日本映画
ケイコ目を澄ませ |
ある男 |
夜明けまでバス停で |
こちらあみ子 |
冬薔薇 |
土を喰らう十二か月 |
ハケンアニメ |
PLAN75 |
さがす |
千夜一夜 |
外国映画
リコリス・ピザ |
トップガン マーヴェリック |
パラレル・マザース |
クライ・マッチョ |
アネット |
コーダあいのうた |
ウェスト・サイド・ストーリー |
ベルファスト |
戦争と女の顔 |
あなたの顔の前に |
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日本映画作品賞(ベスト・テン第1位):「ケイコ 目を澄ませて」
・日本映画監督賞:高橋伴明(「夜明けまでバス停で」)
・日本映画脚本賞:梶原阿貴(「夜明けまでバス停で」)
・読者選出日本映画監督賞:三宅唱(「ケイコ 目を澄ませ」)
・外国映画作品賞(ベスト・テン第1位):「リコリス・ピザ」
・外国映画監督賞:ペドロ・アルモドバル(「パラレル・マザーズ」)
・読者選出外国映画監督賞:シアン・ヘダー(「コーダ あいのうた」)
・主演男優賞:沢田研二(「土を喰らう十二ヵ月」)
・主演女優賞:岸井ゆきの(「ケイコ 目を澄ませて」「神は見返りを求める」「犬も食わねどチャーリーは笑う」)
・助演男優賞:三浦友和(「ケイコ 目を澄ませて」「線は、僕を描く」「グッバイ・クルエル・ワールド」)
・助演女優賞:広末涼子(「あちらにいる鬼」「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」「コンフィデンスマンJP 英雄編」)
・新人男優賞:目黒蓮(「月の満ち欠け」「映画『おそ松くん』」)
・新人女優賞:嵐莉菜(「マイスモールランド」)
・特別賞:小林信彦
・読者賞:川本三郎
・文化映画作品賞(ベスト・テン第1位):「私のはなし 部落のはなし
ドラマ部門 作品賞 『フェイブルマンズ』
ドラマ部門 女優賞 ケイト・ブランシェット『TAR/ター』
ドラマ部門 男優賞 オースティン・バトラー『エルヴィス』
ミュージカル/コメディ部門 作品賞 『イニシェリン島の精霊』
ミュージカル/コメディ部門 女優賞 ミシェル・ヨー『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
ミュージカル/コメディ部門 男優賞 コリン・ファレル『イニシェリン島の精霊』
助演女優賞 アンジェラ・バセット『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
助演男優賞 キー・ホイ・クァン『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
監督賞 スティーブン・スピルバーグ『フェイブルマンズ』
脚本賞 マーティン・マクドナー『イニシェリン島の精霊』
アニメーション作品賞 『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』
非英語映画賞 『アルゼンチン1985 歴史を変えた裁判』
作曲賞 ジャスティン・ハーウィッツ『バビロン』
歌曲賞 M.M.キーラヴァ―二『RRR』
キャロル・バーネット賞 ライアン・マーフィー
セシル・B・デミル賞 エディ・マーフィ
この映画賞の発表が、Utubeで配信されるという新しい発表形式。
作品賞 ハケンアニメ
監督賞 李相
主演男優賞 阿部寛
主演女優賞 倍賞美津子
助演男優賞 柄本裕
助演女優賞 清野菜名
新人賞 河合優実
石原裕次郎賞 キングダム 2
石原裕次郎新人賞 道枝駿佑
写真は「ハケンアニメ」
おすすめ度 ☆☆☆★
メキシコ・フランス合作 PG12
第77回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞したディストピアスリラー。
