音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

繋がる

2011-11-30 22:15:00 | Weblog

午前中に、ボディ&マインドを受講し、そのまま梅田へS先生のレッスン。
濃厚な一日でした。

講義の中味は、また報告するとして、今日は、二つの出来事がありました。
地下鉄で、足に障害のある年配の女性が乗ってこられました。
40代くらいの男性が、席を譲ろうと、声をかけたら、「一駅だから、いいですよ。」と笑顔で答えてたっておられました。その男性は、すぐにあきらめて座りなおしました。
すると、すぐ隣に座っていた50代くらいの男性が、「どうぞ、どうぞ、一駅でも、この一駅は、ゆれるから、座って下さい。」
と立ち上がり、これには、また断ろうとした女性も、最後には笑顔で座られました。

もう一つは、これは、間でとった「ひとりめし」。梅田三番街にあるcook hause。
秋鮭のカレーマヨチーズ焼きと、カフェオレ、ライスパン、ラスク付で525円。
オープンな雰囲気な、基本パン屋さん。ですが、女性一人で軽食を取れるように良く考えられたお店です。

それはともかく。
お客さんは、女性一人客ばかりでしたが、隣の一人客に、やはり50代の女性が、

「すいません。レシートないですか?もしあったら、もらえないかしら?」
「ないです。」とやはり50代くらいの女性が応えています。

次に、私のところに来られたので、かばんを探すと、ありました。
「どうぞ。」と渡すと、「ありがとう。3000円で抽選できるのよ。

と言われました『レシートなんか捨てるだけだし、お役に立ててよかったなぁ。』と思っていると、

さきほど断っていた隣の女性が「ああ、レシート!あるわ。ポイントシールのことと間違ってたわ。どうぞ、どうぞ。」と、レシートをバッグの中から出して渡されました。
「あら、ありがとうございます。よかったわ。」
見ず知らずの者ばかりですが、3人ともニコニコ。

何がいいたいかというと、私より年齢が上の方たち、多分、1955年生まれ以上の方たちは、こうやって繋がっていけるんだなあと思って。

繋がるためには、手を伸ばすだけでは、足らない。しかし、突っ込みすぎてもいけない。
この年齢の方たちは、ちょっと、おせっかいかな?とか、どうしても必要と言うわけではないけれど、悪いことでもない、親切にする機会をもらったことで、なんとなく、自分も気持ちよくなれる。
これぐらいの、付き合い方が、とってもうまい。

私は、つい迷惑なんじゃないか?とか、恥ずかしいなぁとか、起こってもいない、何がおこるかわからないことに、勝手に悪い想像をして躊躇してしまいます。
何が起きても、人間に対する経験が増えると考えると、楽しめるのに。
臆病に自分の殻に閉じこもって、スルーして、年は重ねても人間関係においてスカスカな経験しかしてきてないんじゃないか?とこの方たちと比較して思ってしまします。

今からでも遅くないかな?脳に良く記憶させておいて、わたしも使ってみよう。


問いと答え

2011-11-29 20:05:09 | レクチャー、マスタークラス

カリチュニアのイエロー。新種の開発はまだまだ続きます。

昨日は、心と身体のセミナーに参加しました。

「問い」と「答え」
人間関係において、どちらに重心を置いていますか?

優等生や、良い子で育った人は「答え」ることに必死になりがちです。
私なんか「答え」に飛びつくって感じです。

ちょっと、批判されると、
私は最低。ぜんぜんだめ。
あの人はこう思っているに違いない。
私のことを嫌っているんだ。
こういうことを言うのは、こういう経緯があったのでは?
こんなことをするなんて、あの人はなんてひどい人だ!
いやいや、そんなことはない。あの人は誤解しているんだ。
ちょっとした思い違い。などなど

自分の中で答えをだそうと、ぐるぐるぐるぐる。

「問い」は、自分の中で出しているので、出てきた「答え」は、全て自分。

相手のことは、相手にしかわからないにも、関わらず、勝手に相手の心の中まで決めようとしているなんて、とっても非科学的!

どんな気持ちで言ったのか?
どういう意味なのか?
どういう考えがあるのか?

なぜ聞かないのか?

自分を閉ざして、相手を信じていない。相手への仲間感が無い。
それよりなにより、非科学的にも関わらず、自分はもう「答え」を知っているような気
がしていること。

人を信じることに理屈はありません。
信じるか?信じないか?
選ぶのは自分です。

音楽をするなら、自分を開くしかないのに・・・。
まだまだだなぁ。勇気をだそう!












