音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

ユルゲンフランツマスタークラス「ウンディーネ」

2024-03-28 00:33:00 | レクチャー、マスタークラス
昨夜、なぜかいつもやっているアカウントでログイン画面に入れなくなりました。
二段階認証に登録しろというのでやってみましたが、コードを入れても他の画面に入れるのに編集画面には入れずログイン画面に戻るのです。
Googleアカウントに切り替えたら、二段階認証コードも入れないのにあっさり入れました。訳がわかりません。
そこに至るまでに午後4時になっていました。ごめんなさい。

昨夜保存しようとした記事残っていましたので、投稿しますね。

火曜日夜は、梅田ドルチェ楽器て、ユルゲン フランツのマスタークラスとコンサートに行ってきました。

コロナ以来久しぶりに海外からのマスタークラスに参加しました。

CDにサインもらってご機嫌です。
着いたら「久米さん!」と声が、コロナで3年会えなかったフルート友だちと竹代先生でした。

竹代先生は、曽根先生に師事して、ゴールウェイにも指導を受けたという御大です。

気さくに私にも声をかけてくださいます。ご一緒させていただきました。

マスタークラス一人目は大阪音大の村田泰葉さん、ライネッケのフルートソナタ「ウンディーネ」op167

まずチューニング。
アンブシュアのために時間を取ること、先にピアノを聞いてしまうと、どうしてもそちらにアジャストしてしまうので、合ってると思っても、吹き出すと違うと言うことがよくあります。
まず2、3音吹いてアンブシュアを決めてからピアノを聞いて合わせましょう。

日本のホールのピアノは必ず442hzに合っているのでイイなあと言っておられました。

ウンディーネは、人魚で人と恋したら必ず死ぬという悲劇です。
その長いストーリーの中でテンポを決めましょう。

少し遅めに始まってFの前のピアノでテンポを速くします。

それから調性。
Emollのアルペジオで始まります。
Emollのキャラクターは何でしょう?

答えられなくても心配ない。人は知らないことの方が多いのだから。

Emollの曲はバッハのフルートソナタ、シューベルトのアルペジョーネ・ソナタがあります。
そしてイベールのフルートソナタのテンポにはAllegro メランコリックと書いてあります。
メランコリック。
人魚はなぜ不幸なのか? 何かを失っている。何かを探し続けています。人に恋したら死ぬと知っています。

シューベルトアルペジョーネ・ソナタでは、Emollから、Edurに変わります。
すると世界に突然春がやってきます。花が咲いて人生が輝く。
Emollは哲学的な調性です。

調性の感覚を養うには、ゴールウェイがよくやっていることですが、モイーズの「ソノリテ」のロングトーンの練習を使って、開発します。
シラの間にハーモーニーをとり、ドミナントに転調して下がります。
上に行くときにはトニックからドミナントに転調しながら音程をよく聞いて。

そして大事なのはJoy something!

さて、「ウンディーネ」の初めの所。
オクターブの下の音色を確かめて、ゆっくり2拍ずつにして練習しましょう。
次に一拍ずつ、その時に無限大∞の記号を思い描いて滑らかに。
頭を動かさないで、コントロール。
4分音符にして、そして8分音符。

柔軟Flexiblityと、固定Staybilityについて

柔軟性は、固定から生まれます。

唇にしっかりマウスピースを押しつけます。
指を動かしたい時は、動かない指に気をつけると動きやすい。

左手は、人差し指が開くときがあるのでそれは人差し指の付け根で固定しましょう。

右手はまずKeyboard、キーの、配列に沿ってアーチのようにして指を置きましょう。それから親指の位置を探しましょう。
親指はと言って受講生にいいねの形を取らせ、親指を押されました。

「思い切り押して!」それでも動かないためには、管にいいねの形を取って指を真っ直ぐ押す感じ、そうすると反対側の唇がしっかり固定されます。

ピアノをよく聞く余裕を持って、間違いは気にしないで。

2回目のPPはカラーが変わります。感情の変化を表現。
私はなぜ不幸なのか?
ダイナミクスも大切に、2次元の演奏を3次元にしましょう。

和声の変化する時に少し時間を取りましょう。ただ速いだけの演奏は、観客を取り残します。
その先のPは、イノセンス、純粋無垢な少女のイメージで、

8分の6拍子は水を表現する時によく使われています。
ウンディーネもそうですが、モルダウもそうです。
なぜかな?
ここで時間になりました。2曲目はイベールのピース、また今度。

