さくらそうは22種類。品種改良で作られたプリムラは300種類くらいあるそうです。これはプリムラマラコイデスというそうです。
寒さに強く、一ヶ月以上咲き続けています。
ドヴォルザーク(1841年~1904年)は、フルートソロのための作品は一曲も書いていません。
若い頃、ワーグナーに心酔していたドヴォルザークは、チェコスロバキアの民族主義の高まりとともに、民族的なモチーフを使うようになり、その頃ワーグナーと対峙して見られていたブラームスに見出され、徐々にワーグナーから離れていくことになりました。
1891年にアメリカニューヨークに移り、ナショナル音楽院の院長として多忙な中、93年、ソナチネ op.100は、ヴァイオリンとピアノのために書かれました。
院長職の他、この頃、有名な交響曲「新世界より」、弦楽四重奏曲「アメリカ」を作曲しています。
ヴァイオリンをやっていた15歳の娘オティリエと10歳の息子アントニンのために書いていて、
彼は、6人の子どもを扶養していて、忙しい中でも、子どものことを気遣っていたことがわかります。
難しいテクニックを使わずに、子どもにも演奏できて、その上、起伏に富んだ素晴らしい曲です。
その後、彼は、ホームシックで体調を崩し、故郷に帰らなくてはならなくなります。
「寄って立つところ」を見つけた人は、強い。
人は自由も、可能性もあるし、たくさんの情報、教育を受けようと思えば、なんでも受けることも出来ます。しかし、身体は一つ、一日の時間も平等、一度に別の場所にいることはできません。結局、何かを選んで、それを磨いていくしかない。
故郷の音楽を選びきった(選ぶしかなかった?)彼の活躍の目覚しいこと。
ソナチネは、ヴァイオリンのためにかかれましたが、哀愁を含んだメロディーは、フルートで吹いてもなかなかいいものです。一度聴いてみてください。