音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

トロイメライ

2019-03-29 21:37:49 | 名曲

子ども家庭サポーターと、ファミリーサポーターの更新と報告書提出書類してきたら(ややこしい2つの資格)桜が今にも咲かんばかり。

小学校の廃校跡のサポートセンター。
小学校のお入学ほど華やかではありませんが、今も親と子どもたちを明るい気分にしています。
もちろん私も。
咲くのが待ち遠しい。

今朝、おかげさまで、昨日作った楽譜を 生徒さんたちに渡すことができました。 スッキリ!

レッスン曲はシューマンの「トロイメライ」
ロマン派の名曲。

1838年シューマン28歳の時の作曲です。

後にクララ との間に たくさんの子どもをもうけたシューマンですが この時はまだ結婚さえしていません。

クララに「あなたは 時々 子どものように 思えます。」と言われて その余韻の中で 書きました。

ジャン パウルの作品もよく読んでいてこの部分に アンダーラインを入れていたそうです。

「花は生きていて眠るからには、きっと子供や動物と同じように夢を見る。結局、生物はすべて夢を見るのだ」

トロイメライ… 夢というものの シューマンのイメージが 彷彿とするような気がします。

プリンター禍

2019-03-29 02:34:03 | 日記

なんだこれ?!
明日のレッスンに 間に合わせる為に フルート4重奏に編曲したもの

ようやく出来上がって 印刷 1時半 ヤッター今日は寝れる。

と思ったのもつかの間、 プリンターがおかしい。
3台あるプリンターも 使えなければ意味がない!

午前2時37分
なぜ無事に使えたのか分かりませんが うち1台が何とか使えました。

ブログも落としそうになりましたがなんとか書きました。

もう寝ます。おやすみなさい。

平和の配当

2019-03-27 21:50:01 | 日記

木瓜の花。
黒潮という名前がついています。 これは盆栽で 母が 知人から貰い受けました。
盆栽は江戸時代 戦わなくなった武士の間で 流行したそうです。

品種改良も 盛んに行われました。

剪定したり接ぎ木をしたり 収集したり展覧会をしたり。

今のオタク文化 はこの頃の 武士の行動に 由来があるような気がします。

今や日本の経済と文化の牽引役。

戦争の結果を歴史は問い勝ちですが、平和の配当に着目した歴史観を 持つことの方が 大切な気がします。

なぜならば人はイメージした通りに 物事を動かしがちだからです。

人は共鳴する生物だから 相手の中の不安に着目すると 自分も 不安になります。

相手の中に安心を見れば 自分も 安心になります。

プライドを勝ち負けではなく 自分の成長や豊かさ に着目する価値観を自分の中に育てたいと思います。

ムスカリとユスラウメ

2019-03-26 21:54:23 | 日記

実家の庭にムスカリが満開です。
母は「植えていない。そう言えば、 使ってない植木鉢の土をひっくり返して その辺にまいたような」って言っているのですが…。何年も おいしい実をつけていたユスラウメは 一生懸命肥料をやっても 枯れてしまったというのに。

一生懸命 努力して 育ってほしいと思うものは育たず、 情けない思いになる。それなのにいらないからと 捨てたものの中にも、生えてくるものは 勝手に 生えてくる から人生は豊かなんでしょう。

今日ようやく父が 退院して 実家に帰ってきました。

迎えに行って 車に乗せて 家についても 「何かわからん。どこや?」
車から 玄関までも歩けません 車椅子に乗せるのもようやっと。

門から3段ある 階段にはスロープを付け
玄関の段差も 手すりと階段を付けました。

車椅子で階段を上がり 玄関の段差は立ち上がってもらわないといけません。 腰のベルトを思いっきり引っ張り上げて なんとか手すりを持ってあがってもらいました 。
上がったらすぐに車椅子にもう一度乗せて 家の中までようやく入ることができました。

立ち上がらなくなって 一人では歩けないので とても不自由にはなりましたが 、面倒を見る 者にとっては 勝手に歩かないぶん逆に 少しなら目を離していられるようになりました。

両親と3人で お昼ご飯を食べたら 別室でフルートの練習もできました。

憎まれ口も聞かないし 「おやつ食べる?」って聞いたら こっくりうなずいて美味しそうに食べるし、 可愛くなりました。
これから どんなふうに 父が生きていくのか?
興味があります。