初合わせ

2011-11-28 21:55:06 | 音楽

紫紺野牡丹(シコンノボタン)。12色やせいぜい24色のクレヨンや色鉛筆で育った私は、紫色と紺色は、大体こんなものとわかっているつもりだけれど、それはとても大雑把な分け方で、昔の人は、もっとたくさんの色に名前をつけて分けて感じていたのようです。紫紺色、美しいですね。

土曜日、ピアノのSさんに来てもらって、地元小学校でのクリスマスコンサートの打合せで、うちに来てもらいました。

ちょっと、長いけれど、ボルンの「カルメン」ファンタジーを演奏することにしました。
うちのピアノ初演奏。
まだ調律はしていないけれど、待てない。

高音部と、低音部の音程が悪いけれど、2年間調律していない割には、音程はまし。
カルメンの情熱的で、起伏の多い表現にも充分応えています。

Sさんによれば、調律が終わっていないので、音が少し拡散気味だけれど、タッチは固めで良いそうです。

ここで、音楽つきの忘年会、新年会の企画ももできます。楽しくなってきました。


ピアノが来た!

2011-11-25 23:01:47 | Weblog

今日は、お待ちかね!ピアノが、Iさんの家を出て12時に出て、7トントラックに乗って、駐車場の前に。この細い廊下をどうやって?

クルッと横に倒して

キルティングにつつみ、ヒモをかけて

第二の難関部屋の扉。

もう一度、えいやっ!とひっくり返して。

やったぁ!ピアノ設置!


Iさん、ありがとうございました。
運送のお兄さんたちお疲れ様でした。

調律は一週間後だそうです。


音楽脳トレ

2011-11-24 21:39:56 | 音楽

ナス科のカリチュニアは、ペチュニアとカリブラコアを交配させてできた品種だそうです。これは、パープル。耐寒性があり、寒い冬を彩ってくれます。

音楽を学ぶことと実生活は、一見何のかかわりも無い感じがしますが、大体人が新しいことを学ぶ時に、つまずきやすいポイントや、考え方、感じ方などが、学ぶときの姿勢などから、わかってきます。

例えば、ある人は、新しい曲に取り組む時、自分ができるスピードより、ずっとゆっくり、ゆっくり演奏します。もう、大丈夫だから、もう少し早くと言っても、ゆっくり演奏します。

それは、新しいことに取り組むことに慎重である。と言うことと同時に、実生活でも、能力があるのに、失敗を恐れすぎ、取り組まずに損をしていることがあるのではと思います。

また、別の人は、ちょっと無理なテンポであっても、つっかえようと、吹きなおそうと、どんなことがあっても同じテンポで曲の終わりまで吹き通そうとします。

この人は、勇気があって、チャレンジ精神旺盛と同時に、もう少し、慎重に、一歩下がってでも考えることをすれば、失敗を避けられたのに、ということが実生活でもあるかもしれません。

またある人は、一生懸命、長い時間吹いて練習してきたのに、楽譜を間違えて読み、それが正しいと思ったまま何回も練習したのをそのままに演奏しています。

こういう人は、努力家で真面目、一生懸命努力しているのに、なぜか成功しない。ということが良く起きるかもしれません。

もちろん、これは起きやすい傾向のことで、いつもそうであるということでは、ありません。

もし、それぞれの傾向が、練習の過程でわかってきたら、ラッキーです。
なぜかと言うと、苦手な傾向というのは、つかわれていない能力のこと。

使われていない能力なら、使えばいい。

初めの人なら、少し無理と思えるテンポや、曲に挑戦して、失敗してもまた練習して、ついには成功すると言う体験を、
次の人には、いつもの自分では考えられないくらいゆっくりと、練習してみたり、同じところで立ち止まって、何回も吹いてみたりして、一音一音が充実していくと言う体験を。
最後の人には、本当に楽譜を正しく読めているかどうか?自分に聞きながら練習することを勧めます。

実生活で失敗する経験や、忙しい中、ゆっくりする経験や、正しいかどうか?なんて検討したりする余裕はないかもしれないですが、音楽の練習では、大丈夫。必ず時間内に終わります。

