音楽の喜び フルートとともに

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大晦日

2009-12-31 21:01:33 | Weblog
後少しで、2009年も終わりです。この一年。私のつたない文章を読み、付き合ってくださってありがとうございます。
2009年は私にとって決して平板な一年ではなかったです。
正直人間関係に疲れて、落ち込んでしまって、もう一歩も動きたくないと言う日もありました。もう、何もかも投げ出して、やめちゃおうかとも思いました。それでも、一日に一度、ブログを開き、何人もの名前も知らない方たちが、読んでくださっていることを知ると、それに、励まされ、何か一言でも、と書かずにはおられなくなりました。

書き始めると、ぼやきや、ネガティブなことばかり書いても誰も喜ばないだろうなぁ。とか、何か少しでも、読んでよかったとか、役に立つようなことを書きたいなぁ。などと、欲が出てきて、自分の中のポジティブな情報を無理矢理にでも探したりして…。それは成功する時も失敗する時もあって、やっぱり暗いまま投稿してしまったり。

それでも、不思議なものでこんな作業を繰り返すうちに、何処にも出口がないように思えていた自分の悩みが、気がつくと、それほどでは無いと思えるようになっていたり。光明が射していたり。

そうやって浮き沈みしながらも、なんとか、2009年を無事過ごすことができました。
これも、読んでくださったみなさんのおかげです。本当にありがとうございました。
良いお年を。





年内最終レッスン

2009-12-30 20:46:58 | 音楽

今日は、年内最終レッスンとやっぱり大そうじ。というか、やっとです。もうこの辺のゴミの回収は昨日終わってしまったのですが、仕方ないです。毎年のように、我が家ではゴミをためたまま新しい年を迎えています。

年内最終レッスンは今年、入門されたYさん。一年でアルテ1巻の最終課ガリボルディまで来ました。
曲はグノーの「アヴェマリア」と「アニーローリー」

アヴェマリアは、一番初めのAの音を出す前に、ピアノ伴奏を思い浮かべましょう。フルートは全音符一つですが、ピアノは16分音符のアルペジオが続きます。フルート1つの音符に、16個も音符が入っているので、早くなったり遅くなったりしたらピアノは大変。ですから、アルペジオの美しい波に乗るような気持ちで、ゆったりと吹き出します。

宗教曲と思うと、静謐で穏やかと言うイメージがありますが、グノーのこの曲はもっと、ロマンティックで世俗的。情熱的な感じです。マリアと言う女性を思い慕う恋の歌とも言えそうなくらいです。

展開部は、これでもか、これでもかとマリアの名を呼びながら盛り上げ、歌い上げます。
しっかりとお腹で支えて、高音部がぶら下がらないように、演奏します。

Yさんは自力整体の講師をされているせいか、お腹の支えはばっちり。一曲を歌い上げて、この一年の成長を強く感じさせる演奏を聞かせてくれました。

フルートと言う楽器を通して、いろいろな課題に挑戦し突破していく。行き詰ったり、進んだり、後退したように思えたり。生徒さんたちのお手伝いをしながら、自分も進んだり後ずさったり。
おかげさまで、怠け者の私も、自己修養を欠かすわけにはいきません。これからも一緒に成長していけたらと願っています。
今年も、来てくださった生徒さんたちに感謝。


年末カルテット

2009-12-29 21:42:49 | 音楽

朝から茨木市に住むKYさんの家で、フルートカルテットをしようと、この年末忙しい時期に集まりました。

彼女の家に行くのは、2度目ですが、茨木方面にあまり行ったことの無い私は前回、故障中のナビに変えて、印刷していった地図が大雑把過ぎて、迷って迷って行きも帰りもグルグル回ってしまいました。
今回は準備万端。グーグルマップのルート検索。曲がり角や、ややこしい曲がった道など要所、要所を勝手にピックアップして「左に折れる」とか書き出してくれ、地図も出してくれます。話題のストリートビューで実際の場所がどうなっているのか、画像で確認することもできます。
このおかげで、何とか今回はスムーズ、無事たどり着くことが出来ました。

KYさんと、KMさん。そして初対面のIさん。

挨拶もそこそこに、10時半から、手持ちの楽譜を次から次へと。大初見大会。
お茶もお昼も取らずに、気がついたら2時でした。みんな好きなんですねぇ。
「さっきから、お腹なってたの。」「僕も。」「私も。」
なんて終わってから、口々に言い出して。お腹がすくのも忘れてた。
私に至っては、まだ、12時位かと思ってたオオボケ振り。

