音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

システム不良

2011-02-28 21:27:37 | Weblog

昨夜はパソコンのファンが動かなくなって、熱くなって嫌な音がして急に電源が落ちてしまいました。
作りかけの楽譜や、チラシ・・・目の前まっくら。

3月8日の子育てサロンの童謡の声楽とフルート編曲譜、4月22日のファミリーポート用の2本のフルートとピアノ用の楽譜。4月25日用のパート譜など、作りかけやら、まだ取り出していないのやら、ここ何週間かの作業が水の泡。

キーボードを変えて、一晩置いてモーターが冷えたのか、また復旧。
よかった。作りかけの物や、すぐ必要なものを、CDに記憶させて、ちょっとほっとしました。

長年使い尽くしたXP号。あぶないあぶない。

だめになった時の予防に家族が持っているもう一台のパソコンに、スコアメーカーをインストールしておくことにしました。

便利なものって、それに依存している分、一度不都合があると、とことん不便。
アナログとのバランス。考えましょう。


沈黙

2011-02-25 22:02:54 | 子ども

雲竜梅というのは、枝垂れ梅です。毎年、ご近所の庭で白滝のような、みごとな花を咲かせてくれます。まだ1分咲き。待ってます。
雲は多いけれど暖かい一日でした。
子ども達は外遊びが多く、私もつきあって、バレーボールでキャッチボールしたり、ふわボールであてっこしたり。

1年生の子ども達を観ていると、本当にひとりひとり個性的です。

運動神経が良くて強いボールが、大好きなAくんはあれこれみんなに、指示します。
「先生フライ投げて、次、ぼく。Bは後。次Cにさしたれ。」といいますが、実際は自分ばかり受けたい。

Bくんは「えー。さっきからAばっかり。次はぼく。」と時々言います。
「待て、ぼくが、もう一回してからや。」Aくんはなかなかきいてくれませんがもう一回の後はBくん。BくんはAくんの4分の1くらいしかボールを取りません。

Cくんは、「ぼくは、いいよ。ぼくはブロックするよ。」って、ボールに触りもしません。
少し経つと、もう、ボールには触れず、Aくんが手で受けたときは☆、頭で受けたら月のマーク、受け損なったら×と、砂に書いては手を叩いて喜んでいます。

そして、このグループの要はCくん。Cくんが、離れるとBくんも離れてしまいます。
二人に離れられると、Aくんは遊びが成り立たないので、Bくんをギリギリのところで懐柔します。「よし、次、B行き。」と。
そして、大人から見ると不公平に思えても、3人とも、この遊びを楽しんでいるのです。絶妙のバランス感覚で、3人でいることを選んでいるのです。

Aくんは、指示をしていますが、二人が全て言うことを聞いたら、歯止めなく指示しだすし、面と向かって対立されると、暴力をふるったりするので、相手は嫌になって遊べなくなってしまいます。
Bくんは、自分でもボールを取りたいけれど、独占してずっとするには体力も気力も続きません。
Cくんにボールのキャッチをしたら、ボールが苦手なCくんは、すぐ疲れて嫌になってしまいます。しかし、二人とも、Aくんがするちょっとダイナミックな遊びはしてみたい。

指示して強いAくんが場を作っているようにみえますが、実は、Bくん、Cくんがうまくそれぞれの距離を決めて、時には「ぼくはそれはいやだ。」と対立せずに、伝えることで、Aくんは暴走せずに。自分をコントロールでき、このグループは遊びを維持できているのです。

独裁者を作るのは、無言の傍観者。
子ども達はいつ、黙ることを覚えてしまうのだろう?








音信

2011-02-24 21:19:18 | コンサート

さあ?この梅の名前は?老峡の小梅・・・たぶん。梅シリーズは牧野近辺だけでも、まだまだ続きそうです。

昨日、レッスンの帰りに、フルートのKさんと待ち合わせて、エル大阪のプチエルをサロンコンサートの会場に使えないか、見に行って、予約入れてしまいました。
やったー!

4月25日(月)18時半開場 19時開演 プチエル(エルおおさか内)天満橋300m

 「音信(おとずれ)~2本のフルートとピアノによるトリオコンサート~」

開催決定です。 

曲は、クーラウの「トリオop119」
ドップラーの「プラハの思い出」
モーツアルトの「アイネクライネナハトムジーク」他にも肩の凝らないプログラムを準備中です。
どうぞ、聴きにきてくださいね。
問合せ moto-fl-angel@nifty.com まで


レッスン

2011-02-23 21:59:24 | レクチャー、マスタークラス

このかわいい赤い梅は、難波紅。近所の公園に植えられています。

今日は梅田でレッスン。
ボザのアグレスティド。
この曲は、数学的に演奏した方がいいよ。
長いスケールが何度も続く前半。7連符は3と4に分けるのか、4と3に分けるのか?とか、10連符の中のどこに拍があるのか?
ちゃんと考えること。

