ピエール ド ロンサールの二番花が咲きました。今年も二回目も無事咲いてくれてありがとう。
これだけ見たら一番花と変わりないように思いますが、並べてみると花びらの巻きもずいぶん違います。左が今、右が5月咲き。
引きで見ると花の大きさも全然違います。
でも、こういう楚々とした風情もいいものです。ずっと家で一人で練習していると、癒されます。
イソトマはずっと元気、このコントラストはまだ健在です。
2012年の8月にリサイタルを開いて以来、もろもろあってリサイタルをしていないので、今年こそはと思っていましたが、それでもグズグズして。
6月になってようやくホールを探し出すと、どこも空きがありません。
それでも探してみたら、松屋町のよしゅうホールというところが、空いていたので10月19日(日)に予約をいれました。
予約を入れたものの、よしゅうホール行ったことがありません。
電話をしたら、繋がらない、メールを入れても返事が無い。だんだん不安になってきたら、4日目にやっと繋がりました。
「本番で、電話に出られなかったんです。」・・・経営する?3人全員音楽家。
これを良しとするか、それとも・・・。
とにかく、そこしか空いていないのでお願いしました。
ピアニストは信頼する中田百合子さん。
「少し狭いけれど音響はいいホールらしいです。」という情報をくれました。
下見したいけど、なかなか行けず、まだ。
過分に不安はありますが、いろいろな私を取り巻く環境を考えると、今年を逃すとまたいつできるかわからない。
曲はまだ決まっていませんが、「どこかで聴いたかもしれない。」おなじみのメロディーの入った曲をたくさん入れるつもりです。
クラッシック音楽をよく知っている人も、知らない人も、聞いていただいたら、「ああっ!」ってなって、楽しんでもらいたいです。
チケットもチラシもまだこれからですが、どうか温かく応援してやってくださいませ。
近所のスーパーの駐車場の植込みに猫を見つけました。駐車場の照返しもここなら、緩んで涼しそう。沈丁花が似合う美猫でした。
1万時間。
何かを習得するために必要な時間だそうです。
天才といわれる子どもたちが、大体社会的水準に達して認められるのが、15歳。
大人と違って、雑事に時間を使わずに、遊びの代わりに集中。
毎日3時間×365日×10年=10950時間
楽器を始めるのが、3歳位とすると、大体あっているような気がします。
天才じゃないから、とか、子どもの時からやっていないからと、諦めるのは早い。
忙しくて時間のない人なら、2時間で20年、1時間なら30年。
人生80年時代、まだ間に合う・・・なんちゃって。
時間の他にもう一つ大切な要素があって、それがなく時間だけかけてもダメだそうです。
それは、集中。
集中というと、機械のように何度も同じことを繰り返す。ことではなく、感動と、興味を持つことだそうです。
結果ではなく、そのことを心から楽しむこと。
大きな変化ではなく、小さな変化や進歩に注目すること。
もし、失敗したとしても、落ち込むことではなく、こちらの道に行くと失敗するということを発見した。ということ。それは収穫と考えることもできます。
落ち込んでいる暇は無いし、自罰するべき要素など何もありません。
学び続けること、取り組み続けること、それが、成長を保証する唯一の方法です。
イギリスにも、フルートを持って行きました。演奏する予定なんかありませんが、長い間吹かないでいるのは考えられません。
ホテルの中ではあまり音が出せません。小さい音で練習するメリットもありますが、ストレスが溜まってきます。
「どっか、公園ないかな?笛吹きたい。」というと、「どうぞ。行っておいで」って夫。
「いくら、安全な国でも、異国の公園で女一人はまずい気がする。」と、付き合ってもらいました。
ビートルズ命の夫の聖地アビーロードで、さんざん写真を撮った後だったので、ご機嫌でついてきました
リージェンシーパーク。ロンドンは緑が多ク、公園もあちらこちらにあります。大きな池の周りをたくさんの人が散策したり、ジョギングしたり。
タファネルのミニョンのファンタジー、魔弾の射手、ブリジアルディのベニスの謝肉祭。
溜まっていたものを放出できる曲のオンパレード。
吹いていると、水鳥がたくさんやってきていつのまにか囲まれてしまいました。
それにしても多い・・・!!って、夫がおもしろがってお昼に食べたパンの残りをまいていたのでした。
まあ、練習聞いてても退屈だものね。
公園を散策する人たちはイギリス人らしく、にこやかに見てくれてましたけれどね。
何かを作るのは好きです。
音楽を演奏するのは、楽譜を読む作業という以上のことがあると思います。
作曲者の生活した時代や、家、息遣いのようなものを、楽譜から感じることがあります。
楽譜書くだけで、生活していた人なんて一人もいません。
食べ、寝て、ファッションに気をつかったり、愛する人や、家族を養ったり、上司に気を遣ったり、時には政治に怒ったり、けんかしたり。歩いたり、走ったり。そんなこと全てが音楽に集約されます。
で、このブログもいろいろ書くことがあるのです。しかし、練習も毎日しているんですよ。書かないだけで。なんだか言い訳じみてきました。
今日は、先週Tさんと作ったセロ弾きのゴーシュの語りに使うチェロ。
「エンドピンをどうやってつけたらいいか、一緒に考えて」と、相談され、もう一回作成。
弦を筆で引いたら、少しビビっていて不満だったのを、治させてもらいました。
上からもう1回色を塗って描いた弦を消し、テグスを貼って、巻で止めました。
エンドピンは、毛糸の編み棒に色を塗って裏側からガムテープで貼りました。
左は前回のもの。右は今回作ったもの。前のより、本物っぽい?
