ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「パレード」、ここは、思いを残した者たちが集う場所!

2024-12-21 17:17:04 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★

Nrtflix作品

藤井道人監督が長澤まさみを主演に迎え、この世から旅立った人々から残された人々への思いをテーマに描いたオリジナルのヒューマンドラマ。

未練を残して死んだ人間が「その先」に行くことができずに亡霊のようにさまよっているという設定で震災を描く。

瓦礫が打ち上げられた海辺で目を覚ました美奈子。離ればなれになったひとり息子の良を捜す彼女は、道中でアキラという青年や元ヤクザの勝利、元映画プロデューサーのマイケルらと出会い、やがて自分がすでに亡くなっていること、未練を残して世を去ったため、まだ“その先”に行くことができずにいることを知る。そしてアキラたちもまた、さまざまな理由でこの世界にとどまっていた。現実を受け止めきれない美奈子だったが、月に一度死者たちが集い、それぞれの会いたかった人を捜すパレードに参加したことをきっかけに、少しずつ心が変化していく。

一方、映画プロデューサーの映画愛で、映画を完成させ、みんなで鑑賞する。

設定が異常で、ついていけないかも。

半分あの世の世界なので、ちょっと辛い。

 

 

 

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「ビニールハウス」、半地下はまだまし!

2024-12-20 17:50:40 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆★

貧困や孤独、介護など現代の韓国が抱える社会問題に根ざした物語が展開するサスペンス。正規の住宅を失った低所得者層が、農業施設であるビニールハウスで暮らす事例などをベースに描く。

負の連鎖によって知らず追い詰められていく主人公の不条理すぎる運命を観ながら、久しぶりに韓国映画らしい骨のある作品に出くわした感じ。

貧困のためビニールハウスに暮らすムンジョンは、少年院にいる息子と再び新居で暮らすことを夢見ていた。その資金を稼ぐため、盲目の老人テガンと、その妻で重い認知症を患うファオクの訪問介護士として働いている。ある日、ファオクが風呂場で突然暴れ出し、ムンジョンと揉み合う際に床に後頭部を打ちつけ、そのまま亡くなってしまう。ムンジョンは認知症の自身の母親をファオクの身代わりに据えることで、息子と一緒に暮らす未来を守ろうとするが……。

心中を図ったテガンによって自身の母親も道連れにされ、なおかつファオクの遺体を隠したビニールハウスに火をつけ証拠隠滅を謀るムンジョン。でもそこには・・・。

 

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「人間の境界」、その場所で人間は兵器になる!

2024-12-19 15:51:04 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

ポーランド・フランス・チェコ・ベルギー合作

2023年ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞受賞!他、世界各国の映画賞18受賞26ノミネート!絶賛の嵐と激しい論争を巻き起こした、心揺さぶる人間ドラマの傑作!

難民、警備隊、警察、活動家、市民。有刺鉄線ひとつで隔てられたベラルーシとポーランドの国境沿いで、様々な立場の人々の希望と絶望、善意と悪意、思惑と葛藤が禍々しく入り乱れる。同時代に生きる人間の一人として、決して目を逸らしてはいけない過酷にして非情な現実が描かれていた。そして、人を人とも思わず、政治的意図によって移民難民を恣意的に排斥しようとする体制側の欺瞞と理不尽は日本も例外ではない。

「ベラルーシを経由してポーランド国境を渡れば、安全にヨーロッパに入ることができる」という情報を信じ、幼い子どもを連れて祖国シリアを脱出した家族。やっとのことで国境の森にたどり着いたものの、武装した国境警備隊から非人道的な扱いを受けた末にベラルーシへ送り返され、さらにそこから再びポーランドへ強制移送されることに。一家は暴力と迫害に満ちた過酷な状況のなか、地獄のような日々を強いられる。

ベラルーシ政府がEUに混乱を引き起こす目的で大勢の難民をポーランド国境に移送する“人間兵器”の策略に翻弄される人々の姿を、難民家族、支援活動家、国境警備隊など複数の視点から映し出す。

 

 

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「笑いのカイブツ」、あの頃何かになりたかったすべての人へ!