その後、仕事があったKYさんが止めなかったら、もっと続いていたかも。
それにしてもおもしろかった。新しい仲間もできたし、次が楽しみです。


人はいつからでも変れる。

2009-12-28 21:00:53 | 子ども

小3のAくんと、ラキューをしていると、1年生のBくんがやってきて、「貸して」と手を出しました。
「やめろや、殺すぞ!」と、Aくんが大声で叫び、Bくんは緊張した顔で手を引っ込めました。

「びっくりしたわ。怖いなぁ。」と私。
「優しく話してね。」
「俺のものに手だすからや。」
「Aくんは自分だけで使いたいんだね。これは、児童会のおもちゃだけど、自分だけで使いたいんだったら、それをやさしい言葉で伝えてね。」
すると「使いたいんか。」とAくん。
「うん。赤いの。」
「赤は俺が使いたいから、黄色やったらいいで。」
「黄色貸して。」
「いいよ。持って行き。」
「ありがとう。」

「怖い声で話したら、1年生はびっくりして悪い影響を与えるよ。怖い声は誰にも好まれないけれど、特に年下の子どもには気をつけてあげないといけないと思うよ。」とAくんに言うと、
「そうやなぁ。僕は、小さい時、怒ったり殴られたりしすぎたから、その影響でこんなになったんかな。」
「そう思うの。」
「うん。」
「それはどうなのかわからないけど。人間は誰でも変ろうと思ったときから変れるんだよ。」
「本当?」
「本当だよ。Aくんが良い子になりたいって思ったらそのときからなれるよ。」
「ふーん。」
「でも、本気で思わないとだめだよ。本気で思ったら必ずなれるよ。」
「うん。」

子どもは、いろんなことを感じ考えています。そして、毎日変化しています。それは、本当に驚くほどに。
この子達が、人間の可能性を信じさせてくれます。

今日は、校庭で虹を見ました。


相手が変る。

2009-12-27 22:54:19 | 音楽

ピアノのSさんとアンサンブル。イベールと、ドップラーの2重奏を合奏。

どちらも、Hさんと合わせたばかり。二人の演奏の違いが比べてみるとおもしろいです。
Hさんは、細かい音まで良くひらって、繊細な演奏。私の音もよく聴いていて、合わせてくれます。
Sさんは、大胆。一度決めたテンポは、あまり変えません。

ところが、イベールのような曲は、お互いに聴いてはいますが、マイペースで淡々と演奏する方が、形がくっきりとでます。相手の音の間に、自分の音を入れようとすると、何を演奏しているのかわからなくなってしまいます。それよりも同じ箇所であっても、それぞれのメロディの始まりと行く先をしっかりと演奏した方が、曲としてはまとまるのです。

そうやって見ると、Sさんの演奏はイベールにふさわしいけれど、繊細さには欠ける。
Hさんは、繊細ではあるけれど、イベール的にはどうだろう?というところがあります。

対して、ドップラーは、3つのパートが絡み合い、影響し合います。そうなるとHさんの機動力が生き生きとしてきます。
この曲をSさんとするときには、言葉でまず、打ち合せ。テンポ、ニュアンスなど細かく。ミーティングが大切です。

Hさんは、言葉でも打ち合わせますが、途中でここで、早くしたほうが良いと思って少し動くと、もうすぐに読み取って対応してれると言う感じ。だから、自分の演奏をちゃんとすることが大切です。

どの相手とも音楽を作り上げていかなくては、なりません。
そのためには、相手の特徴を早くつかんで、その相手と通じ合うコミュニケーションをとること。そのためにこういう練習は本当に役立ちます。

相手の楽器の特性で陥りやすい癖という共通の項目を知るのも、こういう練習からです。今回も一箇所見つけました。Sさんと、Hさん同じ所で、重くなります。その解決法をSさんとのやり取りで見つけました。これは、Hさんとするときにも、きっと使えるはずです。次の合奏で、伝えようと思っています。
おもしろくなってきました。


新しい道を試す。

2009-12-26 21:45:04 | 音楽

昨夜は、「心と体のワーク」でした。

イベールの2楽章。
先週から、442HZの楽器のセッティングで演奏しています。それですると、この2楽章の始まり。低音域が低くなりすぎて、毎回苦労していました。
中音域から高音域でワーク後の音を試したことはあるのですが、低音域では試したことは無いので、本当にこのセッティングであの素晴らしい音が出るのか、検証してみようと思ったのでした。