立ててみると、ガムテープが弱いのか、本体が重いのか、エンドピンがゆっくり曲がってきます。
考えて、本体に使ったパネルを切って、裏から棒を挟むようにガイドにして貼りました。
持ち運びできるように、長すぎないこと、軽いこと、そして本物チェロを彷彿とさせること。が今回のお題。
長さは本物と同じ長さで、ネックとエンドピンはマジックテープで取り外しできて、お題はクリアーできたかな?
ウレタンのボードで作ったとは思えない!
と、自画自賛しておきます。
Tさんのセロ弾きのゴーシュは7月5日(土)歴史博物館 第4集会室 13時半 入場無料
土曜日はI先生のレッスンでした。
先生はいろいろな替え指を提案されます。
替え指は、目的に合わせて使い分けることが、求められます。
いろいろ研究されていることを教えていただいています。
一般的によく使うところをまとめてみました。
中音のB替え指は、色々な人がいろんなことを言っていますが、I先生によると、左手の親指ブリジアルキーは、となりのHを使うときには使わないようにする。理由は、親指を転がす時に微妙に音が交じるからです。
しかし、親指は押さえたまま使える場所では、レスポンスがよく、簡単なのでよく使います。
右の人差し指を使うBは、音がとなり合わせの時に使います。
高音のHは、跳躍の時、右小指のEsキーを離すと音が出易いので、離しても構いませんが、小指を押さえたままで動かしたほうが、早いパッセージを吹くときには楽器が安定して吹きやすいそうです。
高音のF#は、オープンギスでない限り、薬指を抑えるより右の中指を抑えたほうが音程がいいです。
高音のEは、跳躍の時、右の小指を離した方が、音が当たりやすいです。
しかし、ゆったりとしたフレーズの時などは、音が低くなるので小指は押さえたままの方がよいです。
中音のC#が高すぎる時には、右手の中指と薬指を通常の運指に足して押さえたら、音が低めに出ます。
音楽に向き合いとことん練習することと、人として成長することに関係がある。ということは、音楽をやるものはみんな感じていることですが、それを、見事に文章にして描いて見せてくれたのは、宮沢賢治です。
賢治はクラッシク音楽のファンで、たくさんのLP版を買い集め、そううまくはなりませんでしたが、セロを習ったりしていました。
音楽への憧れは相当強かったようで、作品の中にたくさんの音楽表現が含まれています。
「セロ弾きのゴーシュ」
オーケストラの中でもへたくそで、指揮者に指摘されて涙を流すゴーシュ。家にセロをもって帰って、練習していると猫がトマトのお土産をもってやってきて、「トロイメライでもひいてごらんなさい。」といいます。ゴーシュは猫が生意気に見えて、腹を立てて「インドの虎狩り」という激しい曲をわざと弾き、猫の舌でマッチをすり、追っ払ってしまいます。
練習二晩目、「ドレミファを教えてください。」とカッコウがやってきました。ひつこく練習をせがむカッコウに手が痛くなって、早く帰らせようとすると、
「なぜやめたんですか。ぼくらならどんな意気地ないやつでものどから血が出るまでは叫ぶんですよ。」と言われます。ドンと床を踏みならし、「食ってしまうぞ」と脅かして、やはり返してしまいます。
三日目。たぬきの子どもがやってきて、小太鼓の稽古を付けてくれるように頼みます。
何度も太鼓を叩いて練習しているとたぬきが「二番目の糸をひくときにはきたいに遅れるなぁ。」というとゴーシュは今度は「そうなんだ。」といい、朝まで二人で練習し、子だぬきはお礼をして帰って行きました。
四晩目は、野ねずみの親子がやってきて、セロを弾いてこどもの病気を治してくれと頼みます。子ねずみをセロの中に入れて、なんとかラプソディを弾いてやったら、元気になりました。そればかりか、パンをひとつまみやって、感謝されました。
そして、オーケストラとの本番。ゴーシュは素晴らしい演奏をしてみんなに認められます。
しかし、からかわれているると思ったゴーシュは、猫を思い出してアンコールにあの「インドの虎狩り」を演奏して、さっさと楽屋に帰ってしまいました。すると、みんながやってきて良かったと真面目にいうのです。うちに帰ってゴーシュは「ああ、カッコウ、あの時はすまなかったなぁ。」と空を見上げるのでした。
