで演奏するカデンツァの長いスケールなど、通常では考えられない、超絶技巧のシンクロ。

以前にも先生としましたが、そのときは私は2nd。
今回は1st。
自信がなくて、つい先生に合わせようとすると、「僕に合わせないで、僕があわせられなくなるから。自分のパートをしっかり演奏すれば、勝手にあうから。」

なかなか、私には難しいことです。自分の演奏をする。

3人であわせるのは、後一回。がんばりましょう。


続続3分ルール

2012-07-20 22:25:37 | 音楽

エキナセア ピンクデイダブルライト。変わった形ですが、キク科の植物です。最近、品種改良が目覚しい品種です。

午後、ピアノのSさんと、合わせ練習。
3分ルール適用で、やってみます。
今日は時間があったので、長い曲も3分で切って、3分休んでから始めます。

半信半疑ではじめたことですが、やっぱりこちらのほうが、前のやり方でやっていたときよりも、質が向上しています。
ミスをする回数が減るし、身体が柔らかく、演奏にゆとりがあります。

このような練習を長くても、一日2時間と言われていますが、それだけはまだ守れません。
朝基礎練習をやって、昼曲をやって、夕方やって、6時間。それでも、3分ずつ休んでいるので、演奏時間としては3時間。

毎日、6時間以上演奏していたことを考えると、激減。

それなのに、質が良いとは・・。

それに、身体は楽だし、演奏することが楽しい。
やれば、やるほど、3分間休みが長く感じられるようになってきて、早く演奏したいし、やめたくない。

しかし、時間が取れなくて、2日ほど、続けて休まずに練習したら、また後退。

以前の癖が戻ってしまいました。

3分のクオリティーを維持したまま、長時間できるようになるには、まだ、この練習が必要なようです。

そう思って、厳密に3分ルールを適応して、Sさんと、やってみると、一度切りなのに悪い癖は消えています。

これを維持したいと思って、もうちょっととか、後一回とかやると、また、戻る。
やりたいと思っているうちにやめるのが、いいのです。
二人いると、自分は見えなくても、相手が違いを見てくれるので、いいのです。

Sさんもこちらのほうがずっと良い。

そして、もっとやりたい。








トイレの張り紙

2012-07-19 21:22:21 | 音楽

八重柏葉紫陽花。6月に咲くだけではありません。種類もたくさんあります。

甲子園口ピアノNさん宅でする最終合わせ。初めて晴れました。
リサイタルでする曲を全て演奏してみました。
一度は全部やっているのですが、やり始めると、やっぱりいろんなところが気になってきます。

ゴーベールや、ヘンデル、イベールに一生懸命になっていると、時間が無くなって、カルメンとドヴィエンヌは一回しかできませんでした。
しかも、前回よりまずい感じ。時間に押されてあせるとよくないなぁ。

トイレをお借りすると、そこに張り紙が。

少年老い易く学成り難し
一寸の光陰軽んずべからず
未だ覚めず池塘春草(ちとうしゅんそう)の夢
階前の梧葉(ごよう)已(すで)に秋声

これは、朱熹(だろうとされている、本当は違うらしい)の漢詩。

『豆腐』

信仰は お豆腐のようになることです
豆腐は 煮られてもよし
焼かれてもよし 揚げられてもよし
生で冷奴で ご飯の菜によし
湯豆腐で一杯 酒のさかなによし
柔くて 老人 病人の お気に入り
子供や 若い者からも 好かれる
男によし 女によし
貧乏人によし 金持によし
平民的であって 気品もあり
上流へも好かれる
行儀よく切って 吸物となり
精進料理によし
握りつぶして 味噌汁の身となり
家庭料理に向く
四時 春夏秋冬 いつでも使われ
安価であって ご馳走の一つに数えられ
山間に都会に ドコでも歓迎せられる
貴顕や 外客の招宴にも 迎えられ
簡単なる学生の自炊生活にも喜ばれる
女は特に 豆腐のようでなければいかぬ
徹した人は 豆腐の如く柔くて しかも形を崩さぬ
味がないようで 味があり
平凡に見えて 非凡。


つもりちがい十ヶ条

  • 高いつもりで 低いのが 教養
  • 低いつもりで 高いのが 気位
  • 深いつもりで 浅いのが 知識
  • 浅いつもりで 深いのが 欲望
  • 厚いつもりで 薄いのが 人情
  • 薄いつもりで 厚いのが 面皮
  • 強いつもりで 弱いのが 根性
  • 弱いつもりで 強いのが 自我
  • 多いつもりで 少いのが 分別
  • 少いつもりで 多いのが 無駄

    福沢諭吉は謎だらけ-心訓小説- 清水義範

    聞けば、Nさんのお父さんが、新聞記事などで、気に入ったものがあると切り取って貼っているそうです。
    今日は、これ以上の言葉はありません。

    謙虚に精進、精進。


第2回枚方にクラッシック音楽をひろげよう!実行委員会

2012-07-18 22:07:22 | 音楽

今日は第二回「枚方にクラッシック音楽をひろげよう!」実行委員会。
ソプラノのMさんと、ピアノのSさん、合唱のKさんが初対面。

予算、流れ、担当などいろいろ決めなくてはいけないことがたくさんあります。
市にも出来る支援を聴きに行こうということで、会議終了後、時間のあったSさん、Kさんと一緒に市役所を回りました。

担当課がどこなのか?をまず、確かめることから始まって、申請の方法や、どんな支援なら受けられるか?を聞きました。
担当は文化観光課。担当のOさんは、親切にいろいろ教えてくれました。

「花と音楽のまち ひらかた」というのに、応募して認められると、公民館や、関係各所にチラシをおいてもらえるそうです。
助成金は今回は公募が終わっていてもらえそうにない。
しかし、なかなかの収穫です。
ホールにももう一度行って、会場費を安く上げる方法など、聞いてみましたが、これは難しいそう。

照明や、人件費など細かい経費計算に必要な、書類などをいただいて帰りました。

Kさんと話していると、次の企画も考えているらしい。
こんな人がいるんだけど、というと、「前からやりたいことがあって。」と始まります。
私も新しいこと大好き。
夢はどんどん膨らみます。