ワークをする前に2楽章を演奏。
だいぶこのセッティングでコントロールできるようになって来ましたが、普段よりも高くなるように吹くためにはうんと、外に向けて息を入れている。無理して吹いているという感じで。息もいっぱいっぱいで吹いているという感じです。

聴いてもらっておいて、さて、今回は、Sさんの胸が広がっていない。詰まっているような感じがするし、腕が上がりにくい。と言う課題が取り上げられました。
私も、肺が有効に使えていない感じがして、ちょうど良い課題でした。

下向きに寝て手を重ねておでこを乗せ、ゆっくり左右にずらせる。片頬を床につけ、同じ側の手のひらを床につけ、ひじを上げる、と同時に同じ側の膝をゆっくり頭の方に近づけ、上げたひじの間から、膝を見る。見たら次は反対側。
同じポーズから頭を上げて水平を移動する。下腹を意識しながら、足の裏で床を蹴ると、前に進みます。ワニのような格好になります。肩甲骨が動き、股関節が開きます。

もう一つは仰向けで、両手を頭の下で組み、足を広げ、両足のウラを合わせる。ゆっくり片方のひじと膝を近づけます。痛くなる手前で止めて、また戻ります。何度か繰り返した後、反対側もやり、次に、片方をしたあと、まっすぐを通過してもう反対側。これを何度か繰り返します。子宮の位置を感じながら、自然に滑らかに移動するように気をつけます。

これをやっていると、脇をほとんど使ってこなかったことがわかります。

さて、ワークの後、同じセッティングで2楽章を吹いてみると、
全然、違う。息がたっぷり使える。ppからクレッシェンドが滑らか。課題の音程も全然大丈夫。
指も滑らかに動きます。

学ぶのに、時間が掛かるのは、もう出来上がっている人、一度覚えたワンパターンの道を死守して、新しい道を試そうとしない。新しい道を覚えたとしても、古い道を無くしてしまうわけではないのに。
自分なりの解釈を足したりして、レシピ通りに行おうとしない。
これでは、新しい道を試したことにはならないのに、結局、自分が古くからやってきた方法が唯一で正しい方法であると言う結論を出すために、ちょっとつまみ食い。

だから、子どもの方が学ぶ力があるって。経験が無いから、検討するのは、やった後。科学的でしょ。
大人は、やる前に検討し、結論はすでにある。試していない新しいことなのにおかしいでしょ。

なるほど、その通り。頭はわかっているんだけど、なかなか、納得していないのは、すぐに戻ってしまうことで、バレバレ。楽で、良い音がする方法なのに。わざと片手を縛って練習するみたいなことが起こってしまいます。なかなか学ばない大人の私です。でも、少しずつ変ってはきているのがわかります。それに歩いていく方向はわかってきたのは、希望があります。


サンタクロース

2009-12-25 22:38:09 | 子ども

クリスマス。

児童会では自分の所に来たサンタの話をしてくれる子ども達がいます。
「先生、僕のところにね、サンタさんが来て、プレゼントをおいてってくれたみたい。」
と、2年生の男子Aくん。
「へー、サンタさんが来たの。」
「それでね。wiiをおいていってくれたの。」
「それは、Aくんが欲しかったものなの?」
「うん、お手紙に書いたんだ。」
「じゃあ、うれしい?」「うん。」「よかったね。」
「でも、不思議なことがあるの。」
「何?」
「頼んでないのに、同じ袋にね、ヌンチャクが入っていたの。黒いやつ。」
「へー。」
「不思議だなぁ。なんでサンタさんヌンチャクくれたんだろう?」
「うーん。なんでだろうね?不思議だねぇ。」

双子の1年女子Bさん、Cさん。
「朝起きたら、サンタクロースさんからのプレゼントがあったの。」
「ゲームおいてあったよ。」
「欲しいものだったの?」
「うん。」
「私は、違う。グリーンのが良かった。」
「そう、Bさんはうれしくて、Cさんはちょっと残念だったのかな?」
「うん。」返事はシンクロしています。
「あのね、夜中にコソコソ聞こえたよ。」とBさん。

「サンタさんね、くさかった。」とCさん。
「へー。くさかったの。」
「サンタさん、おじさんだから、くさいのかなぁ?」Bさん。
「そうかもねぇ。」

メリークリスマス!