カデンツァは、逆に自由に。
「間」を感じることができるのは、日本人の素晴らしい持ち味だよ。
この感性を大切に。8分音符が書いてあるからと、8分音符を演奏してはだめだよ。大きな流れの中をつくらなくては。

デュオで2ndを吹くことを伝えたら、2ndを吹くときは、1stと、ピアノの音を間を吹くということを忘れずにソロや1stを吹く時と音程も違う。
時々旋律が回ってくる時は、その時はまたキャラクターを変えなくてはいけない。
2ndを吹くのはとても難しいことだよ。
1stが引き立つように演奏して、技術はいるけれど、目立ってはいけない。一つの曲に仕上げてすばらしいんだよ。

なんだか、人間関係のようでもあります。


コンサート企画中

2011-02-22 22:04:28 | 音楽

我が家の水仙が一枝だけ咲きました。びっくり!なぜびっくりかというと、人からもらって10株ほど植えっぱなしで、10年くらい一度も花をつけたことが無かった。あいかわらず北向き陽が射さない庭、今年は事の外寒かったのに。なぜ今年?
生命の神秘です。

今朝はソプラノとピアノのKさんと子育てサロンに来てもらうために打合せ。
全てお任せするつもりでしたが、「手伝って」と言われて、一緒にすることになりました。
Kさんは、しゃぼん玉、手遊び、布のお花、鳴り物など、いろいろ、子どものためのツールや、ノウハウなど引き出しがいっぱい。

Kさんは音楽療法家でもあり、障害の脳の活性化する音楽遊びを何年も研究、実践されていて、4月から大学に授業をもつそうです。
すごい!

調子に乗って、4月にフルートのKさんと企画しているおかあさんと子どものためのコンサートinファミリーポートひらかたのピアノ伴奏をお願いしました。
「弾いてから決めるわ。あんまり難しいのはだめだから。楽譜持ってる?」
といことで、クーラウのトリオとドップラーのプラハの思い出を、初見大会。

曲がわからないとだめだろうと、いつも2ndを吹いている私も今回は1stを初見。

吹きやすい!それに、ちゃんとクーラウ。やっぱり歌をやっている人は呼吸が違います。
夜になってポートのスタッフに聴いたら、OK。
4月なら広報の締め切りが木曜なので、すぐ日程調整してお返事ください。ということで、4月22日(金)にピアノKさん、フルートKさんと私のトリオで演奏することに決定!はやっ!

大阪方面でも企画中。ピアニストはTさん。今日OKもらいました。またお知らせします。



練習デイ

2011-02-21 20:40:10 | 音楽

今日は、朝9時半から近所のピアニストのSさんとフルート教室の勉強会の打合せとアンサンブル練習。午後から茨木のKさんとデュオの練習。

勉強会で演奏されるヘンデルのソナタ、バッハのポロネーズ、カルメンの間奏曲とハバネラの楽譜を渡して、合わせました。
初めて合わせる楽譜もあるので、演奏のポイントや、生徒さんひとりひとりのテンポや癖などをお話して、当日の演奏が少しでもいいものに出来るようにお願いしました。
勉強会は発表会とは違って、内輪だけで、初見の曲をしたり、お互いにアンサンブルをしたり。最近レッスンしている練習曲を披露したりします。
後でランチも一緒に行き、生徒さん同志の親交も深めます。

発表会ではないので、リハもありませんので、打ち合せが大事。
Sさんは、丁寧に希望や癖を覚えて演奏してくれます。
生徒さんとも顔なじみの人が多く、一曲づつ大切に考えてくれているのがわかって、本当にありがたいです。

午後からはKさんと、コンサートの打合せと練習。
Kさんは、5月にスリランカに旅行に行くことになっていましたが、そこでもコンサートをすることになったそうです。6月にはリサイタルを開くし。すごい!私もうれしいです。Kさんには、ぜひ成功して欲しいです。

今日は半日だったので、場所を検討して、一回ずつ演奏して、時間を計って、気になる所を少しして。
それでも、帰りは日が落ちて、枚方大橋が写真のような感じ。
忙しいけれど、私も一曲づつ大切に練習して演奏しよう。





田毎の月

2011-02-18 21:38:40 | Weblog

今度は、東京に飛んだ夫から、梅の写真。「田毎(たごと)の月」と言う名の梅です。赤い車を狙っていれたのなら、なかなか良いセンス。六本木の梅と本人は呼んでいました。
田毎の月というのは、俳句用語で、棚田に移った月のことだそうです。有名なのは、芭蕉のこの句。