初合わせ

2019-03-25 22:44:19 | 音楽

渡邊さんが大阪に帰って来たので、合わせました。
5月11日(土)ビストロギャロ コンサートの練習です。

場所は、スマイルズ。
初めて来ましたが、1:00~5:00まで借りて2000円。安い!
助かります。
狭かったけど、充分です。

ウレタンが所々 貼ってあって フルートはあまり音は響きませんが 弦楽器 にはいいみたいです。

プホールの カンベンドロス の歌。 渡邊さん、短い間で かなり作りこんで来ています。

「慣れるために、何度か通して もらっていいですか?」
渡辺さんやる気です。

缶ジュースで 休憩して ジュリアーニも 繰り返し。
全部やると15分以上の曲を 何度も すごい集中力です。

ピアソラの リベルタンゴ 、タンゴの歴史の ボルデルと カフェも 一度通しておきました。

渡邊さんは何度もやった曲。 ひょっとして使えるかも。

何度も合わせられないので かなり集中してやりました。
それでも全然疲れません。 まだ荒削りですが、ここぞというところに音が来ます とっても面白いです。

次回も予約しました。

I先生マスタークラス

2019-03-22 22:49:27 | レクチャー、マスタークラス

16日にはI先生のマスタークラスでした。

レッスンの後、西宮でピアソラとジュリアーニの本番でした。
レッスンはバッハのフルートソナタBWV1035

今回は3楽章から

初めのGからC#の跳躍。
C#が上ずりがち。
これを解決するためにC#の運指に左手の1 2を押さえます。
これは上から下への跳躍の時だけ使います。

スタカートは、テヌートの意味です。
装飾音は、小さな音符の方が大きく、次の音はdimで。

スラーはなめらかに
繋げて吹きましょう。


初めのターンは5連符で、終わりの音はdimで切る。
2つの音にかかっているスラーはdim。
スタカートは均等に

吹いたつもりではなく明確に

休日の弘法市

2019-03-21 21:49:47 | 日記

春分の日、小雨混じりの曇り☁️
弘法市に夫と初めて来ました。
私が行っていたことを聞いて、「そこいったら、テレビ鑑定団みたいなのあるのか?」
「あるよ。掛け軸とか、地図とか。」
夫が以前地図を買ってきたことがあるのを思い出して言ってみました。

「21日か?」

で、二人でやって来ました。




弘法大師さま。

私はいつものおじさんのお店で

後G管を揃えればcompleted!
手前はティンシャ。
チベタンシンバルーチベットのシンバルと言われています。
瞑想始まりと終わりに鳴らして、場を浄化するそうです。

小さいのに、音がきれいで、2つに少し音程のズレがあって、一緒にならすとうねって行くのがおもしろいです。
子どもがびっくりするのが楽しみです。

ここで、夫の買い物

ウミヘビ革の名刺入れ。
普通のヘビとは違って手触りがツルツル。
ここのお兄さんが、これを気に入ってこればかり作っているそうですが、同じ素材を扱っている人にあったことがないそうです。

それから、これ。

座布団がなかったので、作ると言って生地も買ってきました。

テレビ鑑定団に出るつもりは無さそうです。


早咲き桜

2019-03-20 21:38:56 | 日記

日曜日、父を見舞った後近くの普賢寺道の駅に行ってみたら、3:00まで。
仕方ないので店の裏に回ったら満開の山桜。



あてがはずれた時ってまっすぐ帰れない。


菜の花畑の真ん中に

観音寺


池をのぞくと、鯉がいっぱい寄って来ました。


少し行くと、

苔むした木を支える木。


酒屋神社


呑兵衛の夫が神妙にお参り。

裏は原生林。


チュウゴクミザクラ
早咲きの桜が咲いていました。




有田正広 ベームフルートの登場前夜

2019-03-19 22:19:06 | レクチャー、マスタークラス

月曜日の夜は、梅田のドルチェ楽器で有田先生の音楽講座に出席しました。

『ベーム システム フルートの登場前夜!
そして今日までの流れの中で…』
フルートの歴史を5期に分けて、解説。
1)Renaissance Fluteの時代 15世紀末~17世紀中頃 (音楽のルネッサンスはミケランジェロの百年後)円筒管 key無し 唄口1つに6穴
2)Baroque Fluteの時代17世紀後期~18世紀中頃
円錐管 1~2keys 3-4pieces (バッハ  ビヴァルディ)
3)Classic Fluteの時代
18世紀中頃~19世紀初期
円錐管1~8keys 4pieces 内径が細く テーパーが鋭く 
倍音が出やすく、高音が出やすくなる
(ハイドン ベートーベン モーツァルト)
4)Romantique Fluteの時代19世紀初期~20世紀初期 円錐管 4~多鍵(8keys以上) 3.4pieces
 a)1831年システム~『1832年ベームシステム』円錐形 リングキー3pieces
 b)『1847年 ベームシステム』木製or金属製ベームキーシステム
(マーラーの死まで)
5)『1847年ベームシステムフルート』は世界に広がる。
  1888年 W Haynes
  1923年 村松孝一ー1957年法人化
  1927年VQ Powell
など