ユルゲン フランツ編曲「トゥーランドット」幻想曲 まだ、彼しかYouTube上がっていません。


榎田雅祥公開レッスン

2023-10-10 20:54:00 | レクチャー、マスタークラス
9日は神戸セミナーハウスでフルートアンサンブルエスカルの合宿でした。

「2日目」8日からでしたが、その日は光明寺でライブだったので、今朝から参加。

グーグルマップによると、電車だと牧野から2時53分。最寄り駅の二郎駅から徒歩35分。
タクシーもほぼ無いらしい。

夫に車お願いしました。
ナビに入れて1時間。
あれ?ここは?

平田稲成神社

グーグルマップで再検索。

着きました。
受付の方に「ナビで行ったら稲成神社に行ってしまいました。」と言ったら、「そうなんですよね。なぜかカーナビだと向こうに行っちゃうんですよ。」
へーっ!
10:00過ぎに着いたので10:30〜榎田雅祥先生の公開レッスンに間に合ったはずなのですが、始まってました。
9:30〜始めたらしく…1人目は聴講できませんでした。

バッハのフルートソナタBWV1030
受講生は田中聖平さん。

榎田先生の言葉
この曲の音の動きは複雑怪奇なので、機械的に正確に吹くこと。
プレーヤーに自由与えないので、僕はあまり近づきたくない。

楽譜はヘンレ版を使うのが良いです。

ルイ ロットを吹く時は
息の量減らして楽器を唇に押さえつけるようにして吹きましょう。

練習として、シの音を長く吹く、一分以上続けられるくらい小さな音で伸ばします。

そのまま、アンブシュア壊さないようにクレッシェンドすれば音程、音質よく演奏できます。

例えばブラームス交響曲の第1番のffのロングトーンを吹く時に、音程上すずらないで演奏することができます。

ppppの練習することが、音質、音色の向上に役立ちます。

榎田先生のバッハは動画公開されてないので、先生の師匠ウィリアム ベネットの弟子のデニス ブリアコフの「フルートソナタBWV1030」


マリーナビアンキ華麗なるオペラ演出の世界

2023-02-28 21:09:00 | レクチャー、マスタークラス
今日はピアノの坂田さんと枚方市文化芸術センターイベントホールで「華麗なるオペラ演出の世界」マリーナ ビアンキ トークイベントに行って来ました。
坂田さんは午後から仕事で

帰りに1人ランチ

t-siteの8階のタコライス。
お天気がよく眺望の良いテラス・デッキで1人ランチも気持ちよかった!

マリナ ビアンキさんは


ミラノスカラ座の座付き演出家です。
スカラ座でのすべてのオペラ公演に関わっています。


講習では
オペラ演出家の奥村啓吾さんから、座付き演出家の説明がまずありました。

オペラの準備、原作をなぜ作曲者が選んだか?から、作品のコンセプトを考え、指揮者、制作、芸術監督と共有し、歌手を決めます。
ここまでで2年間かかるそうです。

リハーサルは立ち稽古、オーケストラ稽古、仕込み稽古、舞台稽古、オーケストラ付き舞台稽古をやってからゲネプロになります。

ゲネプロは本番と同じようにすることで、スカラ座では合唱ユニオンが強いので途中で止めることは許されないそうです。(たぶん時間が延びると労働時間が延びるから…。)

会場や国に合わせていろいろ考えるそうです。
例えば、昨年枚方市で行ったノマド「カルメン」では反響板にプロジェクターでマッピングを行いましたが、この劇場の反響板だからできたそうです。
ヴェネツィアでは船で会場に行くのですが、すべての大道具を船で運ぶので、分解できて船に乗らなくてはいけません。



ヴェローナではローマの遺跡コロッセオを半分使ってオペラをやります。
半分は客席で3万人入りますが、5階建ての高さですが、下から歌っても最上階まで声が聴こえます。


大きな舞台なのでクレーンで毎晩終演後から明け方まで掛かって移動させ、その後ゲネプロ。ディスカッションしてから本番という激務でした。

ここからマリーナさんの話し

オペラ演出家というのは劇場内のすべてを把握しなくてはいけません。

有名なダンテ フェレッティ

が美術をしましたが、絵を描くだけで動かすのはすべてマリーナさんです。

マリーナさんは芝居出身だそうですが、芝居、合唱、ダンス、ソリスト、オーケストラすべてを含む総合芸術がオペラです。

演出家はカリスマ性をもたなけれはいけませんが、molt Aggressive(とっても攻撃的)ではなく、自分の考えを持ち、魅惑させるだけでもなく、人の考えも受け入れるバランスが大切です。

