ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「無職の大卒」、無職の大卒の大逆転劇!

2021-09-20 17:06:46 | インド映画

おすすめ度 ☆☆☆

インド映画好き ☆☆☆★

「インディアンムービーウィーク2020」上映作品

インド社会は、カーストがあって難しい。

建築系の大学を卒業しても、職に就けない。

家でぶらぶらしていて、隣家の美人に惚れてしまう。

母親の突然の死から、臓器提供の縁で、念願の建築会社へ就職。

貧困層のための集合住宅の案件を適正に落札するが、建築業界を牛耳ってきた”ある会社”を経営する父の”馬鹿息子”が格安資材をラグヴァランに拒否された事に腹を立て、ことごとく、ラグヴァランの仕事の邪魔をする。

その嫌がらせを次々とクリア、眼光鋭く腕っぷしも強い。

圧巻は、ストに対抗して、無職の大学卒を利用するシーンだ。

インド映画らしく、ダンスシーンも豊富。

無職の大卒を題材に素晴らしいマサラムービーの誕生だ。

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「僕の名はパリエルム・ペルマール」、インド不可触民の差別を恋物語を絡めて描く!

2021-08-04 17:37:11 | インド映画

おすすめ度 ☆☆☆

社会派映画好き ☆☆☆★

「インディアンムービーウィーク2020」(20年9月11日~10月9日、キネカ大森/20年9月25日~、新宿ピカデリー)上映作品。

153分の長尺 インド映画らしく、社会派映画

なのに、ダンスシーンが豊富。

「僕は誰? 僕は何者なんだ?」差別を乗り越えインドの初代法務大臣となった偉人への憧れを胸に、法科大学に進んだ不可触民の主人公を待ち受けていた運命とは? 苛烈なカースト差別に苦悩する青年の魂の成長を描く。

冒頭、列車にひかれる犬の姿が、えぐい描写。ラストにもう一度。

弁護士になるという希望を胸に法科大学に進学したパリエルム・ペルマールは、同じクラスの女子学生・ジョーと仲良くなる。

しかし、ある日パリエルムはジョーから彼女の姉の結婚式に招かれて式場に出かけていくが、そこに待ち受けていたのはカースト制度における不可触民(ダリト)出身である彼とジョーの交際に反対する、父親と親戚らからの激しい罵倒と凄惨な暴力であった。それは、殺人に発展しかねない激しいものだった。

差別に怒り狂うパリエルム。

一方で、彼の父親が女装ダンサーで、カースト下でもいじめにあうという二重構造。

敢然と戦うパリエルム、後半は圧倒的な物語の展開。

なくならない差別について考えさせられる。

 

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