そして、こういう経験は、脳トレーニングになって、「ああ、こういうやり方をやっても成功できるんだな。」と脳が理解しだすそうです。

そうすると、実生活でも、「ちょっと、無理してもチャレンジしてみよう。」とか、「一歩下がって考えよう。」とか、「今正しいって思っていることって、本当にそうなのかしら?」と、いつもなじんだワンパターンな自分とは違う方法を、試してみることができるようになるようです。

何度も成功体験を保障されることによって、実生活でもあきらめていた能力が、だんだん働くようになるのです。

実生活ではゆるされない失敗や、ゆとりが音楽の中にはあります。
やってみて損なし!
さあ、音楽を始めましょう。



冬の曲

2011-11-23 22:58:41 | 音楽

母の育てているつわぶき。石蕗(いしふき)とか艶蕗(つやふき)ともいうそうです。
葉に斑(ふ)が入っていて、母は「つわぶきで斑入りなんてあるのかな?めずらしいと違うかな?」と言っていましたが、斑入りのつわぶきもノーマルにあるそうです。
艶のある葉の蕗→艶葉蕗→つわぶきとなったそうです。佃煮のキャラブキは、これを煮たものことだそうです。

寒くなったら、途端にネックウォーマーやら、モコモコの靴下が欲しくなりました。
フルートの世界でも、季節感は大切。
寒くなると、ゴーベールの「マドリガル」や「バラード」が吹きたくなります。
「マドリガル」は、寒さで曇った窓の向こうに見える雪を含んだ雲や、荒野に吹く冷たい風。
「バラード」は、一面に降り積もった雪の中で、元気に遊びまわる子どもたちのそり遊び。ってイメージでしょうか。

もちろん、私の勝手な想像なので、どこかで、解説したりしないように。
寒いのはいやだけど、嫌がっていても寒さは消えません。
それなら、思いっきり浸ってしまう。季節をお迎えにいくのも、寒さを乗り切るコツかもしれません。

シューベルトや、チャイコフスキーの編曲ものなんかもいいですよ。
冬を楽しんで、今年も元気にいきましょう。


あわてんぼうのサンタクロース

2011-11-22 20:34:36 | 現代

「この、可愛い花は何の花?」と実家に咲く花の名前を母に聞くと、「ヒヤシンス。」
「え?!」
「去年植えた。」
「球根掘り出しといた?」
「去年充分楽しんだから、もうええねん。」
確かに良く見るとヒヤシンスです。
私も何年も掘り出したことの無い水仙の鉢をもっています。時々思い出したように咲きます。いやだなぁ、やっぱり親子。

クリスマス近くになると、幼稚園や、保育園、子育てサロンなど、日本中の子どもたちが、歌っている曲に「あわてんぼうのサンタクロース」があります。

この曲は、吉岡治作詞、小林亜星作曲。
小林亜星というと、1930年生まれ。服部正に師事。童謡、映画音楽、CMソング、アニメソング、演歌など多彩、多作な人で、タレントとしても有名です。

代表作もたくさんあって、どれをといわれても困ります。
北の宿から ひみつのアッコちゃん、魔法使いサリー、どろろんエンマくん、ガッチャマン、ガンダム・・・・などなどなど。

YOUTUBE を検索したら、園児たちの合唱、ロック風、ブラスバンド、ボサノバ、アコースティック、ピアノ、バイオリン、ファゴットなどなど、たくさんのバージョンがあってとっても楽しい。

音大を出ていないからと、一度は服部正に入門を断られたそうです。
厳しい学童疎開を経験し、親の勧める医学部を蹴って勘当されての入門願い。断られたときに、残していった自作のテープを聞いた服部正に呼び戻されたそうです。

枠にとらわれない活躍はそのときから始まっていたんですね。

音楽家は名前ではなく、曲が残れば良い。と言っていたのは誰でしたか?
この曲は、そういう名曲の一つだと思います。



音楽をする場ができた。

2011-11-21 21:07:18 | 音楽

これもアザレア、天吹と言う品種だそうです。

今日は、フルートのKさんが、茨木から来てくれました。
自分の家でアンサンブルをする。という長年の夢がやっとかないました。
16年間住んだ前の家は、古くて、狭くて、隙間だらけで、ご近所への遠慮もあって、誰かを招いて長時間アンサンブルするなんて、夢のまた夢。
アップライトピアノを置く場所もなく、伴奏あわせも、あちらこちらのお宅にお邪魔するばかりで、心苦しく思っていました。
今度の家は、そんなに大きな家ではないですが、一階がワンフロアなので、人を招いても大丈夫。