ジョジョ ソレルが1980〜1981年に演出をしましたが、彼は一度演出しただけで本番にも来ません。
押さえておくとお金がかかるので、本番、その後の公演の演出を行うのは座付き演出家マリーナさんです。

オマーンでモーツァルトの「フィガロの結婚」をされた時の話し。
まず、台本作詩ダ・ポンテの研究です。
彼はヴェネツィアでヘブライ人として生まれました。
カトリックに改宗し、借金をして、ヴェネツィアを追い出され、ナポリやローマで司祭になり教義を教えていましたが、愛人を作りそこも追い出され、アメリカに渡り、そこでも借金を作っています。

台本作家と作曲家を繋ぐ線を探します。

「フィガロの結婚」はラ・フォル・ジュルネ(ばかげた1日)という副題がついていてこのオペラはスザンナとフィガロの結婚前の1日の出来事です。

第1幕 朝の屋根裏 照明だけでなく背景に窓から太陽光が、入る絵を描いています。

第2幕 伯爵の部屋で昼間 太陽光が明るく見えています。

第3幕 音楽の部屋 奥行きがあり、傾斜がついていて奥は描かれた絵の錯覚により遠く見えます。1番奥のダンサーは15.6歳の子どもたちに依頼したそうです。
最後は革命が、起きるので照明を冷たい色にかえます。

第4幕 庭 スザンナの変装、変装は当時の流行でした。
登場人物のカップルがもとに戻ります。
伯爵は伯爵婦人に謝り、伯爵夫人は赦します。
伯爵夫人の赦しは人間としての赦しで宗教的なものです。
歌い終わると舞台照明が降り、客席側のシャンデリアも降りてきて光に包まれます。

この頃は2ヶ月の舞台稽古がありましたが、今は経済的に逼迫していて行えません。

パルマで、ヴェルディの「仮面舞踏会」を上演したときの話し

1913年ジュゼッペ ガンヴィニアーニが描いた舞台背景の幕が発見されました。
破れたり、変色していた幕を修復し使いました。

序曲で舞台の緞帳に修復時の様子をプロジェクターで映し、出来上がった幕を映像で広げると緞帳が上がり、本物の修復済みの幕が重なって映り、映像が消え、本物の幕がはっきりと見えオペラが始まりました。

不吉な予言をする占い師の元へリッカルドが行きますが周りはすべて敵対勢力の人々で占い師が「初めに握手した人に殺される」という占いに誰も握手しないでいると、親友のレナートが入ってきて握手します。

アメーリアも占い師に自分のレナートへの恋心を消してくれるように頼みます。
ここで原作にはない介添人の女性に手を引かせて登場させます。
アメーリアの不安がより伝わります。

第4幕の始まりは通常は緞帳が上がってリッカルドが官邸の部屋で歌いますが、カンビアーニの幕は大広間の絵なので、緞帳を降ろしたまま執務室の机や椅子で演技したあと幕があいて、大広間になります。

嫉妬にかられリッカルドを仮面舞踏会で刺し殺すレナート。

この時の話ではありませんが質問に答えて
パバロッティの時は大変でした。
マリーナさんが座るべき椅子に座って、友だちと電話で話したり、やりたい放題。
階段の上で死ぬことになっていましたが、太り過ぎて階段では足りず、ソファを運び込んで、そこで死ぬことにしました。

マリーナさんが演出した「フィガロの結婚」の動画ありました。
長いですが、各幕のラストシーンを見て頂くとマリーナさんの言っていることがわかりやすいと思います。











ボワモルティエトリオレッスン

2022-03-16 21:34:09 | レクチャー、マスタークラス
渡辺橋駅近くのサロン ド プリンシパルで月曜日フルートアンサンブル体験2日目に行ってきました。