2024-12-18 21:29:01 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

あの頃何かになりたかった人 ☆☆☆★

「伝説のハガキ職人」として知られるツチヤタカユキの同名私小説を原作に、笑いにとり憑かれた男の純粋で激烈な半生を描いた人間ドラマ。

何をするにも不器用。人間関係も不得意なツチヤタカユキの生きがいは、「レジェンド」になるためにテレビの大喜利番組にネタを投稿すること。5秒に1本。狂ったように毎日ネタを考え続けて6年。その実力が認められ、念願叶ってお笑い劇場の作家見習いになる。しかし、笑いだけを追求し、他者と交わらずに常識から逸脱した行動をとり続けるツチヤは周囲から理解されず、志半ばで劇場を去ることになる。自暴自棄になりながらも笑いを諦め切れずに、ラジオ番組にネタを投稿する“ハガキ職人”として再起をかけると、次第に注目を集め、尊敬する芸人・西寺から声が掛かる。ツチヤは構成作家を目指し、意を決して大阪から上京するが─。情熱や努力だけでは上手くいかない現実。不器用にしか生きられないもどかしさを抱えて傷だらけになりながらも、自分の信じる道を猛進するツチヤとその熱量に突き動かされていく人たち─。観る者の魂に突き刺さる、圧倒的な人間ドラマが誕生した。

いちおうそんな彼でも見捨てない西寺(仲野大賀)やピンク(菅田将暉)とか恋人(松本穂花)らの存在が映画では救いになっていた。人間嫌いではあっても全くの孤独ではない。家には呆れながらも迎えてくれる母(片岡礼子)もいる。だから死の淵から立ち戻れることができたのだと思う。

岡山天音が主演。

 

 

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「マ・レイニーのブラックボトム」、が映画になるまで!

2024-12-18 16:27:09 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

Netflix鑑賞

1920年代のシカゴを舞台に、「ブルースの母」と称される実在の歌手マ・レイニーと彼女を取り巻く人々を描いたNetflixオリジナル映画。

第93回アカデミー賞では、ボーズマンが主演男優賞、デイビズが主演女優賞の候補に挙がるなど計5部門でノミネート。そのうち、衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の2部門を受賞した。

1927年。シカゴの録音スタジオで、人気歌手マ・レイニーのレコーディングが始まろうとしていた。4人組バックバンドのひとりであるトランペット奏者レヴィーは野心に燃え、他のメンバーたちと揉め事を起こす。やがて遅れて到着したマ・レイニーは白人のプロデューサーらと主導権を巡って激しく対立し、スタジオは緊迫した空気に包まれる。

ブルースの女王がシカゴのスタジオに招かれ、依頼主やバックバンドとすったもんだを繰り返しながらレコーディングを行う“たった数時間の人間模様”を濃密に描く。

舞台劇っぽいって思ったら、やっぱり原作は戯曲だ。

 

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コスモスの非道な値引き表示!

2024-12-17 21:01:35 | 日記

コスモスは、「365日毎日やすい」がモットーのドラッグストアだ。

売り場で、ライオン製品を1000円以上買うと200円割引の表示があった。

1000円以上のライオン製品を買って、意気揚々と、帰宅した。

帰宅後、レシートを見ると、200円の割引がない。

早速、メールで確認を取ると、コスモスアプリをレジで提示してされておらず、バーコードをスキャンしていない為、割引も発生していない状況でした。とのこと。

コスモスアプリとは、寝耳に水。

何度か、コスモスで買い物しているが、現金のみの扱いとしか知らなかった。

そもそも、コスモスアプリの宣伝が全然ない。

まあ、200円で腹立てても仕方ないが、やり方に不満爆発。

 

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「52ヘルツのクジラたち」、その声はあなたに届く!

