火曜日隔離期間が終わりました。
部屋から出て居間で食事。
溜まりに溜まった洗濯を実行中。
洗濯は洗濯機がするのでその間ハープを弾いてみたら別人のよう。
もともとそううまくはありませんが、余計にたどたどしい。
思いついて島崎陶人先生に頂いた紐を使ってみたら、
あれ?
やっぱり別人のよう。
今度は良い方に。
紐理論恐るべし。
しかしフルートは、後遺症か、肺が半分しかまだ使えてない感じ…。
30日までに間に合うのか?不安です。
側でみる裏庭のペチュニア。
アモーレシリース クィーン オブ ハーツ
ピンク色の所がハート型。
夫が買ってきてくれた時には色合いのあまりの派手さに「ぎょっ!」としましたが、よく見てみると「なかなかおしゃれ。」と思っています。
ジョキアーノ ロッシーニ(1792-1868年)教皇領ペーザロ生まれ、フランス帝国パリ没
ロッシーニの肖像画 ヴィンチェンツォ・カムッチーニ
オペラ セリア『イングランドの女王エリザベッタ』は、1815年にナポリ・サン・カルロ劇場向けに作曲されました。
原作はソフィア・リーの小説『議会休会(The Recess )』(1785年)に基づくカルロ・フェデリーチの戯曲『レスターの小姓Il paggio di Leicester 』(1814年)です。
台本はジョヴァンニ・フェデリーコ・シュミット
イギリス王室のエリザベス1世のスキャンダルを描くのが流行っていました。
レイチェステルはロバート ダドリー(レスター伯)
のことを指していることが当時の人は容易に類推することができました。
ロバートは彼女の寵臣で一時期不倫関係にありました。
あらすじ
第1幕第1場
王宮の玉座にある謁見室
スコットランドとの戦争に勝利したレイチェステル
を宮廷の人々が称賛しています。
しかし、ノルフォルクは親友でもあるレイチェステルの成功へ妬みを隠し切れません。
そこへ女王エリザベッタ
テューダー・ローズの紋様とオコジョの毛皮で飾った即位衣を纏うエリザベス1世。 が現れ、レイチェステルの勝利を祝います。
女王は、密かにレイチェステルを愛していて、彼との結婚を望んでいます。
エリザベス女王とレスター伯(ダドリー)の肖像画(ウィリアム・フレデリック・イームズ画 そこへレイチェステルが戦勝報告に現れます。
報告に満足した女王は、彼に勲章を与え、宮廷の人々を従え退出します。
1人になったレイチェステルは、貴族たちの間に男装した妻マティルデを見つけます。
マティルデは、夫と女王の恋の噂に我慢できず、ロンドンに出てきたのでした。
しかも、マティルデは女王の宿敵であるスコットランド女王マリーア・ストゥアルダ(メアリー ステュアート)の血筋です。
レイチェステルは、結婚していることも、マティルデの血筋も、女王に知られるとまずいと妻を諭します。
そこで、マティルデに同行していた義弟のエンリーコに妻を託し去っていきます。マティルデは嘆き悲しみます。
第1幕第2場 王宮の一室
レイチェステルは、親友と信じるノルフォルクに、マティルデとスコットランドで結婚したことを告白します。
1560年代に描かれたレスター伯の肖像画 しかし、ノルフォルクは親友を裏切り、この秘密を女王に告げ口します。
ウィリアム・シーガーまたはジョージ・ガワーが描いたエリザベスの肖像(1585年) 女王はレイチェステルの裏切りに怒り、グリエルモにレイチェステルとスコットランド貴族たちを連れてくるように命じます。
左右から現れたレイチェステルとマティルデは戸惑います。
女王は、マティルデをレイチェステルの妻と見抜きますが、それと知りつつ彼に王座を受けるように言います。
レイチェステルは驚き、辞退します。すると女王は、マティルデの腕をつかみ、悪人の不忠は見破ったと叫び、レイチェステル、マティルデ、エンリーコの逮捕を命じます。
第2幕第1場 王宮の一室
女王はマティルデを召喚します。 レイチェステルとの結婚を放棄することと引き換えに、レイチェステル、マティルデ、エンリーコの命を許すが、拒否すれば死刑に処すと脅します。
マティルデは、そのようなことはできないと一度は拒むが、夫と弟を救うために女王の要求を飲み、夫と別れる旨の書類を書きます。
そこへレイチェステルが現れます。女王はマティルデが書いた書類を見せ、彼女はあなたの命の恩人であると言います。書類を見たレイチェステルは、彼女を犠牲にして命を助かりたくないと、書類を破り捨てます。
激怒した女王は、2人を衛兵に連行させます。
そこへグリエルモが現れ、ノルフォルクが謁見を求めていると伝えますが、女王は友人を裏切る男は宮廷から追放するとし、宮廷を去るよう命じます。
第2幕第2場
ロンドン塔に接した部屋
人々がレイチェステルが囚われていることを嘆き悲しんでいます。
そこへノルフォルクが現れ、レイチェステル救出を叫び、民衆を扇動します。
第2幕第3場 ロンドン塔の地下牢
囚われのレイチェステルは、妻の幻を見ます。
そこへノルフォルクが現れ、民衆を味方につけて、女王への反乱を起こすよう煽ります。そして、連れてきた兵士にマティルデのいる隣の牢獄の壁を打ち壊させます。
しかしその時、女王が護衛を連れて地下牢へやってきます。ノルフォルクはあわてて隠れます。
女王は、「議会がレイチェステルに死刑を決定した。女王として執行命令にサインしたが、エリザベッタ個人としてはあなたを逃がしたい、秘密の通路から逃げなさい」と言います。
エリザベス女王1600年頃 その中で、ノルフォルクがレイチェステルとマティルデのことを告発したと打ち明けるので、レイチェステルは怒ります。
彼は、ノルフォルクが今ここに来て、女王への反逆を自分に勧めたことを告げます。
女王は、ノルフォルクを逮捕すると言うや否や、ノルフォルクは女王に斬りかかります。
その様子を見ていたマティルデとエンリーコが、ノルフォルクに飛びかかって武器を奪い、レイチェステルは女王を庇います。
女王はノルフォルクを逮捕させます。
ノルフォルクが連行されると、
レイチェステル、マティルデ、エンリーコを許します。
この時、レイチェステルの命乞いを求める民衆が流れ込みます。
女王は、汝らの将軍を汝らに返してやると言い、民衆は感謝します。
背景に描かれているスペイン無敵艦隊に対する勝利(1588年)を祝うエリザベス1世の肖像画。エリザベスの手は地球儀に置かれ、彼女の国際的な力を象徴している。 そして、女王は恋を捨て女王として生きることを自分に言い聞かせ、玉座に戻ります。
女王を讃える声で幕が下ります。
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