堂島川にかかる渡辺橋を渡ってすぐ。
1700年代米取引所があり、名残りの証券行のビルが林立しています。
大阪湾はすぐなので、満潮のときは、川の流れが反対向きになります。
ちょうど凪で流れがありませんでした。

榎田先生ともう一人

3人でボワモルティエのフルートトリオ。
前とはパートを変わって初見でトリオ。

イネガルは、跳ねないように、レガートで優雅にしましょう。

イネガル(記譜上では均等に書かれている2音の長さの一方を長く、一方を短く演奏する奏法(inégalesとは「不均等な」という形容詞)

高音のDからC#の替え指教わりました。
Dの運指は、そのままでC#を出すときに、右34を押さえます。

親指以外は全部開放してしまうC#は、音程が上ずりがちで通常の運指だとレガートになりにくいので、下りの場合はいつもこの替え指を使うといいそうです。

音色のために、あごにしっかりつけ、口を唇の中の方を出さないで、横に引き吹くといいそうです。

ヴィブラートは、モデラート一拍に3回。この時代のヴィブラートは激しすぎないように、
合奏のときは自己主張しすぎないように。

音量のためには、小さな音で30秒から60秒ロングトーンを吹けるように練習。

楊枝が通るような細い息で吹くこと。

次の段階では、8拍でロングトーンを行い、クレッシェンドで4拍目に最大音量が来るように、その後小さくディミュニエンド。

イネガルで演奏しているボワモルティエのトリオ見つけました。


フラッター奏法について聞いてみた。

2021-08-15 17:55:32 | レクチャー、マスタークラス
今日は丸田悠太先生のマスタークラスでした。

会場はドルチェ楽器さん。梅田店が11月に移転、場所は同じ梅田で地下一階から4階まで









自社で借りられたそうです。
音楽は演奏家だけでは成り立ちません。
聴いて下さる人々、楽器を製作する人々、輸入したり、楽譜を提供する人々、たくさんの人々によって支えられています。

楽器屋さんがいなければ、丸田先生との出会いもありませんでした。

曲はテデスコのソナチネ。
初めにフラッター奏法について聞きました。

吹けるのですが、長くなると疲れるので、たぶん何かが違うはず。

三楽章はフラッターの嵐!

舌を前歯に当てるほど前に持って来ずに、もう少し後ろで、舌を巻きます。
その時、息の流れを遮らずに、同じ方向を狙って吹きましょう。

口は拡散させずに、集中させます。

どうもここで、唇の形が崩れるようなのです。

普通に音を出して、そのままフラッターに移行するというやり方で練習しましょう。

低音のF#で練習した後にオクターブ上のF#。

この時に、舌を回転させる回数が減らないように、やはり唇の形を保って、狙いを着けて息をはきましょう。

闇雲に練習していましたが、霧が晴れたような気がしました。
他にも色々学びましたが、とりあえず今日はここまで。



工藤重典マスタークラス2 テレマンファンタジー4

2020-11-11 23:13:37 | レクチャー、マスタークラス
工藤重典マスタークラス
2曲めはテレマンの 無伴奏フルート ファンタジー 4番B♭durです。

まずソロの曲 と ドビュッシーのピアノとフルートの曲との違いを考えましょう。
ドビッシーはピアノとの和声感 大事にしましょう。
ソロの曲は 音色と方向性を大切にしましょう。

吹き方としては プロコフィエフを 吹く時のように吹かないで オーバーフローしないことです。

はじめの 八分休符までのフレーズは 後ろの付点16分音符 に向かって 行きます。

最後の付点十六分音符からの三つの音で気持ちを変え音色を変えましょう。

次の 付点16分音符 は 物理的に強くするのではなく音にしよう会話してるような感じで

3 下のF#とA 音色を変えます。 次の16分音符は方向性 と色合いを考えて
4 上のEからBからE♭との繋がりを 考えて 、低いAの音は通奏低音です。

8 休符の前の八分音符は 長めに  
次のフレーズは 上の音が逆通奏低音 のような感じです。
B♭音程を変えずに沈み込まないで

12 4拍目はF E Dを強めに全ての音を強く吹かないで

14は強目 15は軽く
次も同じ。
35 36 後打ちを強く
36の の最後の音から 弱めに変えます。


39から八分音符タンギングをするというよりも響きで切りましょう。

45 dim
46 表情を変えます。
47 pで
49 50 51 CDB♭ACEFの繋がりを意識して

56 57
DEFGの繋がりと方向性
 Gはテヌート

58 59 EFGAの繋がりと方向性 Aテヌート
60 E♭DFは短め
64 pからcresc
65 両方 強調marcato

69 からは2拍子
フォルムにはめることが大事です 昔はきっちりと形が決まっていて 生きづらかったでしょうね。
この音楽はそういう時代の音楽です。

69 4拍目1拍目の4分音符はスタカート同じ長さで
76 クレシェンド
78 79 1拍目はテヌート
81 2分音符強調
82 G アクセント
83 84 85 86 4分音符アクセント