裕福な娘マリアンは夢にまで見た結婚パーティの日を迎え、幸せの絶頂にいた。彼女が暮らす豪邸には、結婚を祝うため政財界の名士たちが集まってくる。そんな中、近所の通りで行われていた貧富の差に対する抗議運動が暴動化し、マリアンの家も暴徒たちに襲撃されてしまう。殺戮と略奪が繰り広げられ、パーティは一転して地獄絵図と化す。マリアンは運良く難を逃れたものの、次に彼女を待ち受けていたのは軍部による武力鎮圧と戒厳令だった。
一部の富裕層のみが冨を独占する、現代の格差社会で、起きうる悪夢を描くサスペンス。
主人に尽くした使用人は冤罪で処刑され、使用人を救おうとしたマリオンは拉致され、レイプされ、最後まで翻弄される……と、よき行いをした人が酷い目に遭い、状況の中で上手く取り繕い、巧妙に立ち回った人が生き残る、と言う、モラルに反した展開。これこそが、新自由主義の行き着く先。
美しい画像とシビアな現実。今をえぐった佳作。
我が愛するミレーヌドモンジョさんが亡くなりました。
『悲しみよこんにちは』『女は一回勝負する』(1957)、『お嬢さん、お手やわらかに!』(1958)、『黙って抱いて』『狂った夜』『上と下』(1959)、『ローマの恋』『サビーヌの掠奪』『全戦艦を撃沈せよ』『マラソンの戦い』『黒い狼』(1960)といった映画に次々と出演。
世の男をくぎ付けにしました。
ご冥福を
おすすめ度 ☆☆★
カザフスタン映画
劇場未公開
中央アジアに位置する共和制国家。西と北でロシア、東で中華人民共和国(中国)、南でキルギス、ウズベキスタン、トルクメニスタンと国境を接する国家で、南西は世界最大の湖カスピ海に面している。
四方を外国に囲まれており、常に危機が存在する。
カザフスタン軍に入隊した、新兵のアザマットたち。厳しい訓練の後、彼らは平和維持大隊“カズバット”に志願する。任務は、タジキスタン・アフガニスタン国境の警備。その山岳地帯は国際紛争に加え、麻薬の密輸ルートで、武装勢力との戦闘が続く危険な最前線だった。極限の緊張感に満ちた日々。兵士たちの神経は消耗してゆく。そして1995年4月7日、アザマットたちの第7中隊はプシハブル渓谷で敵の待ち伏せ攻撃に遭遇。激戦の果て、部隊は全滅の危機に陥るが……。
ドキュメント映画のような作りで、志願兵たちの前線での活躍が描かれている。
カザフスタン映画とは珍しい。
おすすめ度 ☆☆☆
2012年製作 イラク・トルコ合作
イラン映画界の伝説的名優B・ヴォスギーと、イタリアのスター女優M・ベルッチを主役陣に迎え、ある実在のイラン人詩人が味わった過酷で悲痛な体験を、詩的な想像力と映像美を駆使して独自に映画化。
1977年、イランの首都テヘラン。詩人のサヘルは、愛妻のミナと平和で幸せな生活を送っていた。しかし1979年、イスラム革命が起こって体制が一変した後、サヘルは反体制的な詩を書いたとして突如逮捕され、禁錮30年、ミナも共謀罪で禁錮10年を言い渡されることに。実は、ミナに横恋慕する元運転手のアクバルが裏で糸を引いて、2人の仲を引き裂いたのだった。そうとも知らず、2人は別々の人生を送るはめとなり…。
顔に覆面をかぶらされ、強姦。できた娘と、近親相姦。
カメが降ったり、サイが車に衝突。
淡々とした描写の中に、映像の魅力が。
おすすめ度 ☆☆☆
ウクライナ映画
ロシアによるウクライナ侵攻の時宜を得て公開。同時公開の「アトランティス」(監督が一緒)を一緒に見たほうが良いらしい。
クリミア侵攻が始まった2014年。従軍医師のセルヒーは、東部戦線で人民共和国軍の捕虜となり、悪夢のような非人道的行為を経験する。やがて首都キーウに帰還したセルヒーが、失われた日常を取り戻そうと苦闘する姿を、娘ポリーナとの触れ合いを軸に見つめる。戦争と平和、生と死、肉体と魂、そして贖罪。深遠なる多義性に富んだ本作には、ヴァシャノヴィチ監督の並外れた才気が凝縮されている。
ワンシーンワンカットの長回しなど象徴的な作りのため、やや分かり難い。
戦争当事国の監督作品だけに、印象は深い。
捕虜になり拷問を受けていたのが、妻の再婚相手だったのか?