ゴーシュは楽団の中では下手くそで、そのことを指摘されて涙を流しても、誰にも聞かず、学ばず、一人で練習するしか知りません。
楽団の中では気の毒な存在ですが、初めは自分より小さな動物たちには、「生意気だ。」と横柄で乱暴な態度を取っています。そして、動物は言うまでもなく、人間に置き換えられるのです。
猫に音楽を頼まれた時には、さんざん嫌がらせをして帰しますが、カッコウの練習に付き合っていると、自分以上に真剣に練習するカッコウに、感心しながら素直になれず、つい乱暴な態度をとってしまっています。ところが、たぬきが「ちょっと遅れる」と言った時にはすっかり謙虚になって、一緒に練習します。たぬきに逆に気の毒そうに見られながら。
そして、ねずみの親子に音楽が動物たちの役に立っていることがわかった時には、自分がねずみたちの役にたちたいと音楽を演奏します。
孤独なゴーシュが、動物と音楽の練習をすることで、自分より力がないと思っている者に助けられ、謙虚さを覚え、相手の話しに耳を傾けることを学び、誰かの役に立つことに気がついていきます。
音楽のような限界のないものを追いかけている以上、命ある限り学び続けると決意するしかないのです。頭をたれて、あらゆる万物から学び続け、人にも自分にも期待と希望を持つことが、音楽を学ぶ姿勢だと私は思うのです。そして、そうすることが人としての成長にも繋がると信じています。
7月5日13時半~Tさんが大阪歴史博物館4階会議室で「セロ弾きのゴーシュ」の語りをされます。お手伝いして、背景のセロをパネルを切って色を塗って作りました。誰でも聴きに行けるそうです。ぜひおいでください。
ガーベラの開花期は2月中旬から5月いっぱい。と本には書いてありますが、今年は、まだ咲いています。なぜかは、わかりません。自然は全く読めません。
楽譜の初見は苦手。
何年も、つっかえたり、転んだり。
たくさんたくさん失敗をして、反省して、なんとかできないかと、何曲も初めての楽譜を一日ぶっとおしで吹いたりしました。
モイーズのスケールと分散和音を長調と短調を日替わりでやってみる。
フルートのための日課練習(中上級)のスケール。
アルテス2巻巻頭のスケールと分散和音。
5度圏のスケール移動。
ソノリテの跳躍の練習を全部、いろんな形で一回ずつでもやってみる。などなど、2ヶ月位ずつで入れ替えて毎日、毎日。
ある時、楽譜を見れば、指が動くようになってきました。
「脳がつながる」って、誰かが言ってたけれど、
こうなってみると、やっぱりスケールとアルペジオの練習が大切なんだと思います。
ピアノをろくろくやっていないので、特に分散和音を足すことが大事になってきます。
練習時間が限られる中、何をやれば効率よくうまくなれるか?と、いつも考えていましたが、とにかく、ほかのことを諦めて、集中する時間は必要だと思います。
短ければ、余計にスケールをやる時間はとった方がいいと思います。
曲は、その上に勝手に乗ってくると思います。
一年ぶり。7月の子育てサロンでするうちわ作りの準備です。
この地域は夏祭りの多いところです。
学校の校庭、商店街、公園などで、7月、8月は週末ごとにお祭りがあります。
子どもも大人も、気がついたらどこかのお祭りに参加したり、手伝ったりすることになります。
最近は浴衣も復活。上下に分かれた、フリルのついた新型の浴衣を着せてもらっている子どもも結構見かけます。
浴衣の帯にうちわをつけたり、手に持ってあおいでもいいフリル付きのデコレーションうちわを、お母さんの手で作ってもらおうというのです。
写真は試作品。
うちわの両面に、レーステープを挟んで布を貼っておくところまでが、私たちの作業。
後はサロンの当日、お母さんたちに思い思いのところに、ビジューや、造花やリボンを貼ってもらいます。
朝10時に、Oさんがやってきました。
「え!今日昼からになったんじゃ…、ごめんOさんは、来ないと思ってた。」