89 2分音符 dimしない
90 92 4分音符アクセント






工藤重典マスタークラス①

2020-11-10 00:17:07 | レクチャー、マスタークラス
今晩は工藤重典マスタークラスでした。

ソーシャルディスタンス。
久しぶりの生マスタークラスでした。
工藤先生はエコールノルマルで教えていらっしゃいますが、緊急事態宣言で「お正月状態。アメリカ、韓国、台湾ヨーロッパのコンサートが全て中止でした。」と始められました。
「みんな普段できないいろいろなことをしていました。作曲をしたり、研究して本を書いたり、CDを作ったり、庭に穴を掘ったり。」
「皆さんも大変だったと思いますが、少しずつ戻ってきて何か生まれたのか楽しみです。」

一曲目はエネスコのアンダンテ カンタービレでした。

ビブラートは静かな所では数を少なく、激しい所では多くしましょう。



⑥B♭は下がりやすいので音程に気を付けて。
un peu retenu
hesitantは少しためらうようにという意味ですが、ただゆっくりするだけでなく、心の動きが見えるように
息継ぎマークの後でもう一度スタートする感じ。
⑨はpで、繊細にという意味です。ビブラートは少なくしましょう。
⑩で歌います。⑬はdimをきかせてppからcrescここも心の動きが見えるところです。
⑮4拍目の前で息をとって次でたっぷりとcresc dimしましょう。
⑯の4拍目からEからHに向けて浅めのビブラート 息のスピードを上げましょう。
⑲3連譜は下の音はヴァイオリンの弓で擦るように
エネスコはヴァイオリンで作曲しました。
フルートではきれいな音になってしまいますが、
23 fで明るく
appuye は押すという意味。ただ押すだけでなく体重をかけて押す。
アゴーギグ=細かいルバート(テンポを盗む)で

37 下降形は数えないで歌のように
46 ppp dimしない、crescしても音が安定してある方が良い
60 16分音符から8分音符へフレーズと方向性をもって

186 装飾音は長めにしっかり
188 189はcresc無しで
190から193sfに向かって
sfはしっかり。
198から199cresc
201 202 はdim
203 p In temp
205からpでスピードをあげる

エネスコはヴァイオリンで作曲し、ニュアンスは自分で書き込みました。
なので、それが伝わるように演奏しましょう。








ギターエリカ シュトローブル先生

2020-01-30 22:55:37 | レクチャー、マスタークラス
今日はギターの市川珠代さんと守口で待ち合わせてギターのエリカ シュトローブル先生レッスンを受けにいきました。


2/9(日)Pino Eterna 
ピノ エテルナ
2:00~ スペースふうら
エリカ先生松永一文先生のギター教室ピノ エテルナのエリカ先生のクラスの発表会のお手伝いです。



イベールの間奏曲。
まずは、抑揚。
強弱を書いていないパート譜に強弱を書き入れました。

二小節でfからp、クレッシェンドしてfへと、かなりやっても構いません。
第2主題はfと書いてありますが、静かできれいな風景が 広がっているイメージで演奏しましょう。
ギターは海、フルートは風。
フルートの長い音符の 後の3拍目は アフタクト ギターもギターもそのつもりで演奏しましょう。

ギターの三連符は 慌てすぎないで、 正確に 最後までやらなくてもいいですかメトロノームで練習しましょう。




Poco ritenの後は、 ギターは フルートを聴きましょう。
テンポは変わるかもしれません。 ここのギターはそういうものです。
フルートは転がる岩のように
meno mosso
ギターのソロは あまり重くなりすぎないように。
アウフタクトは毎回 粘りすぎないように。


pスタッカート は短く 前のギターのテンションのまま行きましょう。
1回目は登りを激しく2回目は 下りをdimでゆっくり。
次のAの音程気をつけて。
最後の allegro vivo
1回目はピアニッシモで だんだん早く激しく。
最後のEからの十六分音符は慌てすぎないで フォルテシシモで 終わりましょう。