冬休み第一日目

2009-12-24 22:14:42 | 子ども

厳しい寒さの中でも、けなげに活動している虫がいます。この美しい青い光沢の虫とハナムグリやコガネムシとの間にどんな違いがあるのかと、思いますが、この虫はごみ虫というありがたくない名前を頂いています。

児童会の冬休み第一日目。8時半から勤務。今日はルールの再確認。行っていい所と、いけないところ。危険な行為。校内をオリエンテーションしながら、示しました。

みんなわかっているのだけれど、4月5月は緊張していた1年生も、最近良い意味でも悪い意味でものびのびして、違反者続出。目が届かない校舎の後ろで遊んだりするようになっていました。もう一度、確認してルールを守って安全にあそんでもらおうというのです。
いつも率先してルールを破ってくれる3年生二人。「1年生や、2年生におしえてあげてくれるかな?」というと、一人は「バスケットゴールの上にはのぼらない。わかってるな。」と、頼もしいリーダーぶり。

もう一人は、「そんなん知るか。」とバスケットゴールに登って、そんなみんなを見ています。

「バスケットゴールの上に登るなんて簡単。誰でもできるよね。でも、ここでは、ルールを守って、協力すること、登らないことが、勇気があって、強いことなんだよ。」

「さあ、次のルールを教えてくれる人?」「はあい。」
しばらく行くと、ゴールからおりて彼もついてきましたが、いつもルールを一緒に破ってくれる仲間がついてこないからか、いきなり彼に殴りかかって来ました。間に身体を入れて止めると、間髪入れずに、後ろに並んでいた1年生を回し蹴り。止めるのが間に合わなくて、まともにくらった1年生は泣いてしまいました。すぐに蹴った3年を、列からはずして、指導員の一人が対応します。1年生は、気持ちを聴くと、痛いし、悔しいけれど続いて話を聞くといいます。

なかなか、一筋縄ではいかないです。大人たちも試されます。

今日はクリスマスイブ。楽しいイブを子ども達が過ごしていますように。


オケとピアノ

2009-12-23 20:14:13 | 音楽

今日は、気温はさほど低くありませんが、朝から時々雨。体感温度は低いような気がします。
「僕は仕事で気が張っているから、風邪なんかひかない。君達は甘いんだよ。」といっていた夫がついに風邪みたい。

それでも休めないと、明日から必要な部品を買いに行こうとするので、仕方なく付き添い。薬を飲んで車は危ないので。瀬割り堤の桜も雨で冷たそう。
気になるフルート、私はipodで録音を聴きながら買い物。この辺のバランスが、家族持ちは大変。一日中、塾に通っ
っている次男の食事作りもはずせないし。

それでも、ソノリテとイベールの時間は、なんとか確保。

数えられないカデンツァの後の8分のピアノ伴奏。Hさんにピアノ伴奏だけを録音してもらって、それに合わせて演奏していると、ははぁ、わかってきました。中音域に入っている管楽器のロングトーンのメロディーを聴けば、小節の拍頭がわかる。万が一ずれても、後で追いつける。
オケでは、ヴァイオリンのピチカートが立っていて、それを聴きながら入っていたのが、ピアノだと拍頭が同じ動きでもわかりにくい。逆にオケでは管がもやもやと聞こえていたのですが、ピアノにすると、はっきりとわかりやすい。
なんか光明が見えてきました。


Like a sneke

2009-12-22 21:44:58 | Weblog
大江橋、いつもの東側ではなく西側を歩きました。大正建築もなく、こちらは全く近代都市の様相。

今日はピアノのHさんと、フルートのKMさんと自主練習。
ドップラーのアンダンテとロンドは、S先生に言われた、フレーズの終わりで音程が下がるので、つながりが悪くなっている。そこのところを数箇所探して修正。
他には16分音符の取り方、最後のスパートの掛け方、曲の山を合わせました。

KMさんの演奏が、数段良くなっていて、「おっ!」と思いました。私もがんばらなくては。
デュオって本当に刺激的。

イベール三楽章は、大変。「like snake」と、パユがマスターコースで言っていましたが、ひょろひょろと続く蛇のような連符は気がつくとリズムが甘くなってしまいます。録音を聴いてみると、超絶にあわせてもらっていることがわかります。
いかんなぁ。本当にこの曲は超絶に難しいんです。

帰ってすぐ児童会。練習は明日。
雪を待っているブラジルから来た子どもがいます。
「ブラジルでは雪ないけれど、日本にはあるんだ。雪が降るんだってお母さんが言っていたよ。」
お母さんは日本語ができませんが、家族の様子を時々その子が教えてくれます。
今日は終業式。冬休みが始まります。8時半から、19時まで子どもにとっても、私達にとっても長いです。出来るだけ楽しく過ごしたいものです。