申し訳ない、連絡、調整ミスです。
Oさん「出直そか。」って、何事もなく言ってくれます。いやそんな、申し訳ない。
「いや、二人でぼちぼちやっときましょう。」
「みんなが、来たらやることないやんか。っていうほどやっときましょう。」って、うちわの型紙を作って、布をひたすら枠を引いてカット。
二人で、12時まで作業して、布きり作業は完了してしまいました。
そこから、お弁当を買い出しに行き、買い忘れた仕分け用の袋を買って帰ると、Tさんがもう玄関前に来ていました。
「ごめんなさい。お昼買い出しに行ってたんです。まだ、食べてないわ。」と家に入ると、「ゆっくり、食べとき、やっとくから。」
そうこうするうちに、Yさん。「救急救命法のチラシ、もう作って印刷してしまったよ。」とやってきました。「ありがとう。見たかったのは回覧用だから構わないよ。」
Mさん、「幼稚園によって、園長先生に廃園の記念日のこと聞いてきたよ。地域のボードに教えらせを貼ってくれるって。」
Y・Yさんも、「剣道の壮行会の会場が決まったらしいよ。」
「そうそう市の支援室のファミリーポートが、サロンに貸出できる遊具の写真を撮ってきたよ。」と私とMさんで一昨日撮ってきた写真をみんなに見せたり。
次の企画のための情報、地域の情報などが集まってきます。
とりとめのない世間噺しから、ちょっと困っていること、お役立ち情報など、持ち寄ったお菓子とお茶を喫しながら、ドンドン手は動いて・・・
デコレーションうちわ製作完了!
7月第二火曜日、子育てサロン。ぜひ来てください。
イソトマはギリシャ語で五芒星のことだそうです。プランターに苗を入れて3年目。冬まで咲きます。毎年花を咲かせてくれるので、同じ苗が育っているのだと思っていました。ところが調べてみると、5度以下で枯れるそうです。確かに、寒くなると枯れてしまいます。諦めずにずっと水をやっていると、同じ株ではなく、こぼれ種から芽が出て、新しい株を作っていたようです。
バラの鉢にもこぼれ種が、根付いて満開。
また、となりの鉢の枯れたエキナセアに芽が出たと思ったら、育ってくるとどうもイソトマ。
うちの庭の環境に最も順応している植物かもしれない。
Iさんと来年1月25日にコンサートをします。
ピアノ伴奏のTさんと一緒です。
今日は、選曲デイ。
「フルート買ったんですか?」
「うん。」
銀のブランネン。夫君がお酒に酔って買ってくれたそうです。太っ腹!
私のパウエルと交換して試しに吹かせてもらいました。
ブランネンは、芯が太く、しかし艶のある音がします。銀なので少し渋め。
ブランネンの音は好きです。
楽譜を分類しておいたのはこのため。
フルート2本と、ピアノのファイルにそう楽譜はありません。ドップラーは別格、コピーファイル1冊の他に、ちゃんとした本もあります。
「まず、大きな曲を決めて、それから小さな曲をきめましょう。」
二人で片端から、この編成の曲を吹くつもりです。
「クーラウのトリオは、やりたいんだけど。」とIさん。
「119番?前にやったからなぁ。」
「どうしてもやりたいんです。」「まあ、私は好きな曲だからいいですよ。」ということで、クーラウ。
「ドップラーの「夢遊病の女」は?吹いてみましょう。」と私。
「いいですね。」と夢遊病は決まりました。
「アンダーソンの軍隊風アレグロは?」と吹きかけましたが、ここで、Iさんの具合が悪くなりました。本番が連日あり唇も荒れて体調も良くないそうです。
無理を押して来てくれたんですね。
ちょっとお茶を飲んで一休み。
休んだ後、ちょっと軽めのビバルディのソナタ、可愛い曲です。トロヴァトーレのファンタジー・・・これはちょっと頂けない。有名な曲が入っていません。
それから、ドゥメルスマンのウィリアムテルの華麗なる二重奏曲。
ゲッというほど、難しいところがありますが、華やかでみんながよく知っているメロディの入った楽しい曲です。
「これにしましょう。」
大きな曲はこれくらいにして、後はみんなで楽しめる小品を用意しようとなりました。
まだ、間があるのでこれくらいにして、続きはもう少し探すことになりました。
楽しみです。