小学生ギタリストの的場絢香さんと市川さんとのトリオ。モーツァルトのディベルティメントのメヌエットも見てもらいました。

和気あいあいと楽しいギター教室です。
本番も楽しいものになりそうです。




I先生マスタークラス

2020-01-20 23:20:54 | レクチャー、マスタークラス
土曜日はI先生のマスタークラスでした。
曲は ビリー ブルクハルトの セレナーデです。



初めの G#とHのリズム 音の長さ気をつけましょう。
きっちり正確に。
トリルの 中の 装飾音符は表記はスラーですがHの音を タンギングして トリルの音と わけて 演奏しましょう。
3小節目の Hのトリル と装飾音符も 同じです。

2拍3連は きちっと2拍の中に三つ音を入れるように。

4小節目の17連符は それほど正確でなくても 構いません。 ルバートをかけましょう。

5小節目の 十六分休符からのリズムは正確にとりましょう。
6小節目の2拍目の16時音符は シンコペーションを正確に。

poco mossoからは ギター伴奏の 6連符 をよく聞いて 演奏しましょう。
17小節目の 5連符は 音符を二つと三つに分けて 半拍ごとに正確に分けて 演奏しましょう。

17小節目の 四分音符からの スラー は 気をつけて息を吹き込みすぎたり押したりしないで なめらかに吹きましょう。

20小節目のpoco rit. あまり伸びすぎず自然に、 24小節目のrit.も同じです。
その小節の最後の8分音符 D# は押さないで 減衰しましょう。

25小節目の スタッカートはは 軽く 音を切りましょう。


30小節目31小節目と シンコペーションのスラー二つの音は 後の方の音に向かって ディミヌエンドで演奏しましょう。

34小節目のタンギングを 入れる場所を 正確に。
35小節目36小節目の 音型は 十六分休符を正確に とりましょう。


エリカ シュトローブル先生の演奏のためのバロックダンス

2019-11-26 22:52:38 | レクチャー、マスタークラス
今日は演奏のためのバロックダンス 最終回。
ジーグとガヴォット。

ジーグは アイルランドや ケルティックから広がったと言われています。


6/8 拍子で 八分音符 三つずつで ステップが進みます。
わかりやすく日本的に言うと 横 スキップ。


フルートの曲で行くとヘンデルのソナタ fdur OP 1のNo.11 4楽章 Gigaは イタリア語で Gigue のことです。


今日はパウエルの 頭部管を木管にして 吹いて みました。
前に思っていたよりも 1拍目3拍目の頭をしっかりと踏みしめて演奏します。
その方が踊れます。

それからガヴォット。


4/4拍子で ジーグが 軽く飛ぶような感じ に比べて 強く踏みしめるような リズムです。
田舎風の ぽっちゃりした 重い目のリズムという感じです。


同じくヘンデルのフルートソナタ OP 1のNo7 第5楽章Tempo di gavotta
リズムを際立たせるために バイオリンの引っ掛けるような奏法を思い浮かべながら 演奏しましょう。

今日は復習で 前回のリズムも やってみました。
メヌエットとブーレ


ヘンデルのソナタ Gdur op 1No5 第4楽章と第5楽章
ブーレは歩くような 感じです 途中でBalanceと 流れるような動きで ポーズを決めます。

メヌエットは、 かかとをあげて歩き 4小節で 2回かかとをおろし リズムを作ります。


クーラントは 走るという意味で 途中でジャンプ。


アルマンドは ゆっくりとした動きの ドイツ人 のイメージです。


サラバンドは バッハのフルートソナタ 第3楽章 で踊ってみました。
庶民が踊っていて だんだん早くなってきましたが 途中で 王様に禁止されて ゆっくりと優雅に踊るようにまた戻りました。

バロック音楽と言うと きっちりとした真面目な 様式的な音楽 というイメージでしたが、踊ってみると 生き生きとした 楽しい 音楽に私の中で変わりました。
とってもおもしろかった!
エリカ先生 一緒に踊ってくれたみんな ありがとうございました!