元旦は 田毎の月こそ 恋しけれ 芭蕉

棚田は、それぞれの家々で丹精込めて手入れされた田んぼのことです。その田ごとに、美しい月が写っている。華やかではないけれど、どんなの家にもやって来る元旦をやはりどこの田にも写る月が寿いでいる。そんな当たり前の景色がめでたくいとしく思う。と言うような意味かな。

芭蕉は1644~1694年。西洋ではマレやリュリなどが、シャルパンティエ、パッへルベルなど、宗教音楽と吟遊詩人の時代。
日本では、八橋検校、竹本義太夫などが音楽の基礎を築いていました。
吟遊詩人ではなく、放浪の俳人が、招かれて地域の名士と句会などを催して旅していました。

その頃から、現代まで見上げる月だけは世界を照らして変りません。


バッハのポロネーズ

2011-02-17 21:53:47 | バロック

朝レッスンした曲はヨハン・セバスチャン・バッハ(1685年~1750年)の「ボロネーズ」。
管弦楽組曲第二番BWV1067の中の1曲です。

組曲は4つ書いていますが、フルートが活躍するのは、第2番だけです。
この時代はフルートトラヴェルソと呼ばれる木管のフルートで、音域は最低音がD、最高音がE(下線3本)。
現代のフルートが、最低音CかHから、最高音F~C4オクターブであることから考えると、随分少ない音ですが、その限られた音の中で、バッハはとても深みを感じる音楽を作曲しています。

ポロネーズとは、フランス語でポーランド風と言う意味で、当時流行っていたポーランドの踊りのリズムが取り入れてあります。
間は、フルートがドゥーブル旋律的装飾変奏、オブリガートになり、他の楽器により旋律が演奏されます。


音符はたくさんあっても、ダンスの音楽ということで、4分の3のリズムが明確にでるように演奏しなければなりません。

重厚に思えるテーマも、あくまで、ダンスの音楽であると言うことを忘れずに、楽しみが出るように演奏できるといいですね。




湖をわたる風のうた

2011-02-16 21:39:40 | 名曲

廣瀬量平さん(1930年~2008年)のフルートソロ曲「湖(うみ)をわたる風のうた」を、手に入れました。1982年に作曲されたものが、マザーアース社から1月15日に発行されました。

廣瀬量平と言えば、真っ先に、フルートオーケストラのための「ブルートレイン」が、思い浮かびますが、森村誠一のテレビドラマ「野生の証明」「人間の証明」の音楽や、アニメの「わたしのアンネット」。NHK版の「11人いる」などいろんなメディア作品を残しています。
邦楽との作品も多く、尺八や箏を使った作品もあります。
「音楽はコミュニケーションであり、ひとりよがりではいけない」と言われていたそうで、難解な表現を批判されていたそうです。

この作品は、小節線はなく、標題の通り、風のようなスケールや、3連符が繰り返されますが、新しい表現は取りながら、どこか親しみやすい透明な感じのする作品になっていると思います。

私は廣瀬さんの作品を演奏するのはこれが始めてですが、ちょっと、他の作品にも触れてみたくなりました。


企画選曲会議

2011-02-15 21:48:02 | 音楽

茨木のKさん宅でデュオ練習。朝9時に家を出たら、淀川河川敷の高槻ゴルフ場は、雪に覆われていましたが、運転中は、写真は撮れません。帰りに通りかかったら、もう雪のかけらもありません。(帰りは、渋滞で信号待ち)
もう、暖かくなるのかな?

 


ミラーの中に夕陽が映りこんで、きれい。思わずシャッターを切りました。
茨木に着くと、Kさんが分厚い「カルメン」の合唱譜をドサッ置いて、「楽譜買ってしまった。書き直すから、歌の人も入れて、劇仕立てにしよう。企画書書いて、いろんなとこに出してみよう。」だって。
「それとは別に4月のどれかの月曜日に、二人でサロンコンサートしよう。どう?」
「私でよかったら。」
と言うことで、突然具体的になってきました。
「2ヶ月前か、すぐにもピアニストと、サロンさがさなくっちゃ。」

「取り合えず、曲決めよう。」
お昼に近所のコンビニ弁当を買ってきて食べ、Kさんの入れてくれたおいしいコーヒーを飲む以外は、10時から5時近くまで、楽譜を当たりまくり。

クラッシックはもとより、サロンにふさわしい気軽に聴けるものをと、映画音楽、ジブリ、ディズニー、日本のドラマの主題歌まで候補に残った物だけでも23曲。全部で何曲吹いたかな?

クーラウの「トリオ119番」、ドップラーの「プラーグの思い出」、編曲物でモーツアルトの「アイネクライネナハトムジーク」と、フィガロの結婚の「おいらは鳥刺し」は決定。後はポピュラーで。

やっぱり具体的な目標があれば、熱が違います。
わくわくしてきました。