2024-12-17 19:34:30 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★

2021年本屋大賞を受賞した町田そのこの同名ベストセラー小説を、杉咲花主演で映画化したヒューマンドラマ。

タイトルの「52ヘルツのクジラ」とは、52ヘルツという「高い周波数」で鳴くため、その声を他のクジラには聞き取れず、「世界で1頭だけの孤独なクジラ」を意味している。
まさに、その境遇にある人間にフォーカスし、丁寧に人間模様を描き出していく作品。

東京から逃げるようにして海の見える家に越してきたキナコ(杉咲花)の視点で何らかの理由で孤独に追いやられた人々の苦しみが描写される。
前半はキナコの毒母とのエピソードを軸として、越してきた先で出会ったやはり母親から育児放棄された少年との交流がスケッチされる。自分の子どもに頼りきりでいてそのくせ暴力的な毒親が色濃く描かれている。

後半はまた別の苦しみが描かれる。自身のジェンダーに悩みを抱えているアン(志尊淳)のエピソードがそれ。キナコの回想として東京での紆余曲折が展開されていく。前半と比して後半のそのエピソードはいささか作り物めいていてドキュメント性さえ感じさせた前半とはだいぶ趣を異にする。

 

 

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「失くした体」、映像が織りなす人生賛歌!

2024-12-17 10:29:40 | フランス映画

おすすめ度 ☆☆☆

Netflix 鑑賞

2019年・第72回カンヌ国際映画祭批評家週間でグランプリを受賞し、世界最大のアニメ映画祭である第43回アヌシー国際アニメーション映画祭でも最高賞のクリスタル賞と観客賞をダブル受賞、第92回アカデミー賞の長編アニメーション賞にノミネートもされるなど高い評価を獲得したフランス製長編アニメーション。

美しくユニークにアニメーションされたフランス映画。切り離された手が自分の体と再会しようとする物語で、パリを舞台にしながら喪失とアイデンティティのテーマを深く掘り下げている。

作品は、彼(手)の動きと共に、もう1人の彼(全身)ナウフェルの生活を映し出す。都会で孤独に暮らすビザ配達員のナウフェル、ひとりぼっちの彼が思い出すのは、子どもの頃、今は亡き両親との日々。ピアノを弾いたり、父から教わったハエの掴み方だったり、元気だった右手も映し出される。

そんな寂しいナウフェルは、ピザ配達に失敗した夜、彼はある女性に恋をする。インタフォン越しに話しただけの女の子に。ここでも研ぎ澄まされた感覚、聴覚がクローズアップされる。

 

 

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「ハンガー 飽くなき食への道」格差社会へ切り込むタイ映画!

2024-12-16 16:32:32 | アジア映画

おすすめ度 ☆☆☆

タイ映画  Netflix鑑賞

タイの高級ケータリングサービス「HUNGER」が舞台の作品。完璧主義者のスターシェフの下で働くことになった、才能あふれる若き料理人の苦悩と葛藤、料理を通した人生について描く。

料理版の『セッション』のよう。

特別になりたいという渇望。承認欲求。自己顕示欲。金持ちとしてのステータス。そしてシンプルな空腹。

中華料理の定番の鍋の使い方。

生き物を調理することで警察沙汰というのも、タイらしい。

結局、市民料理に活路を見出す若き料理人。

料理の見栄えと味は、結局家庭の味に負けるのか?

 

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「レッド・ノーティス」、規格外のアクションシーンと手に汗握る熾烈な三つ巴!

2024-12-15 18:18:04 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

Netflix作品

ドウェイン・ジョンソン、ライアン・レイノルズ、ガル・ギャドットという豪華キャストが共演し、FBI捜査官と詐欺師と泥棒が手を組み、かつてない強盗計画に挑む姿を描いたアクションエンタテインメント。

何しろ派手、世界各国の都市を章立てし、美術品盗難スキャンダル。

FBI捜査官と詐欺師と泥棒が手を組み、かつてない強盗計画に挑む姿を描いたアクションエンタテインメント。

3人が3人とも、パブリック・イメージどおりの役を演じる。お調子者の泥棒、堅物の捜査官、謎めいた女詐欺師、と。

ノラン(ライアン・レイノルズ)とジョン(ドウェイン・ジョンソン)の掛け合いが面白かった。合いの手を入れてるかのような会話のリズム、クスッと笑えるし、スピーディーでテンポも良い。

 そしてガル・ガドットが美しい。美脚アクションはセクシー。低身長の武器商人と並んで改めて分かったけど、やっぱり彼女はスタイル抜群、

 

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