全ては書けません。

手前から、1~10番まで数字が振ってあります。
1)Godfroy clair aine(Vincent Hypolite)
8keys 1929 Paris

2)Godfroy Vincent Hypolite et Louis-esprit Lot
1832 system Boehm 1838 Paris

3)Tulou Jean-Louis
Flute Perfectionee
1840 Paris

4)Lot Louis-esprit
Silver Boehm 1847 system flute No.136
1856 Paris

5)Boehm Mendler
Silver Boehm 1847system flute ca1880

6)Lot Louis=Ernest Chambile
Silver Boehm1847system flute
No.8618 1913 Paris

心に残ったエピソードは、Tulouが学長だったパリ音楽院では、1839年から40年にかけてベーム式フルートを入れるかどうか4回も審議され、結局は退けられ、Tulouが退官する1858年まで採用されることはなかった。

理由は音程はより正確ではあるけれど、「音楽的」ではない。ということでした。

これは結構有名な話ですが、旧態依然としたTulouを初めとした頭の固い人たちの功罪だろうと思っていましたが、演奏を聞いてびっくりしました。

多彩な音色、柔軟な表現力、発音の良さ。
と先生はテキストに示していますが、どこまでもppに吹け、ポルタメントのための指使い。
胸を打つ繊細で複雑な美しさ。

木は有機物で250年乾燥させたものを使います。
その木の持つ複雑さが、複雑な音色を作るのです。

金属のフルートにすることによって、得たものがありますが、失ったものもある。ということが、実感を持って迫ってきました。

Boehm自身も、その事に気づいていて、合金の純度で複雑さを出せないかとルイ ロットに発注依頼し続けていたそうです。

2番、4番のフルートも不純物の混じった金属で作られていて、何が混ぜられているのか、謎だそうです。

過去のものへの尊敬、リスペクトと先生は言って おられました。

私は、過去、多くの人がこのように繊細な違いを聞き分け楽しんでいたことを思うと、今と比べて豊かになったのかどうか?
衝撃を受けました。

リベルタンゴとジュリアーニ

2019-03-18 21:54:53 | コンサート

土曜日、西宮中央公民館で西宮ギター練習会でした。

ギターの重吉さんが、指の手術で、急遽降板。
渡辺さんとすることになりました。

東京在住の渡辺さんとは、練習会で二度ほど合わせてもらいましたが、重吉さんにお願いしていた
5月11日 ビストロギャロでのライブの曲はほとんど白紙。

ジュリアーニのグランドデュオコンチェルタントの85番とプホールのカンドンベロスはこれから練習してもらわなくては…。

実力のある人なので大丈夫ですが、合わせができるかどうか?

とりあえず、練習会でリハーサル変りに二曲。

ピアソラの「リベルタンゴ」と、ジュリアーニの2楽章。

リベルタンゴはフルート譜が気に入らなくて、編曲の編曲。

ギターと合わすのは初めて!
楽譜間違ってないかなぁ?というレベルです。
ジュリアーニも渡辺さんは全く初めて。

練習は始まる前の30分。
「無茶振りに応えて頂いてありがとうございます。急にごめんなさい。」
から。
渡辺さん、にこやかに「今日はうまくいくかどうか?わかりませんがよろしくお願いします。」と答えてくれました。

さて、合わせてみると、「リベルタンゴ」は楽譜は大丈夫そうです。
ちょっと呼吸があわないところはご愛敬。
後から音を足したところ。
「ここ、スケール入りますから、少し待ってください。」
ということで即解決。
対応が速くて柔軟です。

ジュリアーニは、私が三拍子系から、4拍子系に変わるところでミス。
「ここから、4拍子ですから。」

で、本番は…。
小さな事故はありましたが、皆さんの拍手で終わりました。
ああ、ドキドキの土曜日でした😉