『後は、ピアノ。』と思いましたが、資金をアルトフルートにつぎ込んだばかり。ちょっと無理だなぁと、だれかれ無しに話していたら、ヘルマンハープのIさんが、「うちに使っていないピアノがあるから。」と譲ってくれることになりました。
金曜日には「うちにピアノが来ます。」
バカみたいだけど、百万回書きたい。

念願の自宅初アンサンブルは、Kさんが作ったカルメンのフルートとピアノの楽譜。これまた初めて見せてもらいました。

全部やって一時間くらい。カルメンの有名なアリアや、楽曲がほとんど、入っています。
次のコンサートはこれを使って、ナレーションを入れたりして、遊ぼうと思っています。とっても楽しみです。

あと、バッハ、モーツアルト、クーラウのデュオをほとんど休みもなしに、5時まで、吹きっぱなし。
私も、Kさんもアンサンブルが好きなんです。

Kさんのおかげで、音楽をする場ができた喜びを、今日は一日かみ締めることができました。本当に来てくれて、ありがとう。一緒に演奏してくれてありがとう。

それから、わすれちゃいけない。一生懸命働いて、家を買ってくれた夫にありがとう。
倹約して、家族を支えた自分にもありがとう。


女子会

2011-11-18 21:56:49 | Weblog

台湾のツツジをベルギーで、交配させると、アザレアになりました。日本では西洋ツツジ、オランダツツジと呼ばれますが、ベルギーアザレアが正確な名前らしいです。たくさんの品種があって、これはアクアレルらしいです。ピンクの出方が個体によってずいぶん違うみたいです。

昨夜、ピアノのKさん宅に誘われて、ピアノのSさんと集合。
手作りの夕食をご馳走になりました。
夫は出張。
息子を一人で食べさせることに後ろめたい私に、
息子は「お金ちょうだい。スーパーで買って食うから。ちなみに今、78円しか持ってないから。」
それは、夕食代1000円もらって、節約して今月のおこづかいを延命しようと言う意味でした。とっても、うれしそう。
それでは、と1000円渡して、気持ちよく外食させていただきました。

ご近所なので、自転車で7時頃から集まって、ちょこっとだけ、12月7日のクリスマスコンサートの曲を試して、G線上のアリアをDdurかCdur、グノーのアヴェマリアをFdur,Cdurでやるか?

G線上のアリアは、Ddurが原調だけれど、なぜか、Cdurの楽譜がでてきました。Cdurで吹くと厳かな感じはするけれど、キラキラした感じが無いので、Ddurで決定。
アヴェマリアは、Cdurが原調だけれど、フルートで吹くと、音域が低くフルートの良い音域で吹けズ、なんだか暗い感じ。Fdurで編曲した人はセンスがあります。こちらで決定。

後は、女子会。
ボジョレーヌーボーもちゃんと用意されてて、それで乾杯!
今年は、フルーティで、さわやかです。
子どものこと、音楽のこと、夫のこと。なんでもありで、帰ったら12時・・・。ちょっとしゃべりすぎました。でも、たのしかった。




力ある自分

2011-11-18 00:06:41 | 音楽

 

くなると、赤い実が目立ちだします。これは玉珊瑚、冬珊瑚とも呼ばれています。ピカピカの実が磨き上げた珊瑚の玉のようです。

午前中レッスン。
発表会が終わり、みんな新しい曲に取り組んでいます。
一定の期間、がんばって一つの曲を仕上げた後は、必ずみんなステップアップしています。

ところが、別の曲に取り組んだ途端。以前の癖がどっと戻ってきます。
発表会で力を出した自分は特別枠で、たどたどしい、うまく吹けない自分が、おなじみで、こちらが本当の自分。とどこかで思っているから。

ネルソン、マンデラは「人は自分には大きな力があると認めることが、一番の恐怖なのだ」と、言いましたが、

力があると認めると、
「もっと」と言う期待に応えなくてはならないし、
自分の表現に責任をとらなくてはいけないし、
誰かに翻弄される自分でいてはいけなくなるし、
誰かのせいで失敗したと言えなくなるし、
誰かに守られて決断しなくてもいいという地位を手放さなくてはならない。

などなど、言い分はたくさんでてきますが、一度できたという事実を否定することは無い。
できた自分を信じて、新しい曲に取り組みましょう。
今の自分に何ができて、何ができないのか冷静に見つめましょう。
そして新しく覚えた成功の方法を使いましょう。
きっとうまくいく。